世界有数のモデル福祉国家で北欧雑貨が日本で人気のデンマークは、国民の一人あたりGDPが世界でトップ10に入る豊かな国です。国連世界幸福度報告では第1位になったこともあり、ワークライフバランスの取れた生活が出来る事で、女性をはじめ日本の若い人たちに注目を集めています。
ここでは、知っておくと助かるデンマークの就労ビザや就職事情と求人について、具体的にご紹介致します。
- 「エンワールド・ジャパン」(国内の外資系・グローバル案件多数)
- 「ランスタッド」(非公開求人も多数)
- 「リクルートエージェント」 (未経験OK・非公開案件多数)
デンマークで働くには?デンマークの就労ビザについて
デンマーク国籍以外の全ての外国人で、90日以上デンマークに滞在するには、就労・居住許可を取得しなければなりません。デンマークには13種類もの就労ビザがあり、いろんなカテゴリーに分れています。ここでは、なるべく全体的に就職で関連のありそうなデンマークの就労ビザを中心に説明致します。
デンマークの就労ビザの種類や期間について
デンマークは移民政策の一環として、高い能力や特殊なスキルを擁する人ほどビザ取得が有利になる傾向が見られます。以下、デンマークで働く際に必要となるビザの種類になります。
- Pay Limit Scheme
- Green Card Scheme Visa
- Pay Limit Scheme
- Positive List
- Fast-track Scheme
特殊な資格のサティフィケイトなどを持っている場合は有利になることもあるので、添付資料として英訳を前もって用意しておくと良いでしょう。
「Pay Limit Scheme」
学歴や資格など関係なく、約42万デンマーク・クローネ(1クローネを17円で計算すると、日本円で7,140,000円)の年収があれば申請出来る就労ビザが「Pay Limit Scheme」です。最長4年間ビザが有効で、同じ条件を満たせば更に延長が可能です。
「Green Card Scheme Visa」
「Green Card Scheme Visa」と言われる大学等の学習課程を終えた若い人たち向けの就労ビザもあり、「Pay Limit Scheme」同様の有効期間があります。
「Positive List」
労働力不足の職種において雇用される場合の「Positive List」は、医療や福祉関連施設の看護師と介護士などが挙げられ、就労ビザの有効期間は「Pay Limit Scheme」等と同様です。アートやスポーツ、和食の調理人向けの料理など特定の能力を擁する人材が申請できる就労ビザは2年間有効です。
「Fast-track Scheme」
高い能力を持った人材向きの就労ビザの「Fast-track Scheme」は、申請から勤務開始までの期間が約10日間以内で、簡単に取得出来るビザと言われています。デンマーク政府機関に認証されている日本など国外から医師や歯科医として要請を受けた場合、デンマーク国内に滞在できる就労ビザもあります。デンマーク社会に貢献する社会的責任能力があり、人道的なボランティアで働くことを目的とした申請するボランテイアビザは、18ヶ月間有効です。
デンマークの就労ビザの申請について
デンマークの就労ビザの申請の際に、雇用主との雇用契約が必要となってきます。給与や休暇のルールについて確認、言い換えると互いにコンセンサスを取ることになるので安心です。
13もの就労ビザの中で、申請するにあたってほとんどのビザに必要な書類は4種類になります。
- 「学歴証明書」
- 「申請費の支払い証明書」
- 「申請日から30日以内の日付が入った雇用契約書」
- 「パスポート全ページのコピー」
高スキルや研究職などでは職種に関連する学歴証明書が必要となるので、大学院卒業であれば、修士課程修了証明書も用意しておいた方が良いでしょう。送り出し機関などが支給することで、給与が発生しない就労ビザの「Guest Researcher」は、滞在費は自分で賄うため残高証明書が必要となります。
デンマークの就労ビザの申請については、どのビザで取得するのかで幾分必要となる書類が異なります。13の就労ビザの種類を調べて自身に該当するモノを探すのもいいですが、雇用先がたいていフォローするでしょう。
デンマークの就労ビザの申請の難易度
デンマークの就労ビザも数が多いですが、一般的にお世話になりそうなモノは限られます。「一定の年収がある」「和食の調理人向けの料理など特定の能力を擁する人材」「若い人たち向け」「労働力不足を補うための」就労ビザの主に4つになりそうです。
