グアムは年間100万人以上の観光客が訪れる観光産業は基幹産業であり、日本でもビーチリゾートや海外ウェディングで、昔から有名です。また、ミクロネシアの要所であるグアムは、1980年代以降はマグロの転載業でも知られるようになりました。ここでは、そんなグアムで働くに当たって、知っておくと役に立つ就労ビザや就職事情と求人について、ご紹介致します。
- 「エンワールド・ジャパン」(国内の外資系・グローバル案件多数)
- 「ランスタッド」(非公開求人も多数)
- 「リクルートエージェント」 (未経験OK・非公開案件多数)
グアム(アメリカ)で働くには?(国名)の就労ビザについて
日本国籍のパスポートを擁し、グアムに90日以内の観光・業務の目的で、往復航空券を持参していればビザは不要です。入国の際、ビザ免除プログラム「I-736」に記入し、提出するといった一連の流れになります。
滞在が45日以内で、電子渡航認証システム(ESTA)を取得している場合、提出は不要です。46日以上90日以内滞在の場合は、電子渡航認証システムを、要申請となります。なお、外国人がグアムで働く際には、就労ビザを取得してください。
グアム(アメリカ)の就労ビザの種類や期間について
グアムの就労ビザには何種類もありますが、ここでは「H-1B専門職ビザ」「L企業内転勤者ビザ」といった、代表的な就労ビザについてご紹介致します
。なお、グアムに90日以内の観光・業務の目的のビザ取得についてですが、下記「グアム政府観光局」のホームページのURLをご参照ください。複雑と感じた場合は、外国慣れしている友人に聞くか、有料でも旅行会社を利用した方が良いケースもあります。
H-1B専門職ビザ
申請する人の教育、職種の専門性が問われるのが、「H-1B専門職ビザ」です。大卒の学位があれば職務経験がなくても良いものの、短大卒は6年、高卒であれば、12年のその職種での職務経験が必要となってきます。3年間のビザ期限付きで、一度更新できるので計6年有効ですが、このビザでの転職は不可となっています。
L企業内転勤者ビザ
「L企業内転勤者ビザ」には、「L-1A経営管理者」と「L-1B特殊技能者」の二通りがあります。日本の親会社が50%以上の株を持った子会社が、米国内にあることが必須の資格取得条件となります。また、就労ビザを申請するご本人が過去一年間以上、日本で管理職や特殊技能者として働いていた実績が必要となります。
期限は「L-1A経営管理者」は、すでに米国に会社が存在しての転勤なら3年、一度更新可能なので計6年です。新たに設立した会社の場合、最初1年有効のビザ、その後会社の決算報告書や損益計画書を提出します。
イミグレーション・オフィス(移民局)が調べたあとに適正と認可されれば、計7年まで更新出来ます。また。「L-1B特殊技能者」の就労ビザの有効期限は、最高5年となっています。
グアム(アメリカ)の就労ビザの申請について
H-1B専門職ビザ
雇用主が労働省に労働許可を申請し、その許可が降りれば会社の決算書などの書類を提出しますが、たいてい会社の管理部門のスタッフが手続きをやってくれます。また、就労ビザ取得予定のご本人の戸籍や最終学歴証明書や職務経歴書(履歴書)など、全て英訳した書類を提出します。
L企業内転勤者ビザ
就労ビザ取得予定のご本人が提出する書類は、全て英訳した最終学歴証明書や職務経歴書(履歴書)など、「H-1B専門職ビザ」とほぼ同様になります。そのほか雇用主が用意するのが親会社の決算報告書・組織図・定款・現地会社の定款・ビジネスライセンスなど、全て英訳した多くの書類です。
グアム(アメリカ)の就労ビザの申請の難易度
「H-1B専門職ビザ」の現状は、毎年10月1日の申請開始から翌年の5、6月には発給枠が埋ってしまうほど需要が多いビザです。それゆえに近年では特に、専門性がかなり厳しく問われるようになって来ています。
また、「L企業内転勤者ビザ」取得者に該当するのが駐在員として赴任している日本人です。月給だけで4,000ドルを超えていなければ、ビザ申請で却下される要因になりかねないといわれているので、注意が必要です。
グアム(アメリカ)の就労ビザの申請に必要な語学力
管理職や特殊技術職として職務が遂行できる職能や職歴を証明できれば、中卒や高卒の学歴で英語ができなくてもビザが下りるケースは、しばしばあります。ただ、免税店のようにほとんどが日本人相手で日本語がメインの仕事でも英語の読み書きができなければ、昇進できない会社や事業所も少なくありません。
グアム(アメリカ)の就職事情と求人について
主都ハガッニャ(アガナ)近郊にある自治体タムニンに設置されている、在ハガッニャ日本国総領事館の調べによると、グアムの在留邦人数は、3,178名と紹介されています。
