世界的に見ても最も安定した経済成長を続けると言われる東南アジアの国の代表的な国に挙げられるのが、ベトナムです。親日家も多くEPA(経済連携協定)の結び付きもあり、今後貿易だけでなく人材交流も更に活発になると言われ、ベトナム市場の動向に目が離せません。
ベトナムは、物価が安い上に食事面でも日本人の口に合うものが多いので、生活面も安心材料が揃っています。エネルギーに溢れる大都市部を見ていると、一緒にこの国と成長出来ると感じる人も少なくはなく、駐在員だけでなく現地採用の日本人にも人気なのがベトナムです。国民の平均年齢が28歳と日本と比較すると18歳も若く、工業分野やサービス業においての潜在能力は、かなり魅力的に映ります。
ここでは、知っておくと役に立つそんなベトナムの生活情報や基本概要について、ご紹介致します。
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ベトナムの基本情報について
ベトナムの14時00分が、日本の同日の16時00分になりますので、時差が2時間あります。極端な時差がなく、言い換えると現地に到着して生活に直ぐに溶け込めるので、安心だと言えます。
ベトナムの公用語がベトナム語になり、首都ハノイやランタン祭りで有名なホイアンに代表されるように、女性に人気の観光都市が多いのが大きな特徴に挙げられます。ここでは、ベトナムで生活する上で便利な情報を、ご案内致します。
ベトナムの概要
ベトナムの人口は約9,600万人ですが、2020年代半ば過ぎには1億を突破するのではないかと言うのが、大方の見方です。南北に細長いベトナムの国土は、日本の約9割の面積を擁していますので、イメージが付きやすいです。国の正式名称はベトナム社会主義共和国ですが、ここでは一般的に言われる、ベトナムと表記致します。
ベトナムでは公式に発表されている民族が54あり、最も多いキン族が全人口の85~90%を占めます。そのほかホア族と言われる華人、隣の国のラオスにも多いタイ族系、カンボジアの主要民族のクメール、モン族(苗族)などが、比較的知られています。キン族にホア族やクメール族以外の多くは、山地に暮らし、中には古い伝統を守り続けている民族も少なくありません。
ベトナムの宗教は大乗仏教が大半を占め、そのほかに道教やカトリック教があります。交易などの歴史的な影響により、中部はイスラム教やヒンドゥー教、南部にはホアハオ教と五教の教えを土台にしたカオダイ教が、勢力を誇っています。ほかの近隣の東南アジア諸国のように、プロテスタントが多い山岳民族も中には、います。
日本貿易振興機構(JETRO)のデータによると、ベトナム進出の日系企業数は約1,750社、在留邦人数は17,000人を超えています。既に日系企業数が1,800社を超えていると言われ、ベトナム最大の都市であるホーチミン、北部は首都のハノイやハイフォン、中部のダナンに多くの日本人が暮らしています。
日本からベトナムへの主要輸出品目で最も多いのが電気機器で、次に一般機械に化学製品、鉄鋼、輸送用機器と続きます。ベトナムからの日本への輸入品目で多いのが、電気機器にテキスタイル関連や食料品、一般機械と家具です。
ベトナムの地理や気候について
東南アジアに位置するベトナムは、北は中華人民共和国、西にラオスと南西にはカンボジアが隣接しています。ベトナムの東部は南シナ海に面し、朱印船貿易が盛んだった頃に中部のホイアンには、日本人町がありました。
ベトナム最大都市のホーチミンの最高気温は35℃、最低気温は21℃、年間平均気温は26度です。首都ハノイの最高気温は33℃、最適気温は13℃、年間平均気温は24℃前後です。中部の港湾都市のダナンの最高気温は34℃、最低気温は19℃、年間平均気温はホーチミンとほぼ同じぐらいです。
ベトナムの北部の12~2月は結構冷えますので、寒さ対策が必要となりますので、注意が必要となってきます。南部のホーチミンは4~5月が暑季、6~10月が雨季、11~3月が乾季となります。ダナンやホイアンが位置する中部は3 ~8月の乾季と9~11月の雨季に分れていますが、ホーチミンと同じような感じの準備で良いと言えます。
