日系企業進出数ランキングが世界第5位のインドネシアは、世界屈指の親日国と言われています。日本とインドネシアではEPA(経済連携協定)が結ばれていて、経済だけでなく人的交流も活発に行われています。
そこで、そんな日本との相性が良いインドネシアで働く際に当たって、知っておくと便利な就労ビザや就職事情と求人について、ご説明致します。
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インドネシアで働くには?インドネシアの就労ビザについて
有効な日本国のパスポートを所持していて、入国日から30日以内の短期間の観光であれば、ビザが必要ありません。また、商談や社会文化訪問等が目的で、1ヶ月以上継続的に滞在する場合に取得するシングルビザがあります。
加えて、インドネシア入国後、期限内であれば何回も出入国が可能なマルチビザもありますが、工場訪問が不可と言った制限があるので、注意が必要です。一般的には、インドネシアで働くには、就労ビザ取得が必要となります。ここでは、主にインドネシアの就労ビザについて、以下順を追ってご説明致します。
インドネシアの就労ビザの種類や期間について
インドネシアの就労ビザには6か月・12か月・24か月の3種類ありますが、スペックは基本的には同じと言っていいほどです。就労ビザの総称をC312と言い、商業目的ではない取材・撮影ビザはB211Cに該当します。また、事前に関係機関から許可を貰えば、商業目的の撮影の場合のビザも、C312が適用されます。
就労ビザC312(6ヶ月)
就労ビザC312の6か月・12か月・24か月の3種類は、いずれも基本条件が同じで、滞在可能日数と代理申請料金目安が異なってきます。それ故に、12か月・24か月に関しては、代理申請料金目安のみを明示致します。
就労ビザC312(6ヶ月)の滞在可能最大日数は、意味合いの通り6ヶ月になります。有効期限は90日で、有効期間以内にインドネシア入国が必要とされています。必要なパスポートの残りとしては、申請時18ヶ月以上(最終入国時6ヶ月以上)が必要です。
パスポートの未使用ビザ欄が3ページ以上必要なので、グレーになりそうだと感じる場合は、前もって増刷をしておきましょう。代理申請料金目安として、ビザ代金約5千円+ピザサポート料金約2万円で合計2万5千円ほど、用意をしておいてください。
就労ビザC312(12ヶ月)
就労ビザC312(12ヶ月)の滞在可能最大日数は、12ヶ月になります。代理申請料金目安は、ビザ代金約1万円+ピザサポート料金約2万円ほ、合計で約3万円です。
就労ビザC312(24ヶ月)
就労ビザC312(24ヶ月)の滞在可能最大日数は、24ヶ月になります。代理申請料金目安は、ビザ代金約1万8千円+ピザサポート料金約1万8千円で合計3万6千円ほど用意をしてみてください。
駐在員はともかく現地採用でも会社が費用を負担してくれて、インドネシア居住許可証の申請も一緒に行うのが一般的ですが、ローカル系企業の場合は、自分で行うこともあります。
インドネシアの就労ビザの申請について
インドネシアの就労ビザの申請について、パスポートや証明写真と言った基本的なモノ以外で、必要な書類を以下まとめてみました。
申請時に大使館の窓口で配布されているのが、申請書と英文経歴書になります。招聘状(しょうへいじょう)・招待状原本は、受け入れ先である現地身元保証人からのレターヘッドがある用紙を使用し、社印を押されているモノが必要です。日本の所属先からの同じくレターヘッドがある社印付きの英文推薦状原本も必要な場合も中にはありますが、こちらは入社後に管理部門のスタッフに尋ねてみてください。
ジャカルタ入国管理局より発行の査証発給許可書(VVT)や復路はオープンでも可の往復航空券のコピー・Eチケットの本人控も必要な場合があります。12カ月以上の許可が出ている場合には片道だけで可とされていますが、いずれにしてもたいていの書類は、通常受け入れ先の管理部門かビザ取得代行会社にお願いすることになります。
また、最近ではオンラインで申請することが可能なので、ぜひチェックしてみてください。
インドネシアの就労ビザの申請の難易度
インドネシア駐在員や現地採用の間では高卒者、実務経験が5年に満たない人で、ビザ発給許可が中々下りないケースが、たまに見られます。就労ビザの申請条件を満たしているのであれば、受け入れ先の管理部門のスタッフが申請をしてくれる方が、一般的と言われています。
