台湾で働くためには配偶者ビザやアメリカで言えばグリーンカードにあたる永住居留証明書、台湾の身分証明書を持っていない人は、就労ビザ取得が義務付けられています。日本人が台湾で働くための就労ビザ取得の条件として挙げられるのが、大学や短期大学、高等学校など卒業後一定の年数の職歴が必要となりますが、それほど長い年数ではありません。
日本の本社採用の海外駐在員以外に、ハイクラス案件や現地採用として採用され、台湾で働くことが出来るチャンスがあります。インターネットでの情報を簡単に見ることが出来る時代になり、以前よりも仕事が探しやすくなっていますが、中でも就職エージェントへの登録がおすすめです。ここでは台湾の気候や公用語などの生活に関連する基本情報から、現地で働くための情報についてご紹介致します。
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台湾の基本情報について
文化面での共通点や風貌からしても世界で最も日本に近い外国の台湾で働きたいと思っている日本人は、少なくありません。そこで、知っておくと便利な台湾の基本情報について、順を追って説明していきます。
台湾の概要
台湾の面積を例えると九州を一回り小さくしたほどと比喩されることが多いので、おおまかな見当が付きやすいです。人口は約2,360万人ですが、人口密度は約640人/㎡で、日本の2倍近くです。離島や山村以外のガイドブックに載っている都市部のほとんどで、ほぼ毎日のように夜市が開催されています。実際に台北や高雄の夜市に行ったことがある人は、熱気を肌で感じたと思いますが、それだけ人が多いと言うことでしょう。
台湾における宗教の割合は道教と仏教の習合が93%、キリスト教が4.5%と大部分を占めています。台湾原住民の間には21世紀の現在も伝統的なアニミズム信仰が行なわれ、独特の世界観が語り継がれています。
台湾における日本文化は、以前にも増して各地で広まっています。女性はファッション関連に男性は野球、若い人たちはサブカルチャーなど全体的には、日本の食への関心が高いです。
台湾の経済成長は農業社会から電気やプラスチックなどの軽工業へのシフト転換、1970年代の大規模な公共投資を実施し、自主経済が確立をしました。1997(平成9)年に起きたアジア通貨危機も民間の中小企業を軸とした柔軟性やマネーゲームに走らない健全な経営が台湾経済の屋台骨をしっかり支えました。
現在は世界有数の半導体やIT関連などの生産基地に限らず研究センターがあり、日本からも多くの技術職やセールスで働いている人がいます。日本にとって台湾は世界でも有数の貿易相手国であり、国・地域別では対日輸出額と輸入額がいずれもベスト5に入っています。台湾と日本の間での輸出入ともに機械や電気設備、化学品や金属製品が主要品目です。
台湾の地理や気候について
台湾は日本の与那国島から約107kmのところに位置し、南北に長く東西が狭い形をしていて、面積は九州より少し狭い程度の大きさです。東高西低の地勢で全島面積の3分の2が山岳を占め、台湾の最高峰は標高3,952mの玉山山脈にある玉山です
台湾は南西部に位置する嘉義県付近に通っている北回帰線を境にして、気候区分が大まかに、二つに分かれています。代表的な都市では日本人女性旅行者に人気の台北がある北部が亜熱帯、海鮮料理が美味しいと評判で日本からの直行便も就航している、高雄が位置する南部が熱帯に属しています。
気温的には、台北と沖縄の那覇は一年ほぼ同じぐらいで推移しています。細かく言えば台北の方が少し冬は気温が低くて暖房と言う概念がないので、寒さが苦手な人はアウター以外に重ね着出来る、シャツやインナーを用意しておくと安心です。夏は気温が高くなり雨が降る日も少なくはないので、雨具を用意しておくと良いでしょう。
日本の冬の時期の高雄では日中の最高気温が24℃前後で、平均最低気温が16℃ほどで推移しています。台南を含め南部でも年に何日か日本の晩秋並みに、気温が下がることがあります。
台北-最高気温は約33℃、最低気温は約12℃で、観光のベストシーズンは日本の春と同じ時期と10~11月になります。高雄-最高気温は約32℃、最低気温は約16℃で、3月の日中は半袖と軽めのアウターと言った服装でいいぐらい、暖かくなります。台中や新竹は台北と同じぐらいの気温と考えていいです。
台湾の言語や公用語について
