1990(平成2年)年に旧ソ連から独立した北欧のラトビアは、美しい街並みが各地に点在しています。クルゼメの真珠と呼ばれるクルディーガ、童話に出て来るような可愛い建物があちこちにあるスィグルダをはじめ、魅力的な町がいっぱいです。ここでは、ラトビアで働く際にあたって、知っておくと役に立つ就労ビザや就職事情と求人などについてご紹介致します。
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ラトビアで働くには?ラトビアの就労ビザについて
有効な日本国籍のパスポートを擁し、ラトビアに観光目的で入国した場合、ビザなしで180日間の間に計90日間の滞在が可能です。また、現地で働くには、就労ビザだけでなくラトビアに1年を超える滞在の際には、居住許可証の取得が必要となってきます。
ラトビアの就労ビザの種類や期間について
ラトビアで働くには、就労ビザに加え、居住許可証の取得が義務付けられています。投資家向けの長期ビザ・不動産オーナー向け長期滞在ビザ・起業家向け長期滞在ビザもありますが、いずれも一定以上の資金が必要です。
就労ビザ
就労ビザに該当する就労許可証は、ラトビアの現地企業がスポンサーとなって申請します。ラトビアに入国する外国人は、原則として海外旅行保険加入が義務付けられていますが、治安は比較的良いと言われています。英文の保険加入証明書の保持が必要となるので、英語力に不安がある場合は、各種エージェントに相談してみましょう。
居住許可証
90日を超える滞在では、長期滞在査証の取得が義務付けられ、申請には移民局と内務省の承認した招聘状が必要となります。1年を超える滞在は、イミグレーション・オフィス(移民局)にて、一時居住許可証を取得することになります。就労ビザを含む一時居住許可証の有効期間は1~5 年で、更新可能です。
ラトビアの就労ビザの申請について
現地企業の雇用契約を得てラトビア国内で就労する場合、就労許可証を申請することになりますが、契約の内容が一定条件を満たしているなどの規定があります。また、一時居住許可証の主な対象者は、「会社経営者と役員、自営業者の代表者」「労働許可を有する就労者」などが挙げられます。
なお、「ラトビア人または永久居住許可証所持者の配偶者と家族・芸術家」「研究者」「プロスポーツ関係者」「公認学校の教師・留学生」も該当します。
ラトビアの就労ビザの申請の難易度
ラトビアの就労ビザの申請の難易度が高いとも低いとも、今まで一度も耳にしたことがありません。それ以上に、ラトビア国内には日本人を雇用する企業が現在のところ、あまり多くないので、仕事探しが諸外国と比較すると結構難しいようです。
ラトビアの就労ビザの申請に必要な語学力
ラトビアの就労ビザの申請に必要な語学力の定め自体は、特にありません。なお、長期滞在許可証は1年ごとに更新することができ、5年間継続して更新できます。その際にラトビア語検定試験にてCEFRのA2レベルを修了している場合、永住権の申請が可能になるので、うれしいです。CEFRのA2レベルとは、英語だと英検の準2級レベル相当になります。
ラトビアの就職事情と求人について
外務省のホームページによると、ラトビアの在留邦人数は、59名と紹介されています。在留ラトビア人は208名で、主に日本の首都圏で生活をし、親日家が多いようです。なお、ラトビアに進出している日系企業は5社程度しかありません。伝統を重んじ日本との共通点も多いので、ラトビアの現地での住み心地自体は悪くはなさそうです
日本におけるラトビア系企業
日本に進出しているラトビア系企業と言うのは、ほとんどありません。また、エストニア・ラトビア・リトアニアのバルト三国のツアーを大手旅行会社やパーパスジャパンなどが、取り扱っています。ここでは、ラトビア政府観光局や日本人ツアーが欧州旅行で間接的に繋がりがあるラトビアの企業をご紹介します。なお、日本に進出しているホームウェアブランド「MUNIO HOME」は、下記「ラトビアの現地採用」のコーナーで、ご説明します。
ラトビア 政府観光局
在ラトビア日本国大使館のリンクのページに紹介されているのが、ラトビア政府観光局のホームページです。800年以上の歴史を擁するラトビアは、ハンザ同盟の中心として繁栄し、寛容性と多様性が最大の魅力です。中世の面影が色濃く残るリガ旧市街の街歩きやグリーンツーリズムをはじめ、楽しみがいっぱいです。なお、ラトビア政府観光局のホームページのURLは、以下の通りです。
