• 最終更新日: 2020.01.21

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海外でツアーガイドとして働くには?海外ツアーガイドの平均年収や求められる資格や語学力など就職事情について

1970年代に日本人の第一次とも呼べる海外旅行ブームがあり、多くの日本人旅行者が海外に出掛けるようになりました。当初は欧米の主要都市に加え、南国風情溢れるハワイやグアムあたりが人気を博しました。そんな中で、日本人の海外就職の草分け的存在の一つなのが、ツアーガイドです。

主に日本人相手に現地の観光案内をする仕事で、特に女性に人気の職業ですが、男性のツアーガイドも少なくはありません。現在、世界各地で日本人のツアーガイドが活躍しているので、その概要が気になるところです。そこで、ツアーガイドの待遇と海外で働くためのポイント等について、以下ご紹介致します。



海外におけるツアーガイドの需要

リクルートライフスタイルによると、2019(令和元)年の日本人の人気の国・地域別の海外旅行先ベスト5が、台湾・ハワイ(オアフ島)・韓国・イタリア・フランスとのことです。北米にヨーロッパやアジア、オセアニアが特に日本人旅行者が多いのは、ここ20~30年変わりません。また、日本人は、主要な観光地だけでなく世界のいろんな所に行くので、必然的にほとんどの国でツアーガイドの需要があります。

海外におけるツアーガイドの平均年収について

ツアーガイドの平均年収*は、おおよそ250万~300万円と掲載されています。ツアーガイドは、基本的にフリーランスの場合が多く、正社員待遇の人をほとんど見かけません。給料に加え、オプショナルツアーやショッピングのコミッションもあるので、かつて日本で香港人旅行者をアテンドしていたツアーガイドは、年収1千万円と言われていました。*参照サイト

観光産業は仕事のやり甲斐重視と採算ラインを考慮する傾向にあるので、業界自体給料は安めです。そんな中でも日本だと大手と言われる旅行会社やバス会社は、それほど悪くはありません。海外だと経験に加え、よりツアー代金が高いツアーガイドだと、待遇に恵まれてきます。また、オプショナルツアーやショッピングのキックバックも収入源に繋がるので、何よりも場数がものを言います。

日本:288万円(2019年)

厚生労働省調査賃金構造基本統計調査*によると、バスガイドの平均年収は、288万円とのことです。平均年収推移は265万~320万円、最大年収は500万円程度で、昔と違って今では男性のバスガイドも少なくありません。*参照サイト

都道府県別の年収では東京都が403.2万円と最も高く、大阪府の345.6万円が第2位です。大都市部では高卒で入寮と言った地方出身者が多く、一方で結婚後にガイドクラブ等に所属して活躍している人もいます。

約6割の通訳案内士は、200万円以下*と言われています。ランク毎に一案件あたりの給料が異なり、経験10年以上のAランクだと日当6万円です。繁忙期の月には、結構稼げるでしょう。*参照サイト

オセアニア(ニュージーランド):180万円(2019年)

月日本円換算で15万円程度、年収にすると180万円*になります。英語力は、日常会話程度以上なので、それほどハードルが高くありません。旅行会社を含め、観光産業の平均年収は約320万円です。*参照サイト

オーストラリアのシドニーで、週5日働いて1700オーストリア・ドル(AUD)で、ひと月だと6,800AUD*になります2020(令和2)年1月6日現在のレートで、1AUD約75円なので、かなりいいでしょう。ただし、英語力が中々ある故に、語学力と契約内容によって収入が異なります。*参照サイト

東南アジア(タイ):約130万円(2017年)

タイのプーケットで月3万~*、乾季の繁忙期は4万5千バーツも可能です。2020(令和元)年1月6日現在のレートで1バーツ3.6円なので、3万と12カ月を掛けると上記の金額になります。一年中日本人観光客がいるのと、ツアー中は食事がフリーなのも助かります。*参照サイト

一般的に東南アジア全体的に言える事ですが、現地には日本語が流暢なツアーガイドが多くいます。その中で、仕事を得るには、就業先の国の公用語が高いレベルで求められます。コミッション(キックバック)がプラスアルファの収入源になりますが、実績次第では昇給や昇進が早いタイ国内にある日系の旅行会社のスタッフとして働くのも一つの選択肢に入れてみてください。

