カンボジアは、世界中の旅人を魅了するアンコールワットが有名ですが、その観光の拠点となるシェムリアップにもここ数年ずっと注目が集まっています。シェムリアップは欧米人観光客が多く、物価も安いので、英語学習を目的として滞在する日本人が少なくありません。
カンボジアには親日家が多く、性格も日本人と似ているところも多くあります。そこで、カンボジアで働く際に当たって、知っておくと便利な就労ビザや就職事情と求人についてご説明致します。
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- 「ランスタッド」(非公開求人も多数)
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カンボジアで働くには?カンボジアの就労ビザについて
カンボジア入国の際には、ビザが必要となってくるので注意が必要です。入国後滞在が最長1ヶ月可能な一番簡単観光ビザ取得の方法は、プノンペン国際空港かシェムリアップ国際空港でアライバルビザ申請をすると、すぐに発行してもらえます。
また、在日カンボジア大使館(領事館)で取得、オンラインでe-visa申請やバンコクのスクンビットにあるビザ取得代行会社等に依頼する等の方法もあります。なお、カンボジアで働く際には、諸外国と同様に、就労ビザが必要となります。ここでは、主にカンボジアの就労ビザについて、以下順を追って、ご説明致します。
カンボジアの就労ビザの種類や期間について
カンボジアの就労ビザの取得には、ワークパーミットと在籍証明書か事業登録書(或いはパテント)の提出が必要です。ワークパーミットは全てオンライン、申請や更新はネット上での手続きとなります。会社の管理部門のスタッフが行うのか、取得代行会社に依頼するのは、受け入れ先によって異なります。
就労ビザ(EBビザ)
オースドックスなタイプの就労ビザになり、1ヶ月から12ヶ月の間の滞在期間を選択することができますが、現地で働くとなると最大限の期間で活用したいものです。更新が可能で、申請申し込みをしてから1~2週間が完了となりますが、確認しないと連絡がたいてい来ません。受け入れ先の会社の管理部門のスタッフに頼んでいる場合、ちょっと遅いようでしたら、気軽に尋ねてみてください。
就労ビザ(ETビザ)
特殊な技術を擁する技術者に交付される就労ビザで、どこかの組織か会社に所属しているのが前提になるので、駐在員が該当するでしょう。ETビザの最初の取得は24ヶ月有効で、その後に関しての延長は12ヶ月毎更新で3回まで行えます。
そのほか適用期間は1ヶ月から6ヶ月のEDビザと言うのがありますが、現在仕事を探している最中と言う認識のためのビザになりますので、名前と簡単な内容だけを説明しました。
カンボジアの就労ビザの申請について
就労ビザのEBビザ申請に必要な書類で先ず挙げられるのが、
- 必要枚数の写真
- パスポート
居住証明書
です。加えて、受け入れ先からの
- 就業証明書、或いは事業証明書
- 納税証明書等の書類
を準備することになりますが、詳細は雇用主の管理部門のスタッフに尋ねてみてください。
就労ビザのETビザ申請に必要な書類は、EBビザ申請と同じく
- 必要枚数の写真
- パスポート
- 就業証明書
- 会社・企業・組織発行の派遣証明書、或いはそれに準じる証明書
その他提出が求められたモノを随時用意することとなります。ご家族にも本人の滞在期間と同等か、それに近い滞在許可が下りるようなので、有効な血縁証明書があると、助かります。
カンボジアの就労ビザの申請の難易度
カンボジアの就労ビザの取得が厳格化されていると言われていますが、緩かった今までと比較すると、厳しくなったぐらいと捉えて良さそうです。かつては、就労ビザのEBビザが、誰でも無条件で取得・更新が可能でしたが、現在は諸外国とある程度、変わらなくなりました。
大卒の方がカンボジアで働くのには仕事探しで有利になりますが、それでも就労ビザ取得の際に、学歴のシバリがあるとは、今まで特に聞いたことはありません。うれしいことに学歴や年齢制限の定めもなく新卒も可能で、原則として、外国人の雇用は社員全体の10%程度までとされています。
カンボジアの就労ビザの申請に必要な語学力
カンボジアの就労ビザの申請に必要な語学力の定めは、特にありません。それでもカンボジアで仕事をするとなると、ある程度の語学力が必要になってくる場合が少なくありません。支店長や熟練のエンジニアクラスになると、通訳が付く、或いは日本語が出来るスタッフがサポートする確率が高くなります。
駐在員として現地カンボジアに赴任する場合は、英語が必要としない職種でも少しでも喋れると、現地の生活が楽しくなります。現地採用で仕事を探す場合は、社内の公用語として採用している会社が多い英語が出来ると有利です。
