フィンランドで働くには?日系企業の駐在員求人や現地採用の就職事情とビザ申請について

首都ヘルシンキを舞台にした映画の『かもめ食堂』や国民的人気テレビアニメの『ムーミン』の影響もあって、人気の北欧諸国の中で特にそうなのがフィランドです。ヘルシンキ・ヴァンター国際空港は、欧州有数の空の玄関口であり、今後更に重要な拠点として位置付けられています。

1日2便就航している成田をはじめ関空や名古屋等とも結ばれ、フィンランドが益々近くなり、現地で働いてみたいと言う人が年々増えています。ここでは、そんなフィンランドで働く際に当たって、知っておくと役に立つ就労ビザや就職事情と求人についてご説明致します。



フィンランドで働くには?フィンランドの就労ビザについて

有効な日本国のパスポートを持っていて、フィンランドに非営利の90日以内の観光・商用・知人訪問等を目的とする入国であれば、ビザは特に必要ありません。ただ、入国後にほかのシェンゲン協定加盟国内に50日滞在した場合は、計算上と実質でもフィンランドに滞在日数は40日以内となります。

フィンランドの就労ビザの種類や期間について

フィンランドで働くには、雇用就労と自営就労いずれも在留許可と就労許可の両方が必要です。そこで、主にフィンランドの就労ビザに該当する就労許可について以下説明致します。

一般労働権の対象者

こちらは、一般的なフィンランドの就労ビザ、就労許可に該当します。海外駐在員や現地採用いずれも当てはまり、企業役員に管理職や特殊技能を有する専門職の人たちが対象となります。また、プロスポーツ選手やトレーナー、マスコミ関係者も同様です。科学・文化・芸術分野の非営利団体において、エキスパートとして働く人たちも同じで、フィンランドもほかの国と似ていて、何か特別なスキルを持っていると、就労ビザが下りやすいです。

限定労働権の対象者

在留許可証を有する教育・研究関係者は、最長1年間の就労許可がおります。重ねて、奉仕・教育・研修等の認定プログラムに参加していることで、同じく最長1年の就労許可が取得出来ます。各種季節労働者には、最長3ケ月の就労許可がおりるので、ある意味日本よりは移民政策が進んでいます。

在留許可証が不要の労働権対象者

3ケ月未満の招待や契約に基づいて就労する教師に通訳やエキスパート、スポーツ選手やアート関連従事者等が対象となります。オーストラリアでワーキングホリデーやバックパッカーに人気の指定果実収穫労働にフィンランドでも最大3ケ月間携わることが出来、国際航路の船員や調理人も該当します。

フィンランドの就労ビザの申請について

フィンランドで働くには、在留許可と就労許可の両方が必要ですが、基本的に在日大使館にて申請を行います。書類によっては、例外的に管轄の警察署で認められるケースもあります。申請は本人のみ可能で、所要期間の目安がマックスで90日と言われています。

イミグレーション・オフィスや日本で言えば厚生労働省に該当する、雇用労働省の附属団体の雇用経済開発センターと、警察が審査を行います。フィンランド国民の雇用を奪っていないかどうか、或いは必要とされる人材と言った、国内労働状況等も加味されて総合的に判断されます。

フィンランドの就労ビザの申請の難易度

フィンランドの就労ビザを取得するのは、それほど容易ではないと言われていますが、最も優遇されるのがIT関連のプログラミングに明るい、或いは海外駐在員の人たちです。

フィンランドで働くに当たって、就労ビザ以外に在留許可が必要となりますが、これはちょっと思ったより費用が掛かります。許可が確実に取れる方法や万が一下りない事を考えると、駐在員としての赴任に加え、転職エージェントを通じてと言った確実に仕事を確保することが、重要となってきます。

見逃せないのが、2年間同棲していると「パトナービザ」を取得して、フィランドに住むことが出来ます。滞在許可証を所有していることで、就労ビザの許可が下りやすくなります。書類としては、フィランドで生活がやっていけるための経済証明書等を求められるのが、一般的です。

在留許可が継続して行われ4年間、フィランドに滞在し続けることで、永住権が認められるケースがあります。詳細はフィランド大使館に、尋ねてみてください。また、フィンランドの大学を卒業すると、国内で「1年間仕事を探すビザ」を取得することが出来ます。

フィンランドの就労ビザの申請に必要な語学力

フィンランドの就労ビザの申請に必要な語学力の定めがあると言った話は、耳にしたことがありません。フィンランドは同じデンマークやスウェーデンと言った、スカンジナビア諸国同様、英語が通じやすい国として知られています。それでも英語に加えて、フィンランド語のレベルが高ければ、仕事も比較的早く見つかるでしょう。