南部と北部の具体的な例では、一年を通じて半袖がベースになりますが、乾季では日中でも長袖が恋しくなる日も珍しくありません。暑い時期でも冷房対策に上に羽織るものが必要となり、同じ東南アジアのタイのバンコク界隈と同じと考えていいでしょう。デザイン的に特に気にしなければ普段着も仕事着も現地調達が出来、こだわりがある人には、オーダーメイドの靴やスーツもおすすめです。
ベトナムでの服装で気を付けておきたいのが、お仕事が休みの日になります。露出が高い服装は現地であまり見かけませんので、暑いのは解りますが、ノースリーブやショートパンツは控えた方が無難です。ベトナムのカジノは外国人専用となっていて、ドレスコードはありませんが、スマートカジュアルを意識して行った方が、賢明です。
ベトナムの言語や公用語について
ベトナムの公用語は越語と呼ばれるベトナム語になり、学術的には福建省南部や台湾などで主に話されている閩南(ビンナン)語の流れを汲むものと、言われる場合もあります。タイ華僑の話す潮州語や海南省の方言の海南語と、兄弟言語になると言う人もいます。音的に日本語に似ている音が少なくなく、ローマ字表記なので、言葉的に習得が難しくない外国語と言えそうです。
そのほか年代によってミドル層以上は広東語、若年層は北京語を使う人たちも見かけられます。フランス領インドシナ時代の影響もあり、隣国のラオス同様に一部のエリート層では、フランス語を理解出来る人が少なくありません。ビジネスだけでなく政治的にも繋がりが深いロシア語を話す人もいるほど、ベトナムの人たちは外国語の勉強に対してとても熱心です。
最も重要視されている外国語が英語で、次に日本語か中国語になりますが、正直発音には特徴があります。外国語のツの音がチュやザイがジャイになるのは、タイ人やラオス人と同じで、最初は少し戸惑うかもしれません。慣れてくると聴き取れるので、英語を話す必要がある部署に勤務される場合は、なるべくコミュニケーションを多く取りましょう。
気を付けておきたいのが、外国語を話せることは、より良い仕事を見つける早道とされています。大学に語学学校などでの外国語の授業以外で、自身で多くの時間を設けて勉強をしている人たちが多いのもベトナムの大きな特徴です。
そこで偏った発音のまま単語の音声をインプットしている場合も多いですが、一生懸命勉強していると言ったプライドがあります。決して否定した態度を取らずに、聞き直すかスマホなどに言いたいことを入力して貰うなど、紳士的に接することをおすすめします。
ベトナムの物価と生活費について
ベトナムの通貨は、全ての紙幣に建国の父として有名なホーチミンが描かれている、ドンになります。ここ数年間の通貨レートは、1ドンが0.0046~0.0056円で推移しています。最近は0.0048円前後で落ち着きを見せ、計算しやすさもあって、1ドンを0.005円で計算してみて下さい。と言ってもやや複雑に感じないためにも日本円の1円を200ドンで、先ずはイメージをしてみましょう。
100円が2万ドン、千円が20万ドンと言った方がピンと来ますが、かつてのイタリア旅行よりは、しっくり行きそうです。ドンを200で割ると言うのが、身近な気がします。ホーチミンだけでなく外国人旅行者が多く集まる都市部や観光地の宿泊施設やレストランなどは、以前はドル表示やドル払い可能なところがかなり多く見られました。近年はベトナム政府がドンによる支払いを奨励していますので、気になる人は確認をしてみてください。
ベトナムの物価ですが、都市部と地方では家賃をはじめ開きがありますが、大まかに言えば、日本の3分の1と言われています。ベトナムで、特に安いと感じるのが、ホテルやゲストハウスと言った宿泊施設と交通費です。物価が高いと言われるホーチミンでさえもコンディションが悪くない1泊1.500円以下のトイレシャワー付きのシングル・ダブルルームが、各地にあります。