ヨーロッパ(スイス)月収252,000~280,000円:(2020年)

ハイキングガイドですが、月給で2,100~2,500スイス・フラン*と紹介されています。2020(令和元)年1月6日現在のレートで、1スイスフラン(CHF)が約112円です。レートによって、月収を計算すると、252,000~280,000円になります。ただし、夏の時期限定なので、シーズン以外だとチューリッヒやローザンヌ等の都市部での仕事を確保する必要があるかもしれません。*参照サイト

また、スキーガイドと組み合わせて、やっていく方法もあります。日本では、冬にスキーインストラクター、夏はトレッキングガイドとして活躍している人がいます。アウトドア好きな人にはたまらない一年の過ごし方であり、それを可能にするエリアが、ヨーロッパやカナダと言えそうです。

アメリカやカナダのツアーガイドの平均年収は、日本とそれほど変わらないと言われています。ツアー一本あたり、或いは日給制のところがあるので、条件面をきちんと確認してみましょう。アウトドア派ではく、シティ派の人であれば、なるべくツアーの閑散期が短い都市を選ぶのが賢明です。

海外でツアーガイドになるために必要な語学力や資格は?

海外のツアーガイドの求人案件を見ていると、中には語学力不問のところがあります。実際に外国語が話せなくても問題がないことは先ずなく、会社によって、求めるレベルが全く異なります。ここでは、海外でツアーガイドになるために必要な語学力と資格について、以下ご説明致します。

海外でツアーガイドになるために必要な語学力

語学力不問の求人案件がありますが、最低限日常会話レベル以上が必要になります。日本語でお客様に説明はしますが、ツアーの受け入れ先のホテルやレストラン等のスタッフとの会話は、現地の言語になります。

ツアーにはイレギュラーなことが時折ありますので、語学力が高ければ高いほどいいと言えます。レベル的には、各外国語の2級、英語であれば、最低でもTOEIC500点ぐらいのスコアレベルに到達したいものです。日本と違って外国は陸続きで、隣国同士の言語には共通点が多く見かけられます。外国語好きな人にとって、一つでも多くの言語を学びやすい環境にあります。

モナコのように、フランス国内に位置し、イタリアに近い国があります。その場合だと、フランスのニースかマルセイユ、イタリアのサンレモやジェノバあたりをツアーガイドのメインとし、モナコの仕事を引き受ける場合があります。2カ国語以上話せると、いろんな仕事のチャンスが訪れます。

海外でツアーガイドになるために必要な資格

就労ビザの観点からすると、海外でツアーガイドになるために、求められる資格と言うのを今まで聞いたことがありません。求人募集を出している会社からすると「総合旅行業務取扱管理者旅程管理主任者」の資格、或いは旅行会社の実務経験があると目に止まり易いです。採用で有利になりますが、実際に働き出すと、現地の歴史・文化・習慣を覚えることが大切です。

既に語学の資格があると自己PRに大きく繋がるので、レジュメにもれなく記載しましょう。また、日本人のお客様と接する仕事なので、外国語だけでなく、丁寧で解りやすい日本語を話す人が求められるのは、言う間でもありません。

海外でツアーガイドになるために必要な経験や向いている人の特徴は?

海外でツアーガイドになるために必要なものは、社会人経験があれば、たいていの人が身に付いています。まだ学生の人であれば、体育会やサークル活動、バイトでの経験があると、旅行会社の採用担当者からすると、好感が持てると言えます。その答えは、管理と言うキーワードに結び付きます。

海外でツアーガイドに必要なスキルや経験

海外でツアーガイドになるには、旅行業務やホテル実務の経験があると有利であることに間違いありません。ただ、多くの人達がほかの職種からの転職が多いので、一概には言えません。

そこで、ツアーガイドに必要なキーワードを挙げるとすれば管理です。どのような管理かと言えば、最も大切なものですが、時間です。ツアーは細かいタイムスケジュールの上に成り立つ部分が多いので、ある程度時間に余裕を持って、ツアー参加者に目を配りましょう。

次ぎに感情の管理ですが、人と繋がりがある仕事なのがツアーガイドの仕事です。十人十色とあるように、必ず考えが一致する訳ではありません。少々頭に来ても、お客様の前で感情を露わにするのは、プロとして失格です。出来る限り、笑って済ませるぐらいの大らかさが必要でしょう。