公用語の中国語は中国で言う標準語になり、福建省南部の方言の閩南語から来たものを台湾語と言います。大きな違いは1945(昭和20)年以降に台湾に移り住んだ人たちを外省人と言い、中国語を使います。それ以前から台湾で暮らす人たちが内省人で、友人や家族と親戚の間では台湾語、一般的には中国語と言った、場面によって使い分けています。
中国語の標準語は中国では普通語、台湾では国語と呼ばれ、イギリス人とアメリカ人が使う英語と同じぐらい違うと言うのが比較的適当な答えになるでしょう。以下、中国の標準語と台湾の国語は、中国語として説明しますので、予めご了承ください。
台湾人と中国の福建省や広東省と言った華南地方の人たちが話す中国語は、シンガポールをはじめ東南アジアの華僑の発音や表現とよく似ています。海外での就職を考えると、台湾での留学や生活はいろんな国や地域と繋がりがあるので、うれしいです。
そのほか先祖の出身地別に中国語や台湾語以外に、身内の中では広東語や客家語を使う人も見かけられます。年配者の人たちは中華系と台湾原住民の共通語だった日本語を懐かしがりながら話す人も少なくありません。
台湾の物価と生活費について
台湾の物価はものによって異なりますが、おおよそ日本の半分から3分の2ぐらいと言われています。ホテルなど宿泊費をはじめ台北になると、日本とそれほど物価が変わらないものもあります。地方のビジネス旅館風の旅社では、台湾南部最大の都市である高雄でさえも日本のビジネスホテルの2分1以下で宿泊出来るところが結構の件数あります。
宿泊代に関して台湾で注意したいのは、春節など大型連休の時に各地で軒並み通常料金の2~3倍高くなります。それでも当日満室のところが多いので、利用される場合は、旅行会社を通すかネットや電話で予め予約を入れてみてください。
台湾は交通費も安く、台北の初乗りのタクシー料金は台湾元で70元、日本円にすると約260円ぐらいです。台北MRT(地下鉄)が利用区間によりますが市内移動では20~50台湾元、桃園国際空港から台北駅までは160元ほどです。台北からレトロな街並みが人気の九份まで、バスで100台湾元前後です。
・家賃
日本同様台湾も都心や地方都市に加えて住む場所や物件内容によって家賃が異なりますが、比較的リーズナブルな価格のアパートメントがあります。台北の中心エリアだと、単身用で9,000~18,000台湾元(約32,500~65,000日本円)です。台北市内からMRT(地下鉄)で15~20分の新北市のアパートメントだと相場が10,000台湾元前後、台湾のシリコンバレーと呼ばれる新竹市だと約5,000台湾元です。
台湾第2の人口を擁する台中も新竹とほぼ同じぐらいで、中心街に行けば行くほど高くなり、家賃が月8,500台湾元のところもあります。気軽に暮らせるゲストハウスやAirbnbで長期割引を使ってシェアハウスを利用している人も台北で働く人の中にはいて、ひと月分まとめて払うと安くなる場合がありま。トイレシャワー共同ですが、ドミトリーではなく最低限個室を確保したい場合は、月10,000台湾元前後をみておきましょう。
・電気代・水道代・ガス・インターネット
台湾のゲストハウスやシェアハウスは、水道光熱費が家賃に含まれている場合がほとんどですが、念のためにオーナーに確認をしてください。シェアハウスではマンションの部屋の玄関の鍵のデポジットとしていくらか契約時に払うケースも中にはあり、退室時に金額が戻って来ます。
台湾のアパートメントの水道光熱費の支払いはひと月ごとか、2ヶ月まとめて支払う場合があります。電気代は、メーターの使用料金がアパートによって異なるので入居前に必ず大家さんに確認しましょう。1ヶ月300~1,000台湾元が目安で、暑い時期にクーラーを使うとその分高くなります。
水道代は月100台湾元前後、ガス代は日本の3分の1程度と言われています。台湾はデータ通信用の契約料金が割高なので、無料のインターネットが使えるか、月額がなるべく安く定額のところをおすすめします。
・食事(レストラン・スーパー)
台湾料理は日本人の口に合うことで知られていますが、ローカル食堂が安いので、うれしいです。台湾の肉そぼろかけ飯の魯肉飯や麺類などは台北では50台湾元(日本円で約180円)、地方に行くと30台湾元~で、食べることが出来ます。エアコンの効いた飲食店になると一品100~150台湾元です。和食になると日本並みの料金のところが多いですが、一般的な台湾料理だとひと月の食事代もそれほど掛かりません。