タクシーは10km走ったとして、7万~8万ドンなので日本円で350~400円程度で、Grabと呼ばれるバイクタクシーがその約半分の3万~4万ドンです。ちなみにタクシーの初乗り料金は5千~1万2千ドンで、市内のバスは5千~6千ドンです。
ベトナムの家賃
ベトナムの現地採用の場合、日本円で月3万円の600万ドンを目安にして、アパートメントを探しているのが一般的です。もっと安く済ませようと思うのであれば、月400万ドンほどで、シェアハウスを利用するのも一つの選択肢と考えて良いでしょう。
1千万ドン、つまり日本円で5万円を超えると、防犯カメラ付きと言ったセキュリティがしっかりしています。海外留学やほかの国に現地採用で働いた経験があるのであれば、月600万ドン前後のアパートで問題ないと思いますが、住居にこだわりたい人も当然中にはいます。また、慣れている人だと、月200万ドンのところに住んでいる人もいます。
駐在員が暮らすコンドミニアムは、ほとんどの会社が全額か家賃の多くを負担してくれます。敷地内にプールやジムがあって、家賃が3千万ドン以上しますが、日本円換算では15万以上と言うことになります。
ベトナムの電気代・水道代・ガス・インターネット
夫婦2人で暮らして電気代が月10万ドン、日本円にして5千円の月もあるほどなので、ベトナムの物価からすると高いと感じるでしょう。特に暑季や雨季は10万ドンぐらいになりますが、電気代使い放題のコンドミニアムもあります。電気代で最も大きく左右するのが、エアコンの使用料になるのは、ほかの東南アジア諸国とほぼ同じです。
そのほか週2回のランドリー・サービス付きが月7万ドン、ハノイだと冬は暖房を使うことがあるなど、住む場所やサーブス付帯内容によっても異なります。駐在員向けのサービスアパートメントで130平米の広さで月1,700ドルほどの家賃で、WifiにケーブルテレビやNHKプレミアムを見ることが出来、水道光熱費・ガス代が込みだったりします。
ベトナムで単身の場合の水道光熱費の目安ですが、日本円にして月2,500円~7,500円です。インターネットは月1,000~1,700円がおおよその相場で、家賃込みの場合もあります。現地採用の人たちの1ヶ月の生活費は、家賃込みで月10万円前後と言ったところです。
ベトナムの食事(レストラン・スーパー)
スーパーで1.5ℓのミネラルウォーターが4千ドン、ジュール類は5千ドンとかなり安いですが、牛乳の値段は日本とそれほど変わりません。ローカルブランドの缶ビールが、コンビニで買っても1万ドン(日本円で50円)なので、お酒好きな人にはたまらない国です。
ベトナムの食生活は外食が一般的で、食堂で惣菜とご飯を食べて一食3万~5万ドン、フォー一杯の料金も同じぐらいです。また、日本人や欧米人にも人気が高いベトナム風のサンドイッチのバインミーが1万ドンなので、うれしいです。ベトナム人にも人気のスタバやマクドナルドは、日本よりやや安い程度か、モノによっては同じぐらいです。ツーリスト向けのベトナム料理レストランや日本料理店では、15万~30万ドンぐらいを、予算と考えた方が良いでしょう。
ベトナムの治安について
ベトナムで働く上に当って、普通に生活していれば、治安が悪いと感じる事はほとんどありません。生活エリアでは問題ないとしても興味がてらに危険と言われる地域に、行くことは必ず避けてください。身の危険を感じるまでには到らないにしても、格差社会なので、貧困エリアには近付かない方が賢明です。
ドンコイ通りやハムギー通りに代表されるホーチミンの目抜き通りは、特に治安が良いエリアとして知られていますが、スリやひったくりと言った細心の注意は払ってください。ファングーラオ通りには、格安旅行を好む外国人の街なので、使い勝手がいいと言えます。休みの日や複数以上の連休が取れる場合は、ほかの都市へ移動するツアーバスを、利用するのも一つのベトナムの楽しみ方です。ただし、中にはツアーバスを主催する悪質な業者もあるので、口コミを充分参考にしてみてください。