グアムの総人口が約16万人なので、かなりの割合で、日本人が住んでいることになります。なお、日本の文部科学省からも認可を受けた在外教育施設で、グアム政府から認可された私立学校のグアム日本人学校(全日制・補習授業校)があるので、教育面でも安心です。
日本におけるグアム(アメリカ)系企業
日本におけるグアム系企業で、すぐ浮かぶのが主幹産業である観光関連の会社になります。その中でも女性に人気の就職先で、通年ではないもののたまに求人が出ているのがグアム政府観光局と航空会社になります。
また、グアムのリゾートマンション別荘を取り扱っている不動産会社もありますが、ここでは説明を省略致します。
グアム政府観光局
グアム政府観光局の日本事務所とインフォメーションセンターが、東京都千代田区丸の内にあります。受付は無人の時が少なくないものの事務所の奥にはスタッフがいて、資料など自由に取ることもできます。一般の旅行代理店には置いていないパンフレットやチラシがたくさんあり、とりわけグアムの各ホテルの設備情報の冊子が充実しています。
ユナイテッド航空
ハブ空港がグアム国際空港で、バブルや1990年代の円高の時代に利用客が多かったコンチネンタル・ミクロネシアは、2010(平成22)年にコンチネンタル航空へ統合されました。
その2年後の2012(平成24)年にコンチネンタル航空は、世界最大の航空会社のユナイテッド航空に完全統合されました。ユナイテッド航空は、一部便数を削減しながらもコンチネンタル・ミクロネシア時代のグアム日本間の路線を引き継いでいます。
グアム(アメリカ)の現地採用
グアムには、現在100社を超えるさまざまな日系企業が活動を展開しています。中でもホテルや旅行代理店の数は多いですが、そのほかにも通信業に保険業や建設業などの会社も見かけます。また、1972(昭和47)年にグアム日本人会、2013(平成25)年にはグアム日系人協会が設立されました。
日系ホテル
グアムにある日系ホテルといえば、全室オーシャンビューのホテル・ニッコー・グアム、レオパレスリゾート・グアムが浮かびます。レオパレスリゾート・グアムの敷地には、東アジアサッカー選手権2010や東アジアカップ2013の会場として使用された、サッカー場があります。日系ホテルで働きたい場合、直接ホテルかあるいは親会社に連絡を取ったらいいのか、まずはグアム現地のホテルに確認をしてみましょう。
旅行会社関連
観光業が主幹産業であるグアムでは、日本人向けの旅行関連の会社が必然的にあります。中でも近畿日本ツーリストのグループ会社のHOLIDAY TOURS MICRONESIA(GUAM),INCは、現地の地上手配業務を中心に営業しています。
通常であれば、グアム現地の日本語新聞「グアム新聞」で、求人情報を仕入れるのが一般的です。旅行会社だけでなくホテルやレストランにウェディング会社など、それらの企業のホームページでチェックしてみましょう。
日本食レストラン
現地に住んでいる日本人の比率が高いグアムでは、海外生活の垣根の高さを感じることがあまりありません。また、近年の日本食ブームの中で、グアムで働いてみたいと思う和食の調理人や寿司職人、及び見習の人も当然いるでしょう。人口約16万人のグアムでは、日本人社会のコネクションが就職や転職で有利に働きます。
それゆえにまずは、周囲の人に仕事を探していることを伝えてみてください。また、各都道府県では、いくつかの調理師会が存在します。調理師会の情報により、海外で活躍している調理人の情報を日本にいる間に仕入れておくのも賢明だと言えます。
グアム(アメリカ)の駐在員求人
グアム日本人会のホームページは、現地に進出している日系企業の会員を紹介しています。グアムの駐在員求人、および現地採用の求人を探す際に有効なソースになります。詳しくは、グアム日本人会ホームページで確認してみてください。また、中途採用でのグアムの駐在員案件を狙うのであれば、転職エージェントの活用が最も効果的です。
損害保険会社
通称損保と言われる損害保険会社は、日本の大学生の中でも人気の就職先の一つに挙げられます。そんな中で、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社と損保ジャパン日本興亜 (GIS)は、グアム日本人会の法人会員です。また、損保ではキャリア採用もあるので、お見逃しなく。
保育士
2014(平成26)年にグアム政府認可保育園、リトルガーデンインターナショナルスクールのグアム校がオープンしました。保育園と幼稚園の機能を兼ね備え、英語と日本語がナチュラルに身につくニュータイプのバイリンガル育成保育園です。日本人保育士による、日本の文化やイベントを取り入れたカリキュラムが作成されているので、楽しみです。
最後に