インドネシアのローカル系の企業に現地採用の場合に会社が関与しない場合は、ビザ取得代行会社に依頼するのが効率的です。その際に、現地採用で語学が苦手な人には、代行会社にお金を支払うと、英語書類の作成を行って貰えます。
インドネシア政府による「外国人労働者の要件」と言うガイドラインがあります。「外国人労働者が就く予定の役職要件に応じた学歴を有していること」と明記されていて、今後は学歴と職歴の両方が求められるケースも出てくると予測されます。インドネシアは保守的で学歴重視社会ですが、エンジニア等の技術者に関しては、現状では管理部門のスタッフが上手くハンドリングをしてくれそうです。
インドネシアの就労ビザの申請に必要な語学力
インドネシアの就労ビザの申請に必要な語学力の定めがあると、聞いたことはありません。学歴社会と言っても戦力になる日本人スタッフが欲しい企業は、多くあります。大卒でなくても技術者に加え、英語が出来る人にとっては、売り手市場と言えるのがインドネシアです。
TOEICスコアで600点以上あると、日本にある転職エージェントのキャリアコンサルタントの人たちしてからしても勧めやすくなります。ジャカルタ等の現地の転職エージェントでは、英語を使ったオーラル・インタビューが行われるケースが、あります。TOEICスコアがそれほど高くなくても意思疎通が問題なければ、仕事を紹介して貰えることが少なくありません。
最近では、安価で留学ができ、マンツーマンレッスンが中心で短期で効果が得られることからフィリピン英語留学が人気です。語学力が自身のない方は、転職活動前に留学することも一つの選択肢になるのではないでしょうか。
また、日本人にとって世界の中でも最も覚えやすい言語の一つと言われるインドネシア語をマスターして、自分の道を切り開くのも悪くないかもしれません。留学や在職中に現地の言葉をマスターすることで、会社での居場所をしっかり確保出来るのは、他の国と同様です。
インドネシアの就職事情と求人について
外務省の調べによると、インドネシアに進出している日系企業は、約1,800社に上ります。日本だけでなく世界的に有名な自動車や家電メーカーをはじめ、世界最大手のガラスメーカーに食品や化学関連の会社に加え、教育産業も進出しています。首都ジャカルタには、日本人学校があり、インドネシア在留邦人数は全体で2万人ほどです。ここでは、インドネシアの駐在員求人や現地採用などついてご紹介致します。
日本におけるインドネシア系企業
ガルーダ・インドネシア航空
日本にあるインドネシア系企業で特に有名なのが、ナショナル・フラッグ・キャリアのガルーダ・インドネシア航空です。日系の航空会社とコードシェア提携を行い、ジャカルタと羽田や関空、デンパサールと成田や関空の間で国際線が、就航されています。ガルーダ・インドネシア航空の支社は、東京都千代田区にあります。また、羽田や中部空港などでは、未経験者応募可で、地上職を募集していることもあるのでお見逃しなく。
バンク・ネガラ・インドネシア
1946(昭和21)年、インドネシア国内における最初の銀行が、バンク・ネガラ・インドネシアです。インドネシア国内に千店舗以上、東京都千代田区丸の内に日本の支店、大阪市中央区本町に大阪出張所があります。東京支店では、日本人個人と在日インドネシア人に対しての銀行業務の全般的なサービスを行い、日本の50を越える銀行や信用金庫と提携しています。
CIMB
CIMBはインドネシアの大手銀行の一つに数えられ、日本語名は商業国際貿易商銀行で、英語のCommerce International Merchant Bankersの略です。マレーシアの政府系ファンドのカザナ・ナショナルが出資先比率で最も高く、三菱東京UFJ銀行も出資している、インドネシアと関連のある日系企業としては、馴染みのある銀行です。CIMBニアガは、日本では静岡銀行や千葉銀行等の金融機関に加え、JCBとカード発行の業務提携をしています。
バンク・インターナショナル・インドネシア(BII)
バンク・インターナショナル・インドネシア(BII)は、インドネシア国内に約260の支店を構える、大手銀行です。BIIはインドネシアにおいて、ジャパンデスクを設けると言った、進出している日系企業や日本人駐在員等に、きめ細かいサービスを展開しています。インドネシア国内のJCBのクレジットカードの発行元にもなっていて、日本全国の23の銀行との業務連携を図っています。
インドネシアの現地採用