中には、フィランド政府から毎月800ユーロほどの補助金を受けて、無料の語学学校と専門学校に通って、就職に結びつけた人もいます。中々無料の語学学校の空きが出ないので、利用する際は下調べと、フィランド国内で生活するだけの貯金が必要です。

若い世代の人たちに注目されているのが、30歳未満なら取得出来るオペアビザです。フィンランド現地の家庭に住み込みで、1日数時間家事等の軽作業を行いながら、文化や言語を学ぶことを目的としたものです。オペアビザ取得中に、フルタイムの仕事を探すのも一つの選択肢の中に入るでしょう。

最近では、安価で留学ができ、マンツーマンレッスンが中心で短期で効果が得られることからフィリピン英語留学が人気です。語学力が自身のない方は、転職活動前に留学することも一つの選択肢になるのではないでしょうか。



フィンランドの就職事情と求人について

外務省の調べによると、フィンランドに進出している日系企業数は、200社を上回ります。近年では,三菱マテリアルによるルヴァタSP事業部門買をはじめ、日本企業によるフィンランド企業の買収の実例も多く見られます。フィンランド日本人商工会の会員数は現在137人、在留邦人数は1,800人ほどです。ここでは、フィンランドの駐在員求人や現地採用などついて、ご紹介致します。

日本におけるフィンランド系企業

ノキア(NOKIA)

携帯電話で知られる通信インフラ施設・無線技術を中心とする開発ベンダーのノキア(NOKIA)は、ヘルシンキに隣接する都市のエスポーにヘッド・オフィスがあります。ノキアソリューションズ&ネットワークス合同会社の本社が東京都港区六本木にあり、大阪等日本に全部で4箇所、拠点を設けています。

ストラ・エンソ(Stora Enso)

ストラ・エンソ(Stora Enso)は、フィンランドのヘルシンキとスウェーデンのストックホルムに本社を置く製紙業者であり木材販売業者で、会社の起源は14世紀まで遡ります。現在は、ヨーロッパ全域に加え、アメリカ合衆国や日本と中国に拠点を構えています。日本現地法人のストゥーラエンソジャパン株式会社は、東京都千代田区九段北にオフィスがあります。

UPMキュンメネ株式会社

UPMキュンメネ株式会社(略称UPM)は、フィンランド・ヘルシンキに本社を置く林産企業です。世界45カ国に現地法人、世界13カ国に生産拠点を持ち、UPMキュンメネ・ジャパン株式会社の東京本社は、東京都千代田区永田町にあります。日本現地法人は東京本社だけでなく仙台にも営業所を持ち、出版・カタログ用紙や粘着ラベル原反と言った紙製品等を取り扱っています。

フィスカース(FISKARS )

フィスカース(FISKARS )は1649年に、ヘルシンキの西約100kmに位置するフィスカース村で創業のフィンランドのコンシューマー製品メーカーです。食器のイッタラに衣類のマリメッコ等が、日本でもお馴染みのブランドです。フィスカースジャポンの本社が、東京都千代田区二番町にあります。

在日フィンランド商工会議所には60社を超える企業が加盟していて、日本を重要なパートナーとして位置づけしているのが、解ります。

フィンランドの現地採用

世界的に有名な語学学校が、非英語圏の国々を対象として行った英語能力ランキングで、フィンランドは第5位に位置しています。仕事によってはフィンランド語を求められるケースもあるので、詳しくは転職エージェントに尋ねてみてください。

そんな中で、フィンランド語が出来なくても就職しやすい職種があり、レストランシェフにITプログラミングやヘルシンキ日本語補習校等が挙げられます。

IT技術がないという方は、エンジニア転職保証コースのあるカリキュラムを受講して、東京などで経験を積んで海外に就職するという手段もあります。

レストランシェフ

フィンランドのレストランや食品工場においては、慢性的にシェフが不足していると言う現象が続いています。日本の調理学校に通い卒業証明や何か資格を取得した場合も、フィンランド語の添付書類を用意しておくと、就職に有利と言えます。

ヘルシンキ日本語補習校

ヘルシンキ日本語補習校では、常勤講師採用を随時行っているので、うれしいです。採用条件もそれほどハードルが高くなく、日本又は他国で短大以上の学歴を有することが条件で、教員免許の有無は問われません。そのほか、最低1年以上の滞在予定があり、ご自身で在留許可を既に取得済みの方に限ります。

フィンランドで起業する

現地採用の仕事を探す事を一旦棚上げにして、起業すると言うのもフィンランドで働く方法の一つと言えます。最低資本金は公開有限会社の場合は8万ユーロ、私的有限会社は2500ユーロ(1ユーロ日本円で130円のレートで換算すると、325,000円)で、設立可能です。設立の際には、必要書類をフィンランド国内の商業登記所で登記の手続きを行い、設立者の中の1人はEEA(欧州経済領域)諸国に居住する必要があります。

