ジブラルタルで働くには?日系企業の駐在員求人や現地採用の就職事情とビザ申請について

スペインにあるイギリス領土のジブラルタルは、日本ではジブラルタル海峡が有名です。ヨーロッパとアフリカを結び玄関口となっていることもあり、双方の文化が混在する魅力的な国です。また、英系金融機関と密接な関係のある租税回避地、いわゆるタックスヘイブンの国です。ここでは、ジブラルタルで働くに当たって、知っておくと助かる就労ビザや就職事情と求人についてご説明致します。

ジブラルタルで働くには?ジブラルタルの就労ビザについて

日本国籍のパスポートを擁していれば、ビザなしで入国後ジブラルタルに180日間滞在できます。なお、ジブラルタル住民とスペイン人は旅券なしで自由な往来ができる一方、イギリスのEU離脱により、英国人のジブラルタル入域には旅券が必要となります。

今後通関手続きの復活によるコスト上昇は不可避と言われ、シェンゲン協定に加盟していない現地で働く日本人にとっては、引き続き就労ビザや投資ビザなどが必要です。

ジブラルタルの就労ビザの種類や期間について

ジブラルタルで働くには、「就労ビザ」やタックスヘイブンを主に目的とした「投資ビザ」が必要となります。資金的に余力があり、自由にジブラルタル国内で働くには、何かと「投資ビザ」は便利です。ここでは、「就労ビザ」と「投資ビザ」の両方について、ご説明致します

就労ビザ

ジブラルタルは、イギリス領土になるために、出入国管理や就労ビザ関連はおおむねイギリスに準じたものになると思われます。幾つかある就労ビザの中で、「Intra-company Transfer」と「General」の2つが主にお世話になりそうです。大きく分けて、「Intra-company Transfer」は駐在員向け、「General」は、現地採用が該当します。

「Intra-company Transfer」は就業期間によって1年などの更新になり、「General」は最長5年1ヶ月の滞在が認められています。期間延長申請も可能であるものの6年を超える滞在は基本的に認められていません。

投資ビザ

ジブラルタルは有名な税金避難地のひとつであり、法人設立は簡単です。ジブラルタル以外で発生した収入や銀行預金などには税金が掛からないだけでなく、銀行取引の内容は法律によって秘匿されます。

さらにジブラルタル居住者以外の役員による運営も可能で、年度ごとに法人継続手続きを行いますが、詳細は現地に精通した公認会計士などに相談した方が良さそうです。なお、投資ビザ関連に関わる手数料がジブラルタル政府の収入となります。

ジブラルタルの就労ビザの申請について

「General」は外国人が現地採用で就労する場合の最も一般的な就労ビザで、ジブラルタル人の労働者が不足している職種になります。ジブラルタルの人口の約60%は総督府に雇用されていて、民間部門では建設業に船舶修理業や観光業などの従事者が多くみられます。

就労ビザの申請について、必要な書類は、「履歴書(職務経歴書)」「最終学歴証明書」「健康診断書」「無犯罪証明書」などが挙げられます。必要な書類に関しての詳細は、東京都千代田区一番町にある駐日英国大使館かロンドンにある在英国日本国大使館にお問い合わせください。

ジブラルタルの就労ビザの申請の難易度

ジブラルタルの就労ビザの申請の難易度が高いと耳にしたことはありませんが、仕事自体を見つけるのが、容易ではなさそうです。ただ、海外に転勤になった配偶者に同行した場合、英国での就労が許可されているので、イギリス領土のジブラルタルも主幹産業などでは適用されるでしょう。また、タックスヘイブンのための「投資ビザ」もあり、それほど難易度が高いとは言えません。

ジブラルタルの就労ビザの申請に必要な語学力

ジブラルタルの就労ビザの申請に必要な語学力の定めがあると、これまで一度も耳に挟んだことがありません。また、ジブラルタルは公用語が英語なので、就労ビザ関連の書類や日常生活でも頭を抱えることが少なそうです。

民族構成では、3万人近い人口のうち、イギリス系 27%が最も多いです。24%のスペイン系、19%のイタリア系、11%のポルトガル系が続き、南ヨーロッパの言語を習得するには、もってこいの国です。

ジブラルタルの就職事情と求人について

ジブラルタルの在留邦人数と現地に進出している日系企業のデータは、今のところ、公開されていません。日本との関係では、1969(昭和44)年にジョン・レノン氏とオノ・ヨーコさんが結婚式を挙げたことが、日本の旅番組でも紹介されました。ジブラルタル郵政局は、1999(平成11)年に結婚30周年の記念切手を発行しています。ここでは、ジブラルタルの就職事情と求人について、今後の展望を含め、ご説明致します。

日本におけるジブラルタル系企業

ジブラルタ生命保険株式会社は、アメリカの大手金融資本、プルデンシャル・ファイナンシャルグループの傘下にあります。東京都千代田区永田町に本社があり、直接ジブラルタルとの関係は、ロゴマークの地中海のジブラルタル海峡にある岩山をデザインしたジブラルタ・ロックです。ただ、ジブラルタル資本の企業が日本に進出していると聞いたことは、ほとんどありません。

会計事務所

直接日本とジブラルタルを結ぶ会社で先ず浮かぶのが、会計事務所です。ジブラルタルとは限りませんが、世界各国のタックスヘイブンの国との取引がある、国際的な業務を取り扱っている会計事務所が日本でも少なくありません。

