スウェーデンは、日本では首都ストックホルムで、ノーベル賞の授賞式が行われることで、広く知られています。社会福祉制度が充実していることも有名で、子育て環境も良く、世界の中でも特に英語が通じやすい国と言われています。
また、近年の一人あたりGDPではドイツや日本を上回る世界第12位と、経済的にも恵まれています。そこで、知っておくと役に立ちそうなスウェーデンの就労ビザや就職事情と求人について、ご紹介致します。
- 「エンワールド・ジャパン」(国内の外資系・グローバル案件多数)
- 「ランスタッド」(非公開求人も多数)
- 「リクルートエージェント」 (未経験OK・非公開案件多数)
スウェーデンで働くには?スウェーデンの就労ビザについて
スウェーデンでは、期間が有効の日本国のパスポートがあれば、90日までだと観光や出張などの商用ともにビザの申請は必要ありません。ただ、就労目的の入国であれば、90日以内の滞在でも労働許可が必要となりますので注意が必要です。そこで、スウェーデンで働くに当たって、就労ビザに該当する労働許可についてご説明致します。
スウェーデンの就労ビザの種類や期間について
スウェーデンで働くためには、居住許可と就労ビザに該当する労働許可を取得する必要があります。居住許可の申請は、基本的に日本で行うことになりますが、概要を以下ご紹介致します。
在スウェーデン大使館のホームページから入り、スウェーデン移民庁のオンラインで居住許可証に該当する「スウェーデン滞在許可証カード」の申請を行うことが出来ます。なお、カード形式許可証は,有効期限が最大で5年となっているので、心強いです。スウェーデン大使館あてに書面での申請も可能ですが、審査にかかる時間はオンラインの方が早いでしょう。
・労働許可(就労ビザ)
最初の2年間に当たる24ヶ月は、労働許可発行時と同じ名称の雇用主と職種の元で、働く必要があると、定められています。仮に、一身上の都合で転職する場合は、新たに労働許可を貰わなければなりません。24ヶ月を超えて労働許可の延長が許可されると、別のオーナーの会社で働くことが可能になります。更新は一年ごとになっていますが、たいてい雇用先の管理部門の担当者がフォローしてくれるでしょう。
・長期滞在許可
居住許可証があり5年間スウェーデンに住んでいる人には、長期滞在者の資格を申請することが出来、就労も認められています。永住権取得の場合は48ヶ月間、同じ職種で働き続けた場合、申請することが可能となります。
・居住許可(配偶者ビザ、サンボビザ)
スウェーデン人、或いはスウェーデン国内の永住資格を擁するパートナーがいる場合は、移民庁に居住許可を申請出来ます。婚姻のないパートナー関係があり、サンボの意味に当たる一緒に暮らしていることを証明出来れば、居住許可が下ります。配偶者ビザとサンボビザがあれば、無料でスウェーデン語の語学学校や職業訓練学校に通うことが出来るのでうれしいです。
スウェーデン人と同じ待遇になるので、病院の診察も同じく無料で受けることが出来ます。ただ、書類関連などが細かく面倒なので、スウェーデン人の助けが必要となりそうですが、特にいい制度だと言えます。
スウェーデンの就労ビザの申請について
スウェーデンの就労ビザは、期間の縛りが設けられているのと申請に時間が掛かることもあるので、早いスパンでの転職は避けた方が良さそうです。また、申請については、住居が確保出来ている以外に、最低13,000クローナ以上の月給があることの証明が必要となります。
就労ビザの申請について必要な書類は、
- 「パスポート」
- 「証明写真(規格サイズは、縦4.5cmX横3.5cmの大きさです。)」
- 「労働許可申請」
- 「雇用契約書」
になります。スウェーデン国内での仕事を確保して、正式に採用されて、労働ビザを取得出来る状態になるので、やはり転職エージェントの活用が効果的です。
スウェーデンの就労ビザの申請の難易度
多少時間が掛かるとしてもスウェーデン労働ビザの申請は、不備が見当たらずに必要書類をきちんと準備できれば、それほど難しいものではありません。配偶者に関してもご自身の就労ビザ取得と一緒に、労働許可が許されるだけでなくご子息が社会人の年齢であれば、同様に適用されます。
中には日本の大学生が、インターシップを利用して現地で仕事の体験を行い、就労ビザの取得に繋げるケースもあります。一般的なのは、転職エージェントを通じての仕事探しですが、それ以外に気になる企業へ直接コンタクトを取って、レジュメを送るのがスウェーデン式です。