フィンランドでの仕事探しで、転職エージェント以外には新聞や新聞社のサイトの求人広告を、参考にしている人が少なくありません。欧州雇用サービスネットワークをはじめ雇用経済開発局等で確認を取り、基本的なフィンランド語の理解能力があれば、仕事探しも便利です。

フィンランドの駐在員求人

フィンランドの首都には、ヘルシンキ日本語補習校があるので、駐在員として家族で現地に行かれる場合に、安心です。満5〜15歳の生徒で、年長児童から小・中学生が対象で、短期滞在の入学も可能です。

フィンランドへの輸出品目で第1位なのが自動車等の輸送用機器で、以下一般機械、電気機器と続きます。フィンランドからの輸入では第1位が木材及びコルク、第2位が非鉄金属です。フィンランドに進出している日系企業数は200社、在留邦人数は1,800人ほど、うち駐在員は千人を超えると、言われています。フィンランドの駐在員求人で最も多いのがエンジニアとIT関連になり、次に営業職が続きます。

IT技術がないという方は、エンジニア転職保証コースのあるカリキュラムを受講して、東京などで経験を積んで海外に就職するという手段もあります。

フィンランドで駐在員として現地に赴任する場合は、たいていの場合で、英語がメインとなるケースがほとんどです。日系企業の進出数ランキングでは世界トップ30に入り、ヘルシンキ・ヴァンター国際空港が今後更にヨーロッパの重要なハブ空港と位置付けられる中、益々期待が高まります。

フィランドで中途採用の現地駐在員を狙うのであれば、転職エージェントを活用するのが、一番です。フィランド一本に絞るのではなく、そのほかのデンマークやノルウェー等のスカンジナビア諸国も検討してみるのもいいでしょう。

加えてドイツやイギリスも希望勤務地の候補に挙げることで、転職エージェントから仕事を紹介して貰える確率が上がります。

フィンランドで働くには?就職の進め方について

それでは、フィンランドで働くにはどのような情報を集めて、どのようにして準備を進めていけば良いのでしょうか?

直接現地で自分自身で働き口を見つけることも可能ですが、フィンランドである程度、長期的に働こうと考えている場合は、雇用主を見つけて、まずはビザの申請をしなければなりません。フィンランドで長期的に働く場合は、フィンランドに支店がある日系企業に応募する方法が、もっともメリットが多く、ビザ申請に関してもスムーズに進むのではないでしょうか。

フィンランド系企業の求人は、一般公開されている企業は非常に少なく、自分にあった職種を見つけることが難しい状況ですが、海外勤務に関しては非公開案件も多く存在しています。この非公開案件を見つけることで、自分にあった企業を紹介してもらうことが可能です。

非公開求人の情報を集める

海外就職を進めていく中で、よい求人を見つけるには、「転職エージェントから非公開求人の案件をオファーを集める」ことが一番良い方法になります。

転職エージェントでは、一般的な転職サイトでは見つからないような条件の良い求人を、エージェントが集めてきてくれて、優先的に紹介してくれることが最大のメリットです。

転職エージェントに登録することから採用されるには一切費用が発生しないので、外資系企業や海外就職に成功された方の例としては、「外資系や海外勤務に強い大手転職エージェント」に登録する方が、圧倒的に多いのが現状です。採用した企業から手数料をもらうため転職エージェントも、かなり親身になってサポートしてくれます。

外資系企業や海外就職に強い転職エージェントとして、求人件数が圧倒的に多いのは、20代・30代の転職・グローバル&海外就職に強い「ランスタッド」 、国内最大手の「リクルートエージェント」 になるので、この2社は必ず押さえておきましょう。

現地密着型の求人情報では、フィンランドの日系企業では、どのような仕事があるのか、また給料の相場などをチェックしても良いでしょう。

最後に

フィンランドは空気が世界で最も綺麗な国と言われ、オーロラやサンタクロース村に代表されるように、見どころがいっぱいです。国土の70%以上が森に囲まれているので、森林浴を気軽に楽しめます。美しい街並みが広がる首都ヘルシンキは治安が良く、女性に人気の街です。

目立ちたがり屋ではなくシャイなフィンランド人は、ヨーロッパの日本人と言われるほど、共通の国民性を擁しています。そんな魅力が詰まったフィンランドでの就職を実現するには、転職エージェントの活用が最も効果的です。

外資系企業、海外就職、グローバル企業に強い転職エージェント

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