台湾生活が安心で便利なのは、現地で日本人が働くような都市ではコンビニが点在しているからと言っても過言ではなさそうです。飲み物も食べ物も日本の3分の2程度の物価ですが、外国製は少し高くなります。
コンビニよりスーパーの方が少し安いので、生活に慣れてきて街の地理が解ってくると利用してみたくなります。台湾のスーパーの中には、日本同様に高級な食材をメインに取り扱っているお店もあります。全体的に見て日本より食べ物もビールもリーズナブルなので、食のストレスはほとんど感じないでしょう。
台湾の治安について
台湾の治安はむしろ日本の大都市より良いと言われるほどですが、台北の林森北路に見られるように繁華街があります。仕事上接待などで利用するお店もあるかと思いますが、旅行や台湾生活にまだ慣れていないが行きたいと思った時には、信頼のおける台湾人を介した方が良いでしょう。
タクシーの利用もシンガポール並みに安心できると評判が良いですが、深夜利用の際には配車記録が残ることもあって、コンビニをはじめお店から呼んでもらってください。フレンドリーな人がタクシーのドライバーさんにも多いですが、女性はくれぐれも携帯電話番号は勿論のこと、就職や留学での滞在中のアパート名は万が一聞かれても教えないのが賢明です。
台湾は日本の人口密度の2倍近くで車社会ですが、都市部の駅や中心街には特にバイクの数がびっくりするほど多いです。車やバイクが優先社会なのが台湾なので、自転車を含めて車両全体に気を付けて、道路を歩いてください。
服装に関しては、日本人らしいこざっぱりとした感じの方が、好感度が高いです。中国語を話せる人では、東北三省や北京の人たちが使う特有のR音を強調すると、嫌がられる場合があります。言い換えると外国人が大袈裟に東京の若い人たちの使う言葉を連発すると、決していい気がしないと言う日本人も多いでしょう。トラブルに巻き込まれないためにも、普通に振る舞い生活することが一番です。
皆無ではないもののほかの外国と違って、ぼられることが少ないのも台湾です。翻訳アプリや旅の指差し会話帳は車の少ないところで、周りの安全を確認してから見た方が良いでしょう。
台湾人の特徴や国民性について
1945(昭和20)年以降に台湾に移り住んだ外省人とそれ以前から暮らす内省人の中には、漢民族系のホーロー人と台湾原住民がいます。そのほか外省人と内省人がいずれも存在する客家人を含め、主に合計で4つのグループ分けをされています。
最大のグループがホーロー人で台湾の人口の約73%で、規律を守り仲間を大切にする点では、日本人との共通点が多く見られます。お喋り好きなフレンドリーな性格で、ビジネスでは独立志向が強く、行動力もあります。
人口の約12%の外省人は歴史的背景から反日が多いと思われますが、かなり誤解されているようです。上海に山東、四川と言った先祖の出身地によって性格が異なるのは、日本の何々県人と言うのと同じです。お人好しで大らかな人もいれば、女性は気が強いなど、祖父や祖母の影響もあってか性格も十人十色です。
台湾の行政院は16の民族を原住民と認可していて、性格や風習はそれぞれ異なりますが、目鼻立ちがくっきりとした美男美女が多いことで知られています。芸術や身体能力に長けていて、芸能人やプロのスポーツ選手として活躍している台湾原住民の人も少なくありません。
中国本土だけでなく香港や東南アジアをはじめ世界各地で暮らす客家人は、台湾の総人口の約12%を占めますが、花蓮県の人口比は40%で特に多いです。勤勉で質素倹約を苦としない生活をし、ビジネスをはじめ他分野で成功を収めているのが、客家人の大きな特徴に挙げられます。
内省人は本省人とも言われていますが、政治的な要素が関連してくることもあって、直接何人か尋ねない方が賢明です。料理や中国語が解るようになると発音などで推測がついてきて、文化面の各民族の違いは台湾での人付き合いでも役に立つでしょう。中には混血もあり、特に客家人はホーロー人に同化するケースが進んでいます。
全体的に台湾人はストレートで大雑把で、口が時々滑ったりします。中国人との共通点は面子を重んじ、勝負事が好きです。日本人と似ているところと言えば、道を聞かれても親切に教えてくれる、カフェで席を譲るなどマナーの点です。
台湾の代表的な企業一覧
台湾の代表的な企業と言えば、今や電子機器などが有名でしょう。シャープが台湾企業に買収されるといったニュースなどでも記憶が新しいのではないでしょうか。