ベトナム滞在中や旅行中よくやられたと言われるのが、タクシーのぼったくりです。初っ端空港から白タクを利用して高い金額をふっかけられると人もいるので、正規のタクシーを利用しましょう。市内観光で安い料金を提示して、馴れ馴れしく声を掛けてくるバイクタクシーのドライバーがたまにいますが、最終的には高く付きます。全体的に安全なベトナムですが、シンガポールやバンコクと比較すると、心持ち気を少し張った方が良さそうです。
ベトナム人の特徴や国民性について
先ずベトナムはアセアン諸国の中でも有数の親日国と知られていますが、それをストレートに伝えるのが苦手なシャイな人も少なくありません。そのほか日本人との共通点は手先の器用さで、市場に出される製品率を図る歩留まり率においては、世界的に見てもかなり上位に位置していると言われています。
よく勘違いされるのが反米感情の人が多いと思われがちですが、ミドル層以下の世代の多くが、未来志向です。中間層以上になるとたいてい好きな外国を挙げると、日本に加えアメリカが入るので、驚きです。
日本人がビックリする点では、プライドの高さと、多くの人が口を揃えます。同じ東南アジアのタイとほぼ同じで、例え部下であろうと人前で叱りつけるのは、完全にアウトです。性格的な本質は十人十色ですが、基本的にフレンドリーです。
仲良くなるまでやや時間が掛かるタイプもいれば、最初から打ち解け易い場合もあり、距離感的には日本にちょっと近いかもしれません。ただ、お喋り好きなので、仲良くなると会話も結構弾むと言えます。不撓不屈の精神を擁し向上心が強く、純粋な部分も多く見られます。間違っていても謝らないところなどがあり、日本人に中国人やタイ人をミックスしたような国民性です。
ベトナムの代表的な企業一覧
日本で最も親しまれているベトナム系企業と言えば、ベトナム航空が挙げられます。日本では馴染みがない企業が多いかもしれませんが、ベトナムの代表的な企業をいくつかご紹介いたします。
航空会社
- エア・ベトナム
- ジェットスター・パシフィック航空
- バンブー・エアウェイズ
- ベトジェットエア
- ベトナムエアサービス
- ベトナム航空
- メコン航空
人材サービス・オフショアサービス
FPTテクノジャパン
旅行会社
- シンカフェ
自動車メーカー
- GMベトナム
化学メーカー
- ジャパンモーターサービス
スーパーマーケット
- Big C
製造メーカー
- ビナミルク
ベトナムの就労ビザについて
外国人がベトナムで働くためには、原則として、就労ビザと労働許可証の2種類が必要となります。就労ビザは15日以上ベトナムに滞在、労働許可証は3ヶ月以上働く場合に必要とされていますが、たいてい雇用先から手配して貰えるでしょう。
ベトナムの就労ビザの種類や期間について
ベトナムで働くには就労ビザ以外に、商用ビザ言うのがあります。就労期間が1~3ヶ月間の人を対象にしたもので、中長期の出張に対応したビザと言えます。商社などの駐在員事務所や外資系企業の現地法人オフィス、NGO関連の人たちが主に利用をしています。
ベトナムの就労ビザには1・3・6・12ヶ月のシングルビザとマルチビザがありますが、現地で働く際には12ヶ月のビザ取得が、一般的です。シングルビザだとベトナムを一旦出国するとビザの効力がなくなるので、国外へ出張が多い場合は、マルチビザをたいがい雇用先から手配して貰えます。マルチビザだとベトナムへの出入国が何度でも可能で、シングルビザを含めて、雇用が継続すると必然的にビザ延長の手配を会社が行います。
ベトナムの就労ビザの申請について
ベトナムの労働許可証の申請のためには、パスポートとビザのコピーが必要と言われていますが、雇用先の担当者におまかせと言った形に普通はなります。事前に日本で用意しておきたいものが、大学や専門学校の卒業証明書で、英語か日本語のどちらでも問題ないと言われています。
そのほか必要とされるものが、健康診断書と無犯罪証明書です。健康診断書に関しては、日本のものでも問題ないですが、現地の受け入れ先の会社から現地の病院を紹介して貰えます。無犯罪証明書に関しては、日本の住民票がある警察署で取得出来ます。第3国で留学や就職後にベトナムで働く場合は、直近の滞在国で取得して下さい。