感情のコントロールに直接結び付きそうなのが、健康の管理で、特にツアーガイドがそう思います。疲労が溜まっていると、感情のコントロールが難しいのですが、繁忙期は本当疲れが中々取れません。仕事が休みの時は、しっかり体調管理に努め、健康に留意しましょう。語学力や外国の知識があるに越したことはありませんが、何よりも仕事に臨む姿勢が評価されます。



海外勤務におけるツアーガイドに向いている人の特徴

海外勤務だけでなく国内のツアーガイドと通訳ガイドに共通して言える事ですが、敏感さとコミュニケーション能力が高い人が向いています。それに加え、学ぶことが好きで、人に伝える喜びを感じることが出来る人は活躍出来ます。

クレーム処理と言うよりもクレームが起きそうな場面は事前に察知して、先に手を打つのがプロの仕事です。一方で、本当に問題が大きくなった場合には、慌てず一つ一つ丁寧に処理をしてみてください。体力と精神力が必要と言われていますが、気持ちの切替えが上手い人は、特にツアーガイドに向いています。

コミュニケーション能力ですが、当然海外勤務になると、語学力のブラッシュアップは欠かせません。フリーランスの立場の人が多くなるので、仕事を回してくれる旅行会社との関係もしっかり構築しましょう。ホテルやレストラン、観光施設のスタッフと関係も良好で、中にはバスが2台口以上になるので、ガイド仲間とも上手くやっていける人がいいです。

海外のツアーガイドと求人について

海外のツアーガイドの仕事を探すには、転職サイトと各国の求人を紹介している掲示板を活用するのが最も効果的です。転職エージェントのほとんどがツアーガイドの求人は取り扱っていませんが、ランドオペレーターと言われる現地手配関連を行っている旅行会社のスタッフの募集は良く見かけます。ここでは、更にかみ砕いて以下ご説明致します。

海外におけるツアーガイドの現地採用について

転職サイトと各国の求人を紹介している掲示板以外で、ツアーガイドの仕事にありつけるのは、直接日本のツアーを取り扱っている現地の旅行会社を訪ねることです。また、既にツアーガイドで活躍している日本人や現地の人達から紹介してもらうと言ったケースも少なくありません。

裏技としてご紹介したいのが、日本で添乗員として先ず現場を知ると言うのもありです。旅行会社の正社員ではなく、添乗員自体を職業とし、海外のランドオペレーターの人達からプロ添(プロの添乗員)と呼ばれています。

海外添乗によって、各国の旅行会社や現地ガイドと知り合いになり、多くの情報を得ることが出来ます。直接雇用してもらう、或いはプロ添の実績があって一定以上の語学力があると、即戦力と見なされているので、求人案件に応募しても受かりやすいです。

「添乗員」「求人」のキーワードで、該当する会社が幾つも出て来ます。人によって一般的なほかの職種と同じく向き不向きがありますので、自分に合った会社を探してみましょう。また、Facebookなどのソーシャルネットワーキングサービスを活用しながら業界人のお友達を作って、情報を仕入れるのも悪くありません。

海外におけるツアーガイドの駐在員求人について

ツアーガイドの駐在員求人というのはなく、カテゴリー的には先ず海外にオフィスを構える日本に本社を置く旅行会社の社員として、現地に赴任することになるのが一般的です。大手の旅行会社だけでなく、ランドオペレーターも同様なので、お見逃しなく。

旅行会社の中には、将来的に外国でランドオペレーターの会社を設立しようと言う人が中にはいます。現地法人の社長になると、ほとんど自身に決裁権があります。外国語に精通し、先ずはツアーガイドのアシスタントをしてみると言うのもありです。現地の観光や習慣を把握することによって、夢を叶えることも出来ますが、合わせてビジネスの法習慣も学んだ方がいいと言えます。

最後に

海外就職で人気の職種であるツアーガイドの良さは、変化のある仕事なので、面白さがあると言われています。また、トレッキングやスキー、オーロラ体験等自身が興味ある、或いは趣味の延長として、国や地域を選ぶことも出来ます。中には旅行会社だけでなく全く違う職種に転職するケースも見かけられますが、一度ツアーガイドや添乗員をすると、やめられないと言う人も少なくありません。

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