医師や歯科医、高スキルのエンジニアになれば、条件さえ満たしていれば、就労ビザの取得はそれほど難しくはありません。一般職に関しては、就労ビザの申請の難易度と言うよりもデンマークで仕事を確保することが、重要となってきます。
各種ビザは雇用先の管理部門がフォローをしてくれるとして、先ずは転職エージェントに登録をしてみましょう。現地の日本人会が運営の「デンマーク日本人会掲示板」で求職をアピールするのも一つの選択肢の中に十分入ると言えます。
デンマークの就労ビザの申請に必要な語学力
就労ビザの申請に必要な語学力の定めは、デンマークでは特に定めがありません。それでも就労ビザの申請の際に、受け入れ先と雇用契約を結ぶ必要があるので、一定の語学力が必要です。
世界的に有名な語学学校の調査によると、非英語圏の英語能力ランキングではデンマークは、オランダに次ぐ世界第2位です。雇用契約では、働く際に最も重要な一つとされる給与や休暇のルールについて突き合わせをしますが、何より英語が得意な国民なので、安心ではあります。また、英語かデンマーク語のどちらの言語が重要なのか、どの程度のレベルを求めているのは、募集先や転職エージェントに確認をしてみてください。
デンマークの就職事情と求人について
在デンマーク日本国大使館の調べによると、デンマークに進出している日系企業数は87社、在留邦人数は約1,600人です。日本人の子ども達を対象にした、コペンハーゲン日本人補習学校の小中学部があるので、家族連れの人には安心です。デンマークは対日貿易黒字を計上している国の一つで、良好な貿易関係を維持しているので、将来的にも明るいと言えます。そこで、日本におけるデンマーク起業とデンマークの駐在員求人や現地採用についてご紹介致します
日本におけるデンマーク系企業
日本で人気の北欧風雑貨ショップの「フライングタイガー・コペンハーゲン」の運営会社が、デンマークにある「ゼブラ」になります。世界30カ国に900店舗以上、日本には約150店舗の雑貨店があります。家庭用品に文房具や食品などを取扱い、2011(平成23)年にアジア第1号店として、日本法人ゼブラ ジャパンが大阪に設立されました。
1925(大正14)年にデンマークで創業した、オーディオ・ビジュアルブランドの「バング&オルフセン」は、時代を越えたスタイリッシュなデザインが人気です。1950年代後半からテレビやオーディオ機器などにおいて、クラフトマンシップのたしかな技術で、世界に認められる優れた製品を開発しました。20に近い製品がニューヨーク近代美術館の永久収蔵品にセレクトされ、日本にはバング&オルフセンの専門店が全国に15店舗あります。
グローバル製薬企業のノボノルディスクの日本現地法人である「ノボノルディスクファーマ株式会社」の本社が、東京都千代田区丸の内にあります。プラスチック製の組立て玩具で知られる、世界最大級の玩具メーカーレゴも日本現地法人があります。世界中に愛され続けている陶磁器のロイヤルコペンハーゲンやビールのカールスバーグのブランド名を聞いたことがある人も多いでしょう。
デンマークの現地採用
デンマークでは、主に「転職エージェント」「デンマーク日本人会掲示板」「ハローワークに当たる公共の就職紹介機関」などで、現地採用の仕事を探すことになります。転職エージェントでは登録、デンマーク日本人会掲示板では、求職をアピールしてみるなどと言った動きが必要となります。
一定の事務処理能力があり、語学が堪能であれば、時々求人が出でいるデンマーク王国大使館に募集するのもいいかもしれません。そのほか求人サイトでは日本語教師や保育士の募集が出ていることもあり、大手旅行会社のコペンハーゲンオフィスのスタッフなどの求人も見逃せません。
デンマーク国内では、自治体主催で外国人を対象としたデンマーク語レッスンが開かれていて、語学だけでなく文化・慣習や法律についても学びことが出来ます。ホストプログラム制度を利用することによって、月2回ほどのペースで、生活や仕事のアドバイスを受けられます。日本で言うハローワークに当たる機関では、外国人を対象とした求人コーナーがあるので、見逃せません。
デンマークの現地採用では、コペンハーゲン日本人補習学校小中学部が常勤・非常勤問わず、講師を募集しています。勤務地はコペンハーゲン市内になり、教育経験のある方優遇ですが、日本とデンマークいずれも教員免許の有無は問わないようです。詳細は、コペンハーゲン日本人補習学校のホームページにてご確認ください。