ASUSやHTC、またエイサーが日本では有名な台湾企業なのではないでしょうか。以下、wikipediaより台湾の代表的な企業になります。
電機・家電・電子機器
- TSMC(臺灣積體電路製造)
- 鴻海精密工業
- クアンタ・コンピュータ
- コンパル・エレクトロニクス
- 和碩聯合科技(Pegatron)
- HTC (企業)
- 友訊科技台灣分公司( D-Link Corporation)
- VIA Technologies
- エイサー
- Micro-Star International(MSI)
- エリートグループコンピューター・システムズ(ECS)
- ASUS(ASUSTeK)
- GIGABYTE
- BenQ (佳世達科技)
- UMC
- KINGMAX
- Realtek
- ADLINK
- Portwell
- Advantech
- 東元電機 (TECO)
自動車製造
- 和泰汽車
- 国瑞汽車(日野、トヨタ車)
- 裕隆汽車(ラクスジェン、ニッサン、ゼネラルモータース車)
- 中華汽車(三菱車)
- 台湾本田(ホンダ車)
造船
- 台湾国際造船
輸送機器・部品・素材・開発
- SYM(三陽工業)
- KYMCO(光陽機車)
- PGO(摩特動力工業)
- 合騏工業
- 台湾金蜂
- 優耐立
- 捷穎実業哈特佛
台湾山葉 - 機車工業(YMT ヤマハ発動機台湾子会社)
- FULMER
- AFX
- SBK
- SOL
- THH
- VR-1
- ZEUS
製鉄業
- 中国鋼鉄
インフラ・交通
- チャイナエアライン (中華航空)
- マンダリン航空
- エバーグリーン・グループ (長栄集団)
- エバー航空
- ユニー航空(立栄航空)
- 長栄海運
- 台湾高速鉄路公司
- 台北捷運公司
- 高雄捷運公司
- 国光汽車客運
- 統聯客運
- 大都会客運
- 嘉義客運
- 宏都阿里山公司
化学、石油、産業財
- 台湾中油
- 台塑集團(台湾プラスチックグループ、Formosa)
南亜
電力
- 台湾電力
航空機メーカー
- 漢翔航空工業(AIDC)
- 台湾エアロスペース(TAC)
金融・保険
- 台湾銀行
- 台中銀行
- 高雄銀行
- 中国信託銀行
- 臺灣新光商業銀行
- 中国人寿保険 (台湾)
- 新光人壽保険
- 国泰金控
- 富邦集団
シンクタンク
- 台湾科学技術院
- 台湾智庫
検索エンジン・ポータルサイト
- 天空傳媒(Yam天空)
- Yahoo!奇摩
通信・電話
- 中華電信(Taiwan Telecom)
- 台湾大哥大(Taiwan Mobile)
- 遠傳電信(Far EasTone、旧AT&T、現在DOCOMOが出資している)
- 大衆電信
- 亞太電信
- 威寶電信(Vibo)
ソフトウェア
- Wistron
- IISI(宏瞻資訊)
- ダイナコムウェア
- オクトン(翱騰國際科技股份有限公司)
製薬業
- 五洲製薬
食料品
- 台湾糖業公司
- 黒松 (企業)
- 台湾菸酒股份有限公司(台湾ビール{台灣啤酒})
- 味王
- 康師傅
- 統一企業
- 台灣星巴克(Starbucks、統一企業、統一超市の合弁)
商業・流通
- 新光三越
- 太平洋SOGO
- 統一超商(台湾セブンイレブン)
- 統一阪急百貨
- ハイ・ライフ (コンビニエンスストア)
- FamilyMart(全家便利商店股份有限公司)
- 台灣樂天市場
メディア関連
- 中国時報
- 聯合報
- 自由時報
- 中国電視
- 中華電視
- 台湾電視
- 民間全民電視公司
- 公共電視台
- 中国広播公司
- 爆料公社
音楽・楽器
- ジュピター
台湾の就労ビザについて
日本人が台湾で働くために必要とされるのが、ワーキングパミット(労働許可証)にあたる、就労ビザの取得です。永住居留証明書や台湾人と結婚して配偶者ビザを持っているなどの特例を除いて、原則として台湾の政府機関発行による就労ビザを取得しなければ、働くことが出来ません。
また、就労ビザ以外で働くことができるのがワーキングホリデーになります。日本風の居酒屋などでワーキングホリデー制度を利用して、働いている日本人が台湾では多く見かけられます。
日本人は台湾滞在がノービザで90日まで可能ですが、その期間に就労ビザを持たずに働くと不法就労に該当します。国外退去は勿論のこと、罰金の3万~15万台湾元も決して安くありません。