「ジブラルタル タックスヘイブン 会計事務所」のキーワードで検索したところ、上位に顔を出したのが東京都港区虎ノ門に東京オフィスを構える青山綜合会計事務所です。タックスプランニング構築のサポートを行っていて、近年ではこう言った職種が業績を伸ばしています。

旅行会社

ジブラルタルをメインとした主催旅行を企画している日本の旅行会社は、ほとんどないと言っていいでしょう。スペインをメインとした主催旅行に組み込まれているか、ジブラルタルを拠点とした観光で、現地のホテルを予約する手配旅行になるのが一般的です。

そこで、「ジブラルタル 旅行」で検索したところ、株式会社リクルートが運営する『AB-ROAD』(エイビーロード)が上位にヒットしました。エイビーロードのサイトでは、パッケージツアーと海外航空券に関して、日本の150以上の旅行会社による旅行商品一覧が検索できます。海外ホテルに関しては、同じリクルートの運営するじゃらんnetのラインナップを検索することができるので、ジブラルタル旅行では欠かせない存在です。

ジブラルタルの現地採用

ジブラルタルの気候は、地中海性気候及び亜熱帯に分類されています。夏季は高温多湿であり、冬季は比較的温暖で降雨も適度にあり、日本よりも気候的には暮らしやすいと言えます。最も寒い1~2月の平均最高気温は16℃、平均最低気温は11℃です。最も暑い7~8月の平均最高気温は27℃、最高気温は20℃です。ここでは、そんなジブラルタルの現地採用について、ご説明致します

スポーツ関連

ジブラルタルサッカーの1部リーグのEuropa Point FCとの契約により、日本人選手として初めてジブラルタルリーグでプレーすることになったのが鶴見昌平氏です。スペイン・アンダルシア州の新聞社でも日本人選手初のジブラルタルリーグ挑戦を取り上げられ、夢とロマンを感じる話題と言えます。鶴見昌平氏は経営権の一部を取得していて、日本人選手の受け入れに力を入れるとのこと。今後は、選手以外の人材確保の可能性もあるかもしれません。

船舶修理業

ジブラルタルの雇用状況に関して、民間部門では建設業に船舶修理業や観光業などの従事者が多くみられ、日本との結びつきを感じることができます。観光業も今後日本人観光客の増加次第では、現地採用で働く人が出てくるかもしれません。同時に海運業が盛んな日本には、船舶製造やメンテンナス関連の就業経験を擁するエンジニアが少なくないので、需要がないこともないでしょう。

ジブラルタルの駐在員求人

タックスヘイブンとして利用している企業は多いのですが、現地に進出している日系企業の情報は、ほとんど耳にしたことがありません。ジブラルタルの通貨のジブラルタル・ポンドは、イギリス本国のスターリング・ポンドと等価です。ミネラルウォーターやコーラは、日本円換算で50円程度ですが、食事は一食につき1,100~2000円以上と物価は、それほど安くありません。

スペインにある日系企業

ジブラルタルの駐在員の求人は実際にほとんどありませんが、ネット社会の昨今、今後何らかの取引があっても不思議ではありません。現段階においては、隣国のスペインやモロッコで働きながら駐在求人が出たときに応募するか、界隈に暮らしながら現地採用の仕事を見つけるが現実的です。

スペイン進出の日系企業数は約370社、ジブラルタルに隣接するアンダルシア州よりもマドリード州やバレンシア州に進出している日系企業の方が多いです。マドリード州にはいすゞ自動車にマツダやジェイティービー、バレンシア州には宇部興産と三菱マテリアルなどが拠点を構えています。

在スペイン日本国大使館

ジブラルタルの領事関連はロンドンにある在英国日本国大使館が行っていますが、最も近い日本政府関連の機関は、マドリードにある在スペイン日本国大使館になります。在スペイン日本国大使館で働きながら休みの日にジブラルタルへ旅行するのも悪くありません。外務省のホームページや転職エージェントでは、社会人経験者にも門戸を開いているので、お見逃しなく。

最後に

ジブラルタルの主幹産業は、駐留するイギリス軍(守備隊および海軍ドック)に関する軍事関連産業であり、人口の約60%は総督府に雇用されています。

そのほかジブラルタル港では自由港として中継貿易も多く行なわれ、近年は観光開発にも力を入れています。工業は、小規模ではあるもののタバコに飲料や缶詰などの食品加工関連があります。

また、英系金融機関と密接な関係のある租税回避地、いわゆるタックスヘイブンの国です。産業が世界的に多様化している中で、現地にチャンスを求める日本人も今後増えそうです。

外資系企業、海外就職、グローバル企業に強い転職エージェント

「外資系企業」「海外勤務がある企業」へ転職したい方の中には、どのようなステップで応募すればいいのか悩まれる方も多いと思います。直接、会社のオフィシャルサイトで採用情報を記載されている企業もたくさんありますが、外資系企業や海外勤務のあるグローバル企業へ転職される方の大半は、「転職エージェント」を利用して転職される方がほとんどです。外資系企業・海外勤務のある企業へ転職する際には、それに特化した転職エージェントがあります。

転職エージェントに登録して海外求人・海外勤務案件をチェック

上記のエージェントは外資系・海外就職・グローバル案件の転職案件に強く、サポートもしっかりあるので、今後、「外資系企業」を目指す方は、登録しておさえておきたい転職エージェントになります。できる限り、1社に限定してしまわずに、2〜3社に登録をしてセカンドオピニオンを持たれることをおすすめいたします。

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