ブルネイで働くには?日系企業の駐在員求人や現地採用の就職事情とビザ申請について

東南アジアのブルネイのボルキア国王は、ギネスブックに「世界一の富豪」として、紹介されたことがあります。世界最大級の水上集落がテレビでは有名ですが、石油や天然ガスが豊富に採れる豊かな国で、社会福祉も充実しています。警察を見かけることがほとんどなく、世界的に見ても治安の良い国の一つに挙げられます。そこで、そんなブルネイで働くに当たって、知っておくと助かる就労ビザや就職事情と求人についてご説明致します。



ブルネイで働くには?ブルネイの就労ビザについて

観光目的でブルネイに入国する場合、有効な日本国籍のパスポートを持っていれば、ビザなしで14日間滞在出来ます。就労や赴任と言った報酬を伴う場合は、全ての国籍の外国人において、ビザが必要となります。

一般的にブルネイで働くには、労働許可証と就労査証が必要です。人口約43万人のブルネイは、必然的に労働力不足が生じていることもあって、外国人労働者の雇用を推進していますが、まだまだ現状では、職種が限られています。

ブルネイの就労ビザの種類や期間について

ブルネイへ転勤などで赴任する場合、あらかじめ入国前に就労ビザを取得することが必要となります。まずブルネイの会社や機関からブルネイ現地のイミグレーション・オフィスにビザ申請を行ってもらいますが、ほとんどの場合が就業先のコーポレート・スタッフがフォローしてくれるでしょう。

ここでは、現地で働く際に必要な労働許可証と就労査証に加え、特例でもある「外国人就労について」もご説明致します。

労働許可証と就労ビザ

ブルネイで働くには、労働許可証の取得が義務付けられています。有効期間は2年で更新可能で、労働許可証発行後、労働局はイミグレーション・オフィスに推薦してくれます。就労する本人は在日大使館にて就労にビザの発給を受けると同時に、雇用パスと言われる労働許可証を持参して入国します。

就労ビザ所持者の家族は「扶養家族用の滞在許可証」を取得し、家族査証での入国が必要となるので、注意してください。就労査証所持者とその18歳以上の家族は、入国時または1週間以内に血液検査を受けなければならいので、重ねて留意しておきましょう。

外国人就労について

ブルネイは労働者の3分の1が外国人であることから、外国人就労については比較的容易なことが伺えます。なお、シンガポールとマレーシア国籍の人達は、就労査証・労働許可証の取得が免除され、日本人で国際結婚をして該当国籍を持つ人も対象となります。

ブルネイの就労ビザの申請について

 ブルネイの就労ビザの申請について、

  • ブルネイ入国時に旅券の有効期限が6か月以上、または余白ページが2ページ以上あるパスポートの原本
  • 写真1枚
  • 駐日ブルネイ大使館のホームページからダウンロードできる申請書1通
  • 予約済航空券
  • 申請料

が必要となります。

在日ブルネイ大使館で証印受領の申請を受け付けてから、発給までには通常3日程度かかりますが、比較的スムーズな方です。ビザの受領は本人以外、代理人や旅行会社を通じて行うことも可能であり、その際に委任状などは必要ありません。また、ブルネイはシンガポールと同じく学歴重視社会なので、最終学歴証明書も用意しておいた方が無難です。

ブルネイの就労ビザの申請の難易度

ブルネイの就労ビザの申請の難易度は、それほど高いと聞いたことがありませんが、何せ日本人向けの仕事が現状では、あまりありません。ただ、人口が少なく、労働力不足や新しいモデルのビジネスが展開されることを期待されています。ブルネイ政府は、外国人労働者の雇用を積極的に推進しているので、市場が多角化すれば、チャンスもその分増えそうです。

ブルネイの就労ビザの申請に必要な語学力

ブルネイの就労ビザの申請に必要な語学力の定めがあると、今まで耳にしたことは一度もありません。ブルネイの憲法で、マレー語は公用語と定められていますが、厳密に言えば、ブルネイ・マレー語になります。

マレーシアで使われている標準マレー語と語彙が9割一致しているので、マレーシア人とスムーズにコミュニケーションを図れます。英語も幅広く通用し、中国系住民の間では、広東語や福建省南部の方言である閩南語、客家語などが使用されています。



ブルネイの就職事情と求人について

外務省の調べによると、ブルネイの在留邦人数は、170名と紹介されています。日本人学校と日本語補習校はなく、外務省はインターナショナル・スクール・ブルネイとジェルドン・インターナショナル・スクールを紹介しています。

人気のため入学時期を待たされる場合もあるので、なるべく早く連絡を取ってみましょう。在日ブルネイ人は131名で、うち40名が留学生です。ブルネイ進出の日系企業は、現在15社しかありません。

日本におけるブルネイ系企業

日本におけるブルネイ系企業で最もなじみ深いのが、ブルネイのフラッグキャリアで、ブルネイ政府が所有する国営航空会社のロイヤルブルネイ航空です。そのほかブルネイの会社で日本に進出している企業はほとんど見当たらず、公的機関では駐日ブルネイ大使館があります。また、ブルネイ政府観光局の日本の連絡事務所や日本語のホームページも特に見かけません。

