香港で働くには?日系企業の駐在員求人や現地採用の就職事情とビザ申請について

香港は、2019(令和元)年の「世界金融センター指数」では、東京の第6位を上回り、ニューヨークとロンドンに次ぐ世界第3位です。はじめて香港訪れると、エネルギッシュな街並みと摩天楼ひしめく大都会の風景に、圧倒されてしまうほどパワーを感じざるを得ません。

映画市場でもハリウッドを擁するアメリカに次ぐ世界第2位で、広東料理をはじめとした香港の料理は、世界中の旅行者を惹きつけます。ここでは、そんな魅力いっぱいの香港で働くにあたって、知っておくと助かる就職ビザや就職事情と求人等について、以下ご説明致します。



香港で働くには?香港の就労ビザについて

有効な日本国籍のパスポートを持っていれば、香港入国において、90日以内の滞在ならビザは要りません。また、マカオも90日以内ノービザで滞在出来、近隣の深圳や珠海と言った中国本土に出入りする場合も15日以内の滞在であれば、ビザは不要です。なお、ビザ・パスポート等の情報は余儀なく変更される場合があるので、出発前に旅行会社や大使館、領事館で必ず確認してください。なお、香港で働くには、例外はなく諸外国と同じように、就労ビザの取得が義務付けられています。

香港の就労ビザの種類や期間について

香港で外国人が働く場合、大まかに分けると、就労ビザ・研修ビザ・ワーキングホリデー・投資ビザ・配偶者ビザ(家族帯同ビザとも言う)・永住権の6つのビザがあります。ここでは、主に就労ビザと配偶者ビザについて、以下ご紹介致します。

就労ビザ

海外駐在員も現地採用も一般的に香港で会社員として働くには、就労ビザを取得します。有効期間は初年度が1年間、以降2~3年ごとの発給となり、条件によって多少異なります。就労ビザ取得の際の就労年数の目安ですが、駐在員は3年で、現地採用だと5年以上が望ましいとされています。

社会人経験がないと人は、申請が不可能で、高卒だと10年以上がおおよその規定となっています。従って、年齢の縛りからすると、必然的に香港の就労ビザ取得は25歳以上からとなります。

配偶者ビザ(家族帯同ビザ)

香港在住の駐在員や現地採用の人たちだけでなく、永住権保有者の配偶者や家族に対して、発行されるビザになります。有効期間は、配偶者である駐在員・現地採用・永住権保有者のビザに準じた期間となっています。子どもは家族関係が証明出来る書類が必要となり、18歳以下で未婚であることが、条件に挙げられます。

受入れ側の企業にとって配偶者ビザは、雇いやすいこともあって、香港就職の際に有利になります。就労ビザでは、不可とされる起業や兼業、株主就任が可能と言ったメリットもあります。

その他

研修ビザは、企業研修制度に代表されるように、研修目的のための就労ビザになります。投資ビザは、正に読んで字の如し香港で起業するためのビザです。研修ビザはと投資ビザに加え、ワーキングホリデーもビザの有効期間は1年のみとなっています。永住権を取得すると、自由に就労や企業が可能ですが、詳細は香港の移住定住に明るいエージェントにお問い合わせください。

香港の就労ビザの申請について

就労ビザ

香港の就労ビザの申請に関して、用意すべき書類は、以下の通りとなります。先ず、

  • 残存期間が6カ月以上あるバスポートのコピーと証明写真
  • ビザ申請書
  • 最終学歴証明書(つまり卒業証明書)
  • 履歴書・職務経歴書
  • 深刻な犯罪歴や香港入国拒否の履歴がない証明書

を用意してください。詳細については、受入れ側の起業の総務や人事のスタッフに尋ねてみてください。

配偶者ビザ(家族帯同ビザ)

香港の配偶者ビザ(家族帯同ビザ)の申請に関して、必要なものは、パスポートのコピーと証明写真、翻訳したものを添付した戸籍抄本です。加えて、赴任者本人の香港での在職証明書を提出してください。たいてい就労ビザを取得している配偶者の場合は、会社がフォローしますが、永住権保有者の場合だと各種エージェントにお問い合わせください。

香港の就労ビザの申請の難易度

香港の就労ビザの申請の難易度は、高いとも低いとも言えませんが、それなりに縛りがあります。「香港の就労ビザの種類や期間について」でもご紹介しましたように、就労年数が駐在員と現地採用で、それぞれ基準があります。学歴に関しては、大卒以上となっていますが、あくまで原則です。

IT関連にエンジニアや調理人等は需要が多いですが、職歴が10年以上あれば、高卒でも就労ビザ取得が可能です。最低給与は、住宅手当と医療保険込みで、18,000香港ドル(HKD)となっています。なお、2019(令和元)年12月6日現在の香港ドル(HKD)のレートは、1HKD約13.9円です。全体的にみて判断すると、シンガポールを除く東南アジア諸国より、香港の就労ビザ取得の方がやや難しいと言えそうです。