ベトナムの就労ビザの申請に必要な語学力
ベトナムの就労ビザの申請に必要な語学力と言うのは、特に聞いたことがありません。ただ、会社や受け入れ先によっては、一定のベトナム語や英語の能力を求めている場合もあります。
転職エージェントに登録する際に、TOEICスコアが600点以上あると、ベトナムで就労可能と判断されるでしょう。生産管理の職種において工場長、或いはそれに準じるポストの人だと、日本語の通訳が付くことも珍しくありません。
ベトナム語が得意であれば通訳に加え、間接法を用いて教える日本語教師もあります。語学力のハードル自体はそれほど高いと言えませんが、応募する仕事が何語でどのレベルを必要としているのか、確認しておいた方が良いです。また、ベトナムに長く滞在することを考えるのであれば、ベトナム語をブラッシュアップすることで、自分の居場所を必然的に確保出来るでしょう。
ベトナムの就労ビザの申請の難易度
ほかの東南アジア諸国と大きく異なる点を挙げるとすれば、一般的に高卒や新卒の人たちには、就労ビザが下りません。普通科の高卒では、ベトナムで働くことは難しいとされています。ただ、専門知識や特別な技術を証明することによって、現地で働いている人も少なくありません。特にベトナムで需要が多いIT関連や日本語教師などが、その中に入ります。
就労年数が原則5年以上で、会社側がポジションに合った給与を書類に明示する必要があるので、安心です。ここ2年間で就労ビザの申請が難しくなったと言われていますが、気になる人は、概要を自身のキャリアと照らせ合わせながら転職エージェントに問い合わせてみてください。
ベトナムの就職事情と求人について
ベトナム進出の日系企業数は既に1,800社を超えていますが、市場の潜在能力や優秀な人材が多いだけに、更に今後増えると予測されています。ここでは、そんな将来的にも有望な国であるベトナムの駐在員求人に加え現地採用などについても、ご紹介致します。
日本におけるベトナム系企業
ベトナムのナショナル・フラッグ・キャリアのベトナム航空は、日本でもお馴染みです。インドネシア半島の路線の充実をはじめ、世界の28都市に就航しています。ベトナムの各都市と日本では成田・羽田・関空・名古屋・福岡空港と結ばれています。ベトナム航空では地上職に予約・販売や経理スタッフなどが募集していることもあるので、お見逃しなく。
国営の石油会社のペトロベトナムは、日系企業と合弁会社を設立して、生産能力の拡大に努めています。日本には石油や液化天然ガスのLNGを供給していて、今後も結び付きが深くなると予測されています。
ベトナムの繊維企業では日本初の現地法人となるアンフックは、大阪にオフィスを構えています。更に早く日本に進出したのが、東京都港区にオフィスがある、ベトナム最大手のIT企業のFPTソフトウェアです。2018(平成30)年には、商号を「FPTジャパンホールディングス株式会社」に変更し、設立13年目の目標だった社員数が、千人に到達しました。
ベトナムのWEB関連の大手IT企業のVNGは、DeNA向けにソーシャルゲームを制作・供給している、業界では評判の良い会社です。
ベトナムの現地採用
ベトナムの現地採用の給料の目安ですが、営業職で月1.300~2.500USドルです。カスタマーサポートなどの事務職であれば、1,300~2,000USドルで、エンジニア関連では2,500ドル~中には5千や6千ドル貰っている人もいます。
業種別で多いのが製造業にIT関連で、ホーチミンではサービス業をはじめ業種の幅が広いと言えます。ホーチミンの目抜き通りや欧米人に人気のダナンなどのリゾート地では、ゲストリレーションなどホテル関連の求人が増えてきているので、英語が得意な人は見逃せません。職種に関しては、生産管理にセールスマーケティングやIT関連を含むエンジニアの求人が、多く見かけられます。
女性に人気の日本語教師は滞在先を手配、或いはアパートメントの家賃の多くを負担してもらえる場合が、多いようです。ベトナムでの現地採用では、転職エージェントや信頼ある求人サイトの利用を、おすすめします。