就労ビザ取得のために日本から用意しておきたいのは以前勤務していた会社の在職証明書、最終学歴証明書にあたる卒業証明書のいずれもコピーではなく原本です。日本人が台湾で働く際の条件に挙げられるのが、学校を卒業後の職歴です。
大学卒は2年以上ですが、高校に専門学校や短大卒は5年以上の職歴が必要とされます。一社だけでなく複数の会社に働いた場合は在籍日数を合算できるので、くれぐれも数字が合うように、今まで働いていた会社の在職証明書を用意しましょう。
台湾の就職事情と求人について
台湾で働くためには就職先を見つけて、その会社から就労ビザを取って貰うことになります。ここでは、台湾系や日系企業への台湾での就職と現地採用ついて紹介いたします。
日本における台湾系企業
アメリカや東南アジアをはじめ、世界各国で台湾系企業が見かけられます。大小含めると日本には地方を代表する都市にもたいてい台湾人の経営の事業所が、あります。日本に進出している代業的な台湾系企業と言えば、ハイテク企業や航空会社、コンテナ輸送の海運会社などが有名です。
日本に進出する台湾系企業は数年前に百数十社を超え、今後さらに拡大傾向にあると言われています。日本の会社の同業種と比較しても競争率や入社後の待遇はそれほど変わりませんが、全体的に残業時間が台湾系企業の方が少ないと言われています。
台湾の現地採用
台湾での現地採用での就職を考えている人は、人材紹介サービスを行なっている就職エージェントへの登録を先ずは、おすすめします。諸外国とほぼ同様で、特に必要とされる日本人が、台湾でも技術者やエンジニアになります。営業職やカスタマーサポートでは中国語をメインにして仕事をする会社が多いとは言えないものの、一定の外国語のレベルを求められます。
外国語は取引先や出張などの関連で英語を最も重要視する会社があり、台湾系企業であれば中国語を話せないとちょっと厳しいかもしれません。日系と台湾系いずれも技術者や幹部としての採用の際に、英語と中国語のスキルをあまり問われない場合もありますので、詳しくは就職エージェントに相談してみるのも良いでしょう。
現地採用の日本人に限らず台湾人も昇給があっても微増で、昇格もそれほど期待は持てないので、人脈を利用してジョブホップするのも一つの方法です。収入はそれほど高くありませんが、台湾生活が好きかキャリアを積みたい人に、人気なのが日本語教師です。ネットや台北のゲストハウスにいる欧米系の英語教師からの情報以外に、学校に直接行って仕事を見つける人もいます。
台湾の現地採用で仕事を見つける場合ですが、主に台北市内の単身用アパートメントを1ヶ月単位で賃貸契約するか、ゲストハウスなどのリーズナブルな宿泊施設の利用になります。また、桃園駅周辺にある1泊500元(日本円で約1,800円)前後なので、早く採用になる見込みがある人にはいいかもしれません。ちなみに桃園からだと台北と新竹どちらの企業の面接に行くのにも交通アクセスが悪くないので、位置的にも問題ありません。
台湾の駐在員求人
日系企業と台湾系企業いずれも台湾で駐在員として働くのが、一番メリットが多いです。日本から台湾までの交通費をはじめ、コストがあまり掛かりません。近年ではIT情報通信関連に加え卸・小売業や飲食業の台湾進出が目立っていますが、機械設備部門や電子部品の製造業でも依然として、駐在員で働く人たちが多く見られます。
福利厚生で日系企業となると住宅費を会社が全額や一部負担してくれるところも少なくなく、住居環境自体もいいところが多いようです。海外に慣れていなくても台湾は親日家が多く、治安も安全で物価も日本より安いので、生活も安心です。
台湾で働くには?就職の進め方について
それでは、台湾で働くにはどのような情報を集めて、どのようにして準備を進めていけば良いのでしょうか?
台湾では、ワーキングホリデーもありますが、ノービザでも90日まで可能なので、その間に現地採用で仕事を探すことも可能ですが、初めての海外就職であれば色々と困難な場面にも直面します。
台湾で長期的に働く場合は、日本で台湾に支店がある日系企業などの駐在員採用に応募する方法が、もっともメリットが多く、ビザ申請に関してもスムーズに進むのではないでしょうか。
日本である程度の職歴や経験があるのであれば、転職エージェントなどを活用して、まずは日本で働いている間に就職活動や転職活動を進めて行くのも良いでしょう。
非公開求人の情報を集める
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