また、ワーキングホリデーや留学期間中に、北欧雑貨店などのお店とコンタクトを取りながらデザイナーのアシスタント業務からはじめる人もいます。
デンマークの駐在員求人
デンマークに進出している日系企業数は87社ですが、日本人会とコペンハーゲン日本人補習学校があるほどなので、駐在員の皆さんも安心です。教育レベルが高く、医療制度が充実していることもあり、デンマークへの移住を考えている人も少なくありません。産休・育休の制度も整備されていて、通常母親一人当たり52週間取得出来ます。
デンマークで働くのには、駐在員に研究職や現地採用が、一般的です。転職エージェントに登録していると、中でも駐在員求人は日本に居ながらにしてもデンマークの案件に、応募出来ます。地政学的にみても北欧全体に加えイギリスとドイツも勤務先の候補と考えて探した方が、その分仕事を紹介して貰える確率が高くなります。
一般的には、いったんデンマークに現地法人がある日本の会社に就職して、何年後かに駐在員として現地に赴任すると言うケースが多いです。中には、デンマーク勤務の財務経理業務を含めた内部統制全体の統轄の任務に当たるマネジャー職など、新規の中途採用での募集が出ていることもあるので、お見逃しなく。
デンマークに進出している代表的な日系企業では、自動車や薬品メーカーが、挙げられます。輸送用機器・電気機器・精密機器もまた日本が世界に誇る分野の一つで、デンマークにも各社のオフィスや工場などが点在しています。世界各地にネットワークを展開する旅行会社、家具・家電や食料品の卸売、楽器や音響機器で有名な会社もあるほどで、職種は多岐に渡ります。
興味深いのには、世界最大規模の印刷会社に加え、農業関係者に親しまれている種苗会社もあります。また、デンマークは昔から海運業が盛んですが、日本の大手海運会社の現地法人も何社かあります。
デンマークで働くには?就職の進め方について
それでは、デンマークで働くにはどのような情報を集めて、どのようにして準備を進めていけば良いのでしょうか?
「デンマーク日本人会掲示板」などのサイトを利用して現地で自分自身で働き口を見つけることも可能ですが、デンマークである程度、長期的に働こうと考えている場合は、雇用主を見つけて、まずはビザの申請をしなければなりません。
デンマークで長期的に働く場合は、デンマークに支店がある日系企業に応募する方法が、もっともメリットが多く、ビザ申請に関してもスムーズに進むのではないでしょうか。
デンマーク系企業の求人は、一般公開されている企業は非常に少なく、自分にあった職種を見つけることが難しい状況ですが、海外勤務に関しては非公開案件も多く存在しています。この非公開案件を見つけることで、自分にあった企業を紹介してもらうことが可能です。
非公開求人の情報を集める
海外就職を進めていく中で、よい求人を見つけるには、「転職エージェントから非公開求人の案件をオファーを集める」ことが一番良い方法になります。
転職エージェントでは、一般的な転職サイトでは見つからないような条件の良い求人を、エージェントが集めてきてくれて、優先的に紹介してくれることが最大のメリットです。
転職エージェントに登録することから採用されるには一切費用が発生しないので、外資系企業や海外就職に成功された方の例としては、「外資系や海外勤務に強い大手転職エージェント」に登録する方が、圧倒的に多いのが現状です。採用した企業から手数料をもらうため転職エージェントも、かなり親身になってサポートしてくれます。
外資系企業や海外就職に強い転職エージェントとして、求人件数が圧倒的に多いのは、20代・30代の転職・グローバル&海外就職に強い「ランスタッド」 、国内最大手の「リクルートエージェント」 になるので、この2社は必ず押さえておきましょう。
現地密着型の求人情報では、デンマークの日系企業では、どのような仕事があるのか、また給料の相場などをチェックしても良いでしょう。
最後に
上下関係がうるさくなくワークライフバランスの取れた中で働き生活出来るデンマークは、今後は益々女性や若い人たちを中心に人気が出ると予測されます。自治体主催の無料のデンマーク語のレッスンには、幅広い層の日本人が参加しています。スポーツクラブや文化サークルに入って、現地のお友達を作っている人も見かけ、新しい自分の中の発見もあります。そんな素敵なデンマーク暮らしを実現するには、転職エージェントの活用が効果的です。
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