ロイヤルブルネイ航空

ロイヤルブルネイ航空は、首都バンダルスリブガワンにある、ブルネイのナショナルフラッグキャリアです。東京都新宿区西新宿に連絡事務所があり、近年経験者対象になりますが、予約・発券スタッフを募集していたことがあります。バンダルスリブガワンにあるブルネイ国際空港と成田国際空港との間で、直行便が就航されています。そのほかロイヤルブルネイ航空を利用して、台北に香港やシンガポールを経由で、ブルネイへ行くと言うのもありです。

駐日ブルネイ大使館

駐日ブルネイ大使館の所在地は、東京都品川区北品川になります。ブルネイの天然資源はそんなに遠くない将来、枯渇することが懸念されています。そこで、2035年まで経済の多様化をブルネイ政府は、推進していきたいと考えています。在ブルネイ大使館のホームページでは、ブルネイ国内における投資制度の概要を紹介しています。

駐日ブルネイ大使館でもフォローしてくれると思いますので、ブルネイで起業をはじたいと考えている人は、連絡をしてみましょう。電気や水道も安く、実は人件費もそこまで高くないと言われるブルネイですが、今ではリタイアメントされた人たちの注目の移住先にもなっています。

ブルネイの現地採用

ブルネイのガソリン代は、日本の2分の1程度であり、3カ月以内の滞在であれば、日本の運転免許証で車を運転出来ます。3カ月以上になる場合、ブルネイの運転免許証取得の手続きを行うか、日本で国外運転免許証を取得してください。

ブルネイの家賃は、日本円換算で月6~10万円です。食事は、ローカルレストランで1食300円ぐらいなので、おおかたシンガポールと同じぐらいの物価です。ここでは、ブルネイの現地採用について、ご説明致します。

在ブルネイ日本国大使館

在ブルネイ日本大使館の官房班現地職員を募集していたことがありますので、定期的にチェックをしてみましょう。応募資格は大学卒業以上で、Microsoft Officeが操作でき、コミュニケーションにチームワークや交渉能力などが求められます。一般的なデスクワークに加え、翻訳・通訳も任されることもあるので、日本語や英語に加え、できればマレー語が話せると望ましいとされています。

日本語教師

アジア諸国への日本語教師を派遣している、アジアパートナーズと言う機関があります。ブルネイの教育省に派遣された日本人女性の体験談を、以下のURLにて、ご参照ください。

短大卒でも応募可能とのことで、日本語教師経験者はその分、採用の際に優遇されそうです。国際交流基金が住居を提供してくれて、月収は日本円で13万円程度なので、十分やっていけそうです。

ブルネイの駐在員求人

ブルネイの治安に関しては、今の日本よりも良く、シンガポールや台湾と並ぶ世界屈指の安全性を誇っています。資源大国のブルネイの国民の約6割が、公的セクターで働いていることもあり、国民の生活がおおむね安定しています。ここでは、近年の動向を踏まえながらブルネイの駐在員求人について、ご紹介致します。

ブルネイ・シェル石油会社

今までブルネイで日本人が働くとすれば、外務省か石油関連の仕事が、ほとんどと言っても過言ではありませんでした。ブルネイ政府とシェル石油や三菱商事が共同出資をしているブルネイ・シェル石油会社が代表的なそんな会社です。石油・天然ガス及び関連製品は,ブルネイの輸出総額の9割を占めているほどです。

千代田化工建設

神奈川県横浜市に本社を置く千代田化工建設は、三菱商事に三井物産と日本郵船と連携しながらブルネイから水素を輸入し、国内の火力発電所の燃料として使う計画を推進しています。水素は燃焼してもCO2(二酸化炭素)を排出せずに、発電所はその分のCO2排出量の削減が可能で、地球温暖化対策ができるのです。ブルネイで実証運転を行った後、2020(令和2)年以降の商業化を目指しています。

ソイ&ワールド

東京都港区六本木に本社があるソイ&ワールド株式会社は、大豆をペースト状にして、青臭さを消す特許を取得しました。イスラム国家のブルネイでの需要が高まり、ハラルビジネスでのモデルとなっています。ブルネイは次世代ビジネスのモデル地域であり、ショールーム効果が期待されているので、いずれにしても日系企業の注目を集め続けそうです。

最後に

1942(昭和17)年にブルネイ県知事として赴任された木村強さんは、日本の国益を二の次に考え、ブルネイの発展に大きく貢献しました。2016(平成28)年の番組・『新春スゴいニッポン世界に誇るヤマト魂!あっぱれ日本人SP』でその特集があり、親日国のブルネイでは、今でも話題に上ることが少ないようです。

なお、ブルネイは夜遊びをする場所がほとんどなく、家族での赴任や真面目な人に向いている国と言えます。

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