スウェーデンの就労ビザの申請に必要な語学力
スウェーデンの就労ビザの申請に必要な語学力の定めは特にありませんが、一定以上の語学力とスキルが必要になります。メインとなる言語は英語になる場合がほとんどで、スウェーデン語に関しては、現地で十分学ぶことが出来ます。移民の人たち向けのSFIと言ったスウェーデン語のコースが、外国人に人気のようです。
世界最大級の語学学校が調査した結果、スウェーデンは世界の非英語圏の中で、3番目に英語能力が高いと証明されました。スウェーデンの人たちの英語はそれほど早口でありませんが、時々聞き慣れない音を拾うときもあるので、その際には遠慮せずに聞き返しましょう。
また、日本のITに興味を持っている人が多いので、スマホやタッチパネルを使いながら会話をすると、効果的な場合があります。話せば話すほどスウェーデンの英語は耳慣れしてくるので、焦らず自分のペースに合わせながら会話の機会を設けてみてください。
スウェーデンの就職事情と求人について
外務省のデータによると、スウェーデン進出の日系企業数は130社前後、在留邦人数は4,000人と、なっています。スウェーデンには、日本の小学校1年より中学3年生を対象としたストックホルム日本人補習学校があるので、家族で現地に赴任するのにも安心です。そこで、日本と関係があるスウェーデン系企業に加えスウェーデンの駐在員求人や現地採用について、ご紹介致します。
日本におけるスウェーデン系企業
IKEA(イケア)
日本での北欧家具ブームの走りと言えるのが、スウェーデン発祥の「イケア」です。イケアは、欧米にアジアやオセアニアをはじめ世界各地にネットワークを展開する、世界最大の家具量販店です。日本に進出したのは2006(平成18)年で、現在日本では東北の仙台から九州の福岡に至るまで、9店舗営業をしています。
H&M
日本でもお馴染みのスウェーデンのアパレルメーカーがH&Mで、世界62の市場に4,100の店舗を構えています。日本には、半数以上の都道府県に店舗があり、全部で70を超えています。リーズナブルな価格に対してファッション性が高い、ファストファッションの一翼を担う企業の一つに、数えられています。
ボルボ・グループ
スウェーデンのヨーテボリに本拠を置く多国籍企業であるボルボ・グループは、世界一安全と言われる、自動車メーカーです。また、世界2位のトラックメーカーでもあり、日本の上智大学と産学教育連携を結んでいます。ディーゼルエンジンにも力を入れていて、ヤマハ発動機へマリン用ディーゼルエンジンも多数供給しているので、今後の動きも気になるところです。
オーリンズ
自動車部品メーカーのオーリンズは日本に現地法人があり、楽器メーカーのクラビアは、ヤマハミュージックジャパンが輸入代理店を務めています。ストックホルムに本社があるスカンジナビア航空は、コペンハーゲンと成田間で定期便を就航していますが、今後羽田発着へ移行するとプレスリリースされています。
スウェーデンの現地採用
自然溢れる北欧のスカンジナビア諸国の人たちは、アウトドアだけでなくインドアの趣味を持っている人が、多いと言えます。独自の価値観や共通の価値観を有していることで、日本人との相性も良いと言われています。そんな中で、スウェーデン人は、同じ目線で会話が出来るので、楽しみです。そこで、スウェーデンの現地採用が気になるところで、以下ご紹介を致します。
スウェーデンの現地採用で仕事を探すのは、効率的に言えば、転職エージェントの活用が最も効果的です。ご自身の出身校の最終学歴の成績証明書の翻訳(英語かスウェーデン語のいずれか)があると、仕事探しでも役に立つことが多いので、事前に用意をしておきましょう。
また、大学在学中にインターシップを利用してスウェーデンの就労や生活体験を行う、或いは現地に留学しながら語学学校の授業の終了に合わせて仕事を探す人も少なくありません。日本と違って就活が盛んではなく、働いてみたい企業にコンタクトを取って、レジュメを送るのが一般的なスウェーデン人の仕事探しになります。SNSに代表される、情報共有サイトや日本人コミュニティの掲示板もおすすめです。
業種としては製造業にIT関連やアパレル関連、職種としては技術職に加えプログラマーやシステムエンジニア、和食の調理人などの仕事が比較的見つけやすいようです。英語やスウェーデン語と言った外国語のスキルが高いと、社会人経験をカバーできることもあります。