ホテル・旅行会社やマリンスポーツと言った観光関連やウェディング、美容師やセラピスト等サービス業の求人を見かけられるのが、バリ島になります。インドネシア全体で言えますが、日本語教師に幼稚園の保育士のような教育関連の仕事は、女性に人気です。看護師に通訳や送り出し機関の人材コーディネーターの求人もあり、多種多様です。
また、ほかの東南アジア諸国同様、エンジニアや営業職、カスタマーサポートの仕事が多いのは大方同じです。インドネシアの現地採用での就職はジャカルタやバリ島等現地に行く方法以外に、今では日本にいながらにしても探すことが出来ます。口コミや自分の得意とする分野を考慮しながら、自身に合った転職エージェントを上手く活用してみてください。
IT技術がないという方は、エンジニア転職保証コースのあるカリキュラムを受講して、東京などで経験を積んで海外に就職するという手段もあります。
インドネシアの駐在員求人
インドネシアに進出している日系企業は、約1,800社に上り、在留邦人数は全体で2万人ほどです。首都ジャカルタには、日本人学校があるので、家族連れの方にも安心な環境で生活出来ると言えます。インドネシア最大の日系コミュニティーである、ジャカルタ・ジャパン・クラブ法人部会へ加盟の会員数は、約680社です。
日本からの主要輸出品目は、一般機械が第1位で、輸送用機器、鉄鋼と続きます。インドネシアから日本への主要輸出品目は鉱物性燃料が第1位で、第2位が電気機器、第3位が天然又は養殖の真珠、貴石及び半貴石になります。
従来インドネシアへ駐在員として働くケースとしては、何年か日本で働いて現地へ赴任と言うパターンが、一般的でした。現在は工場の拡張や多業種が進出しているために、中途採用の駐在員求人案件が年々増加の傾向にあります。中でも一定以上の英語が出来ると有利で、転職エージェントの活用が最も効果的になります。職種は多岐に渡り、現職や前職と違う職種でも採用される可能性が低くないのでうれしいです。
インドネシアのジャカルタ周辺の都市圏を指すジャボタベックは、人口3千万人を超す世界でもトップ10に入る大都市圏です。ジャカルタをはじめ日系企業が多いジャボタベックの代表的な都市で挙げられるのが、西ジャワ州のブカシにチカンペックやボゴール、スカルノ・ハッタ国際空港が市内に位置するタンゲランです。
気を付けておきたいのが日系企業の多いバタム島になり、インドネシアではあるもののシンガポールから国際フェリーで、所要50分ほどです。また、マレーシアのペナンの対岸にあるのがメダンで、バンコクにクアラルンプールやシンガポールからも直行便が飛んでいます。何せ国が広いので、ご自身はともあれご家族の皆さんが夏休み等の長期休暇でお越しの際には、交通アクセスを解りやすく正確に伝えてみましょう。
インドネシアで働くには?就職の進め方について
それでは、インドネシアで働くにはどのような情報を集めて、どのようにして準備を進めていけば良いのでしょうか?
直接現地で自分自身で働き口を見つけることも可能ですが、インドネシアである程度、長期的に働こうと考えている場合は、雇用主を見つけて、まずはビザの申請をしなければなりません。インドネシアで長期的に働く場合は、インドネシアに支店がある日系企業に応募する方法が、もっともメリットが多く、ビザ申請に関してもスムーズに進むのではないでしょうか。
インドネシア系企業の求人は、一般公開されている企業は非常に少なく、自分にあった職種を見つけることが難しい状況ですが、海外勤務に関しては非公開案件も多く存在しています。この非公開案件を見つけることで、自分にあった企業を紹介してもらうことが可能です。
非公開求人の情報を集める
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現地密着型の求人情報では、インドネシアの日系企業では、どのような仕事があるのか、また給料の相場などをチェックしても良いでしょう。
最後に
日本企業の投資額が約50万億ドルで、インドネシア国内の需要だけでなくインドへの物流の拠点にもなっていることで、益々今後注目される市場です。駐在員や現地採用で働く人たちに加え、冬がないことで気温が温暖なため、シルバーロングステイでも人気の国なのがインドネシアです。居心地が良いと言われるインドネシアで働く事を考えると、先ずは転職エージェントに登録することを、おすすめします。
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