ベトナムの駐在員求人
ベトナムの駐在員は現地採用と同じく、タイや中国でかつて働いていたことがあると言う人が、少なくはありません。また、IT関連をはじめ新規事業の参入により若い世代の日本人が、増えているのもベトナムだと言えます。
駐在員求人の中には、外国語を問わないところもであるので、見逃せません。日系IT企業のプロジェクトマネージャーでは、月収が3,000USドルが最低ラインで、7,000USドルと言う案件もあります。
一般的なベトナムの駐在員求人の月収は、18~35万円で、年齢や経験に依って異なります。駐在員待遇であれば家賃は全額か多くを会社側からの補助があり、中には海外出張費として1日あたりの手当を月収に加算する会社もあります。
総合職として就職するよりも駐在員候補として求人に応募した方が、ベトナムで働ける可能性が、高くなります。募集している職種で多いのが、生産管理に加えIT関連やメーカーの営業で、商社や物流関連の仕事も同様です。日系企業の進出サポートやインテリアデザイン職と言った職種を募集していることもあり、今後裾野が更に広がるでしょう。
ベトナムで働くには?就職の進め方について
それでは、ベトナムで働くにはどのような情報を集めて、どのようにして準備を進めていけば良いのでしょうか?
ベトナム掲示板 などのサイトを利用して自分自身で働き口を見つけることも可能ですが、ベトナムである程度、長期的に働こうと考えている場合は雇用主を見つけて、まずはビザの申請をしなければなりません。
ベトナムで長期的に働く場合は、ベトナムに支店がある日系企業に応募する方法が、もっともメリットが多く、ビザ申請に関してもスムーズに進むのではないでしょうか。
ベトナム系企業の求人は、一般公開されている企業は非常に少なく、自分にあった職種を見つけることが難しい状況ですが、海外勤務に関しては非公開案件も多く存在しています。この非公開案件を見つけることで、自分にあった企業を紹介してもらうことが可能です。
非公開求人の情報を集める
海外就職を進めていく中で、よい求人を見つけるには、「転職エージェントから非公開求人の案件をオファーを集める」ことが一番良い方法になります。
転職エージェントでは、一般的な転職サイトでは見つからないような条件の良い求人を、エージェントが集めてきてくれて、優先的に紹介してくれることが最大のメリットです。
転職エージェントに登録することから採用されるには一切費用が発生しないので、外資系企業や海外就職に成功された方の例としては、「外資系や海外勤務に強い大手転職エージェント」に登録する方が、圧倒的に多いのが現状です。採用した企業から手数料をもらうため転職エージェントも、かなり親身になってサポートしてくれます。
外資系企業や海外就職に強い転職エージェントとして、求人件数が圧倒的に多いのは、20代・30代の転職・グローバル&海外就職に強い「ランスタッド」 、国内最大手の「リクルートエージェント」 になるので、この2社は必ず押さえておきましょう。
現地密着型の求人情報では、ベトナムの日系企業では、どのような仕事があるのか、また給料の相場などをチェックしても良いでしょう。
最後に
ベトナム戦争の影響もあり反米感情が強いと思われがちですが、親日家と同じぐらいアメリカを好きな人が多いベトナムは、未来志向と言えます。街は活気に溢れ、成長を肌で感じることが出来るので、自身のエネルギーにもなります。
語学力のハードルがそれほど高くなくコミュニケーションも取りやすいことで、ベトナムで働く日本人も増加の傾向にあります。勿論現地で仕事を探すことも可能ではありますが、今では日本にいながらにしても転職エージェントや求人サイトを活用して、ベトナムでの仕事を探す事が出来ます。そこで、自分の現在地を確認する意味においても先ずは転職エージェントに登録して、担当者と面談を行うことをおすすめします。
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