スウェーデンの駐在員求人
スウェーデンに進出している日系企業数は130社前後、在留邦人数は約4,000人で、ストックホルム日本人会もあります。小・中学生を対象にしたストックホルム日本人補習学校があり、スーパーに売っている食材で日本食が作れる上に、ほとんどの乳製品が販売されているので、生活も安心です。
同様に世界でもトップクラスの英語力なので、ご子息の子育て環境にももってこいです。英語に慣れてくると、ストックホルムのインターナショナルスクールへ編入するケースも少なくなく、グローバル人材が育つ環境と言えます。
日本との二国間では貿易も盛んに行われ、スウェーデンへの輸出の主な品目は輸送用機器・電気機器・一般機械になります。スウェーデンから日本へ輸入となると、医薬品・輸送用機器・一般機械が多いです。
スウェーデンには、Japanese Businessmen’s Club(JBC)と言う名称のストックホルム日本商工会があります。会員は世界的みても有名な企業が多く、自動車をはじめ鉄鋼や家電、輸送機器メーカーなどで構成されています。
スウェーデンの駐在員は、何年か日本で働いたあとに現地に赴任するのが一般的で、少なくともある程度の英語力は求められるでしょう。中途入社での場合は、駐在員求人を取り扱っている転職エージェントの活用が、特におすすめです。
地政学上とビジネスや風習を考え、スウェーデンだけでなくスカンジナビア諸国全般に加えドイツやイギリスを希望の勤務地にしていると、仕事を紹介して貰える確率が上がります。28歳以上34歳以下と言った年齢を対象とした、スウェーデンにて海外営業の駐在員案件の求人が出ていることもあるので、お見逃しなく。
スウェーデンで働くには?就職の進め方について
それでは、スウェーデンで働くにはどのような情報を集めて、どのようにして準備を進めていけば良いのでしょうか?
直接現地で自分自身で働き口を見つけることも可能ですが、スウェーデンである程度、長期的に働こうと考えている場合は、雇用主を見つけて、まずはビザの申請をしなければなりません。スウェーデンで長期的に働く場合は、スウェーデンに支店がある日系企業に応募する方法が、もっともメリットが多く、ビザ申請に関してもスムーズに進むのではないでしょうか。
スウェーデン系企業の求人は、一般公開されている企業は非常に少なく、自分にあった職種を見つけることが難しい状況ですが、海外勤務に関しては非公開案件も多く存在しています。この非公開案件を見つけることで、自分にあった企業を紹介してもらうことが可能です。
非公開求人の情報を集める
海外就職を進めていく中で、よい求人を見つけるには、「転職エージェントから非公開求人の案件をオファーを集める」ことが一番良い方法になります。
転職エージェントでは、一般的な転職サイトでは見つからないような条件の良い求人を、エージェントが集めてきてくれて、優先的に紹介してくれることが最大のメリットです。
転職エージェントに登録することから採用されるには一切費用が発生しないので、外資系企業や海外就職に成功された方の例としては、「外資系や海外勤務に強い大手転職エージェント」に登録する方が、圧倒的に多いのが現状です。採用した企業から手数料をもらうため転職エージェントも、かなり親身になってサポートしてくれます。
外資系企業や海外就職に強い転職エージェントとして、求人件数が圧倒的に多いのは、20代・30代の転職・グローバル&海外就職に強い「ランスタッド」 、国内最大手の「リクルートエージェント」 になるので、この2社は必ず押さえておきましょう。
現地密着型の求人情報では、スウェーデンの日系企業では、どのような仕事があるのか、また給料の相場などをチェックしても良いでしょう。
最後に
美しいと言う例えが良く似合うのが、首都ストックホルムの風景で、特に「ガムラスタン」と言われる旧市街エリアの夜景がおすすめです。配偶者ビザだけでなく事実婚に当たるサンボビザや永住権を取得すると、世界有数のモデル福祉国家のスウェーデン人と同じ、恩恵に授かることが出来ます。北欧生活に憧れる女性や若い人が多い中、身近なイケアやH&Mの存在があるので、特にスウェーデンは人気です。スウェーデンでの仕事探しで最も効果的なのが、転職エージェントの活用になりますので、先ずは自分に合ったところに登録してみましょう。
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