日本からグアムまで直行便で一番早い便だと、約3時間30分でアクセスできます。日本に最も近い英語圏であり、リゾート地としても人気であるという特徴から、留学生を含め日本人が多いことでグアムは知られています。
また、シュノーケリングにアクアウォークやバナナボートをはじめ、マリンスポーツが一年中楽しめます。海とマリンスポーツが好きで、英語を使って生活したい人には、特におすすめです。
外資系企業、海外就職、グローバル企業に強い転職エージェント
「外資系企業」「海外勤務がある企業」へ転職したい方の中には、どのようなステップで応募すればいいのか悩まれる方も多いと思います。直接、会社のオフィシャルサイトで採用情報を記載されている企業もたくさんありますが、外資系企業や海外勤務のあるグローバル企業へ転職される方の大半は、「転職エージェント」を利用して転職される方がほとんどです。外資系企業・海外勤務のある企業へ転職する際には、それに特化した転職エージェントがあります。
【PR】海外求人・海外勤務案件をチェック
上記のエージェントは外資系・海外就職・グローバル案件の転職案件に強く、サポートもしっかりあるので、今後、「外資系企業」を目指す方は、登録しておさえておきたい転職エージェントになります。できる限り、1社に限定してしまわずに、2〜3社に登録をしてセカンドオピニオンを持たれることをおすすめいたします。
Web面談可能、20代〜50代の外資系&グローバル転職のエンワールド
エンワールドは、多国籍企業と国際的な視点を持つグローバルな人材をつなぐ、日本でトップクラスの外資系・グローバル転職の人材紹介会社です。
現在は海外求人の取り扱いはないようですが、国内の有名外資系企業や日系グローバル企業の案件を保有しているので、将来的に海外勤務できる可能性があります。
Web面談も可能で、相談は全て無料。20代〜50代の転職支援を積極的に行なっているので、転職初心者からハイクラス案件を求めている方におすすめです。
20代・30代の転職・グローバル・海外就職に強いランスタッド
ランスタッドは、1960年にオランダで創業された世界最大級の総合人材サービス会社です。世界39の国と地域に4,700以上の拠点を持ち、50年以上にわたり培ったノウハウと信頼のある転職エージェントです。
日本国内に136拠点あり、20代〜30代第二新卒の転職サポートに実績があります。グローバル企業、海外勤務、外資系企業の取り扱いも多数。相談は全て無料。ハイキャリアだけでなく、年収400万円〜の求人も多数。エージェント登録前に履歴書や職務経歴書などを用意して、エージェント登録後は履歴書の登録をすることで、迅速に案件を紹介してもらえるようにしておきましょう。
非公開求人数・成功実績No.1のリクルートエージェント
リクルートエージェントは、非公開求人数は業界最大級の約10万件。求人の90%は非公開求人 · 転職成功実績No.1 · 年収1000万以上の求人、外資系企業・海外就職・グローバル企業の案件も多数。
日本最大級の求人件数を誇る転職エージェントなので、まずは登録しておきたい転職エージェントです。相談は全て無料。
外資系・日系グローバル企業での英語を活かした転職ならロバート・ウォルターズ
ロバート・ウォルターズは、日本では「グローバル人材」に特化した人材紹介会社。 「英語を活かせる求人」だけを紹介しており、コンサルタントは全員バイリンガルで、満足度93%を誇り、外資系ならではのスピード感をもって選考を進めることができます。
求人は公開求人だけでなく、外資系高収入非公開求人も数千件扱っており、面接アドバイスや履歴書の添削を各コンサルも行います。相談は全て無料。
年収800万円以上のエグゼクティブ求人に強いリクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウト は、年収800万円以上の求人、エグゼクティブ求人・グローバル企業・外資系企業のハイクラス求人が豊富に揃うリクルートが運営するハイクラスの転職エージェントです。
求人は非公開のものが多く会員登録することで、専門のヘッドハンターからスカウトを受け取ることができます。基準として直近の年収650万円以上の方に限定されるため、敷居が高いのが特徴。相談は全て無料。
外資系アパレル・ラグジュアリーブランド求人に強いクリーデンス
クリーデンス は「DODA」が運営しているファッション専門の転職エージェント。外資アパレルブランドやラグジュアリーブランドに特化した案件も強いので、外資系のファッション業界を目指す方にはおすすめの転職エージェントです。
担当コンサルタントと企業ごとに合わせた面接サポートもあるので、外資ブランドを初めて目指す転職者にとって手厚いサポートです。相談は全て無料。