香港の就労ビザの申請に必要な語学力

香港の就労ビザの申請に必要な語学力の定めはなく、求人職種や受入れる側の会社によって求める語学力は、全く異なります。それでも現地法人の社長や特別高いスキルを持ったエンジニア関連以外だと、公用語の英語がある程度出来ないと厳しいと言えます。英語と同じく公用語の広東語に関しては、そこまで求められないケースもよくあります。

ちなみに、中国本土で使われているのが中国語の標準語です。北京語やチャイニーズ・マンダリンと言った表現を用いる場合もありますが、ここでは、中国語の標準語として以下説明します。中国語の標準語が出来ると、貿易関連の仕事等で、転職の際に有利な場合もあります。ただ、職場で中国語の標準語を使ったとしてもプライベートな時間では、英語や広東語の方が好まれますので、使い分けをした方が無難です。



香港の就職事情と求人について

ジェトロ(日本貿易振興機構)のホームページによると、香港の在留邦人数は、25,572人とされています。香港には、世界有数の規模の日本人学校の1966(昭和41)年創立の香港日本人学校があるので、安心です。香港日本人商工会議所 所属の日系企業は664社、1404拠点に上ります。ここでは、香港の就職事情と求人についてご紹介致します。

日本における香港系企業

日本に進出している香港系企業と言えば、旅行関連が有名です。航空会社のキャセイパシフィック航空は、国際線を利用したことがある人であれば、最低一度は耳にしたことがあるでしょう。ホテルでは、シャングリ・ラ・ホテルズ&リゾーツやザ・ペニンシュラ東京を運営する香港&上海ホテルズが存在感を発揮しています。

キャセイパシフィック航空

日本に進出している香港系企業で広く知られているのが、香港のフラッグ・キャリアのキャセイパシフィック航空です。日本に就航している外資系航空会社の中で、日本人客室乗務員の在籍人数が最も多く、大学生にも人気の就職先の一つと言えます。イギリスのスカイトラックス社のランキングで、最高賞であるエアライン・オブ・ザ・イヤー賞を獲得したこともある、シンガポール航空と並ぶ世界トップクラスの航空会社です。

香港ドラゴン航空

香港ドラゴン航空(キャセイドラゴン航空とも言う)は、キャセイパシフィック航空の子会社です。日本乗り入れはチャーター便で実績を積んだのちに、1988(昭和63)年に鹿児島空港に就航しました。現在日本の空港で、福岡に新潟や徳島、那覇との間で、定期便を就航しています。客室乗務員や旅客課カスタマーサービススタッフを募集していることがあるので、お見逃しなく。

シャングリ・ラ・ホテルズ&リゾーツ

シャングリ・ラ・ホテルズ&リゾーツは、1971(昭和46)年にマレーシア出身の華僑の企業家ロバート・クオックが、シンガポールにホテルを開業したのがはじまりです。シャングリラ(香格里拉)は、心の中の月と太陽の意味を表すと言われ、現在は香港にヘッドオフィスを構えています。日本には、東京都千代田区丸の内にシャングリ・ラ ホテル東京があり、ホテルマンとしてジョブホップするには、うってつけの職場です。

香港の現地採用

香港に昔から進出している企業と言えば、大手商社に銀行や電機メーカー、食品会社です。近年はアパレルメーカーに日本食レストランやパーソナルトレーニングジム、自転車メーカーの進出が注目を集めています。職種は現地採用で人気の営業職や事務職に加え、IT関連をはじめとした技術職が多いのは、香港も東南アジア諸国と似た傾向にあります。

営業職

香港の給与水準を、日本人が最も関わり合いが深いと思われる3つの職種について、以下ご紹介致します。男性だけでなく女性もセールスの職種で活躍しているケースが少なくなく、固定給プラス出来高制の所謂インセンティブを導入しているケースも少なくありません。職種は多岐に渡り、平均給与が2万~4万香港ドル(HKD)と言われています。

技術職

1990年代後半~2000年代初頭は、中国本土の広東省は、世界の工場と呼ばれていました。当時中国留学のあとに、広東省で現地採用を目指す日本人留学生が多く、ほとんどが工場の管理業務でした。今では、広東省から香港にかけてITやプログラマー関連の求人が多く、平均給与は営業職とほぼ同じぐらいです。社会人経験が少ないと先ずは広東省で2~3年ほど働き、香港から更に欧米へとジョブホップするケースは、今も昔も変わりません。

事務職

東南アジア同様、事務職で日本人の女性を採用するケースは、少なくありません。英語や広東語のスキルが高ければ、転職に有利で、プラスアルファで経理や物流等専門分野の経験があると、給料も結構望めます。平均給与は、2万~3.5HKDで、経験や職種によって、大きく異なります。

香港の駐在員求人

香港は世界屈指の金融センターである故に、北米のアメリカや西欧のイギリスのように、駐在員にとって、一度は暮らしてみたい街です。商社マンや各種メーカーも同様に、香港勤務となると、将来性を高く買われての転勤と言うのが定説です。ここでは、数多く進出している日系企業の中で、幾つか絞って職種別にてご説明致します。