グロー・グラス
フランス・パリのルーブル美術館やオランダのアムステルダム国立美術館と言った、世界を代表する美術館で、「ガラスが消えた」と噂され、気になるところです。これらの美術館で特殊なガラスを提供しているのが、ラトビア共和国のガラスメーカーであるグロー・グラス社です。当社の製品は、名画を覆うガラスの存在さえ気づかせない精巧な技術を誇り、技術大国日本にとっても注目したい企業と言えます。
エア・バルティック
1995(平成7)年創立の首都リガを本拠とする国営航空会社のエア・バルティックは、ラトビアの「フラッグ・キャリア」であり、同時に格安航空会社としての運営を行っています。フランスのパリやドイツのベルリンなど、ヨーロッパを中心に世界30カ国との間に航空便を就航しています。
ラトビアの現地採用
人口約64万人の首都リガの郊外だとワンルームで探せば月100ユーロの物件があり、2020(令和2)年8月19日換算では、何と日本円にして約12,600円です。ビール500ml一缶1ユーロ、ランチが5ユーロと、ほかの欧米諸国より可なり物価が安いです。そこで、ここでは、ラトビアの現地採用について、ご紹介致します。
北欧系の銀行
2004(平成16)年に欧州連合(EU)に加盟したラトビアで、その後融資を拡大させたのが北欧系の銀行です。資産規模によるラトビアでの銀行ランキングの1位のSwedbank、2位のSEBは、いずれもスウェーデン系の銀行です。3位に地場のABLBが入り、4位はスウェーデン・フィンランド系のNordea、5位がノルウェー系のDNBとなっています。語学に自信があれば、直接上記の会社にコンタクトを取ってみるのも悪くありません。
ホームウェアブランド
東京都港区南青山のインテリアショップ「エ インテリアズ」では、ラトビアのホームウェアブランド「MUNIO HOME(ムニオホーム)」を取り扱っているそうです。MUNIO HOME のホームページのURLは以下の通りで、直接連絡を取ることも可能のようです。ラトビアの自然環境の中から素材やモチーフが集められ、落ち着いた雰囲気と洗練されたデザインが人気を集めています。
ラトビアの駐在員求人
ラトビアで働く日本人で最も現地で知られているのが、国内のサッカーチームに所属するサッカー選手です。武者修行を兼ねて、ラトビアで生活をしながら自身の将来のステップアップへと繋げています。また、政府関連の機関か企業の海外駐在員として、現地に赴任する人もいます。
在ラトビア日本大使館
首都リガに位置する在ラトビア大使館の近くには商業施設が局在し、大きめの病院もあるので、生活も安心です。なお、国家公務員の採用試験において、中等採用の社会人枠が、外務省にもあります。そこで、外務省社会人経験者選考採用(領事)の案内を以下URLにて、ご確認ください。
豊田自動織機
愛知県刈谷市に本社がある機械メーカーの豊田自動織機は、ラトビアに拠点を構えています。バルト三国の中ではラトビアだけですが、イギリスにドイツやフランスをはじめ、ほとんどのヨーロッパの主要国に進出しています。日系企業で海外駐在員としてエストニアで働くには、転職サイトや転職エージェントの活用が最も効果的と言えるでしょう。
NATO(北大西洋条約機構)
ベルギーのブリュッセルに本部を置くNATO(北大西洋条約機構)の名前を耳にしたことがある人は、少なくないでしょう。冷戦が激しさを増す中で、イギリスやアメリカが主体となり、1949(昭和24)年に結成されたのがNATOです。なお、ラトビアの首都リガには、戦略コミュニケーション・センターが設置されています。
最後に
ラトビア人を表す最も適切な言葉に静穏と忍耐が挙げられ、日本人との共通点を感じます。また、ラトビアでは、文人墨客の人たちが愛したクルディーガや中世の古城が残るツェースィス、古い港町のリエパーヤをはじめ、名画のような風景を楽しめます。国民性がバルト三国の中で最も明るいと言われ、物価も特に安いですが、日本人の求人に関しては、現状では少ないようです。
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