銀行員

香港には、日本を代表する都市銀行の三井住友銀行や三菱UFJ銀行、みずほ銀行が進出しています。また、全国地方銀行協会の会長を歴代多く歴任している福岡銀行や横浜銀行をはじめ、16の地方銀行が香港に進出しています。

日本の銀行員就職で香港へ海外駐在員ともなれば、将来的にもほぼ安泰ですが、中には外資系へ進む人も今後増えるかもしれません。また、ユダヤ人やインド人のように地政学に長けていて、数字に強い外国人との出会いも楽しみです。

大手商社

香港には、三菱商事に三井物産や伊藤忠商事、丸紅と住友商事と言った日本を代表する大手商社が続々進出しています。世界一の人口を抱える中国本土の空と海の玄関口であり、取り扱っている輸出入額は、巨大な額に上ります。また、香港は中国では最もトレンドに敏感な土地柄、伊藤忠商事は、香港を拠点に中国で育児関連事業を展開しています。

ディストリビューション関連企業

香港は、中国本土の貨物に関税を賦課せず自由に出入りをさせることを認められた、フリーポートと呼ばれる自由港です。香港進出のディストリビューション(物流)関連の日系企業で代表的なのが、三菱倉庫に三井倉庫や佐川急便です。自由貿易地域の仕組みや中国製品の流れを掴めるので、香港駐在期間中で、学べることが多そうです。

香港で働くには?就職の進め方について

それでは、香港で働くにはどのような情報を集めて、どのようにして準備を進めていけば良いのでしょうか?

直接現地で自分自身で働き口を見つけることも可能ですが、香港である程度、長期的に働こうと考えている場合は、雇用主を見つけて、まずはビザの申請をしなければなりません。香港で長期的に働く場合は、香港に支店がある日系企業に応募する方法が、もっともメリットが多く、ビザ申請に関してもスムーズに進むのではないでしょうか。

香港系企業の求人は、一般公開されている企業は非常に少なく、自分にあった職種を見つけることが難しい状況ですが、海外勤務に関しては非公開案件も多く存在しています。この非公開案件を見つけることで、自分にあった企業を紹介してもらうことが可能です。

非公開求人の情報を集める

海外就職を進めていく中で、よい求人を見つけるには、「転職エージェントから非公開求人の案件をオファーを集める」ことが一番良い方法になります。

転職エージェントでは、一般的な転職サイトでは見つからないような条件の良い求人を、エージェントが集めてきてくれて、優先的に紹介してくれることが最大のメリットです。

転職エージェントに登録することから採用されるには一切費用が発生しないので、外資系企業や海外就職に成功された方の例としては、「外資系や海外勤務に強い大手転職エージェント」に登録する方が、圧倒的に多いのが現状です。採用した企業から手数料をもらうため転職エージェントも、かなり親身になってサポートしてくれます。

外資系企業や海外就職に強い転職エージェントとして、求人件数が圧倒的に多いのは、20代・30代の転職・グローバル&海外就職に強い「ランスタッド」 、転職者満足度ナンバーワン・スカウトが多い「リクルートエージェント」、この2社は必ず押さえておきましょう。

現地密着型の求人情報では、香港の日系企業では、どのような仕事があるのか、また給料の相場などをチェックしても良いでしょう。

最後に

香港は日本に対して良い印象を持っている人が少なくなく、何と言っても食べ物が美味しいので、食生活で困ることは先ずないと言えそうです。ちょっと頭が痛いのが、世界でもとりわけ家賃が高い街として知られていますが、たいてい駐在員だと会社の方が多くを負担してくれます。

現地採用だと、住居手当の金額を確認する必要がありますが、何せ仕事上大きな経験を積むことが出来ます。狙い目は、日本の本社採用の駐在員、或いは外資系企業の正社員としての就職も夢ではありません。

外資系企業、海外就職、グローバル企業に強い転職エージェント

「外資系企業」「海外勤務がある企業」へ転職したい方の中には、どのようなステップで応募すればいいのか悩まれる方も多いと思います。直接、会社のオフィシャルサイトで採用情報を記載されている企業もたくさんありますが、外資系企業や海外勤務のあるグローバル企業へ転職される方の大半は、「転職エージェント」を利用して転職される方がほとんどです。外資系企業・海外勤務のある企業へ転職する際には、それに特化した転職エージェントがあります。

下記のエージェントは外資系・海外就職・グローバル案件の転職案件に強く、サポートもしっかりあるので、今後、「外資系企業」を目指す方は、登録しておさえておきたい転職エージェントになります。できる限り、1社に限定してしまわずに、2〜3社に登録をしてセカンドオピニオンを持たれることをおすすめいたします。

20代・30代の転職・グローバル・海外就職に強いランスタッド

ランスタッドは、1960年にオランダで創業された世界最大級の総合人材サービス会社です。世界39の国と地域に4,700以上の拠点を持ち、50年以上にわたり培ったノウハウと信頼のある転職エージェントです。

日本国内に136拠点あり、20代〜30代第二新卒の転職サポートに実績があります。グローバル企業、海外勤務、外資系企業の取り扱いも多数。相談は全て無料。

ランスタッド公式サイト

サポートが充実の外資系企業に強いJACリクルートメント

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