職種によっては、クメール語(カンボジア語)が出来ると重宝がられる場合もあります。どれぐらいのレベルの英語やクメール語が必要になってくるかは、受け入れ側の会社や職種によって、幾分異なります。詳細は求人募集要項を参照しながら、日本やプノンペンにある転職エージェントのキャリアコンサルタントに尋ねてみてください。
最近では、安価で留学ができ、マンツーマンレッスンが中心で短期で効果が得られることからフィリピン英語留学が人気です。語学力が自身のない方は、転職活動前に留学することも一つの選択肢になるのではないでしょうか。
カンボジアの就職事情と求人について
外務省の調べによると、カンボジアに進出している日系企業数は約220社となっています。うち、カンボジア日本人商工会の正会員数は、180社を超え、在留邦人数は3,500人前後です。2015(平成27)年に、プノンペン日本人学校が開校したので、家族連れの人たちにとって、うれしいニュースです。そこで、カンボジアの駐在員求人や現地採用などついてご紹介致します。
日本におけるカンボジア系企業
世界的に見ても成長著しい隣国のタイやベトナムと比べ、カンボジアの経済は少々出遅れ気味ではありましたが、近年は経済も好調のようです。それでもまだまだ日本に進出するようなカンボジア資本の企業はあまり見かけませんが、両国間の繋がりは深まっています。
そんな中で最も注目をされているのが、外国人技能実習制度認定の送り出し機関で、カンボジアにオフィスを構えています。カンボジア人は、シャイで上下関係をわきまえ、物事を進めるのにもコンセンサスを取る国民性なので、日本人と共通点が少なくありません。送り出し機関は日本の経営者が多くを占めるカンボジア系企業であり、介護施設や工事現場等で活躍している技能実習生を、日本の会社や医療関連の施設に労働派遣を行っています。
カンボジアやラオスをはじめ東南アジアのツアーを取り扱っている旅行会社が、東京都新宿区にあります。カンボジアの田舎の村でホームステイやスタディツアー等を開催しているので、興味がある人は連絡をしてみましょう。ピース・イン・ツアーカンボジア支店が、オークンツアーの名称でアンコールワットの拠点である、シェムリアップにオフィスを構えています。
また、東京の神楽坂や大阪の阿倍野にカンボジアレストランもあります。リオデジャネイロオリンピックカンボジア代表で、カンボジア国籍を取得した猫ひろしさんの話も有名です。世界的にも有名なサッカー・プレイヤーの本田圭佑さんが、カンボジア代表監督兼GMを務めているので、今後日本との間でビジネス展開があるかもしれません。
カンボジアの現地採用
カンボジアの物価は日本の3分の1程度ですが、ビールはローカルな場所だとジョッキで日本円換算だと一杯50~100円、タバコはひと箱80~160円ぐらいです。タバコに関しては、店内での喫煙が諸外国と比べるとかなり寛容なのもカンボジアでの就職が、人気の要因の一つに挙げられます。
プノンペンの月収の給与水準を以下紹介致しますが、シェムリアップ等では少し安くなりますので、求人募集内容をしっかり確認してください。未経験者のエンジニアやクリエイターだと、USD700〜1000ですが、技術を身に付けられると言ったメリットがあります。
営業にカスタマサポートや事務職だと、USD1000〜1500が相場で、マネージャー職だとプラスUSD500ぐらいを見ておいていいでしょう。工場長に代表されるように責任者になると、月USDで2000〜3000になるので、中々のものです。シェムリアップでは、ホテルのゲストリレーションや旅行関連に加え、日本語教師をはじめ女性に人気の求人が出ています。
カンボジアの現地採用の仕事の探し方として最もメジャーなのが、日本かプノンペンの転職エージェントの活用です。企業や医療関連施設の中には、直接自社のホームページで求人を募集していることもあり、飛び込みで職を得る人もいばれ、知人の紹介を利用するケースも少なくありません。
カンボジアの駐在員求人
カンボジアに進出している日系企業数は約220社、在留邦人数は3,500人前後です。近年、プノンペン日本人学校が開校し、安心して利用出来る病院が幾つもあるのでうれしいです。プノンペン日本人学校を運営するカンボジア日本人会では、ソフトボール大会やのど自慢大会と言ったレクレーションを定期的に開催しています。
日本からカンボジアへの主要輸出品目は、一般機械が第1位で、以下輸送用機器、織物用糸・繊維製品に電気機器と続きます。カンボジアから日本への主要輸出品目は、衣類・同付属品が最も多く、2位が履き物で、3位がバック類です。
カンボジア進出の日系企業の約4分の1を製造業が占め、第2位がサービス業、そのほか建設業・金融保険業・運輸物流関連・卸小売業の会社も多いです。カンボジアには、税制面等でメリットを受けることが出来る経済特区が30以上もあり、その中の主要な9つのゾーンには、70社を超える日系企業が入居しています。
カンボジアの駐在員は、一般的には、日本で何年か働いたのちに現地へ赴任と言うのが、多く見られます。だた、企業や行政関連だけでなく、公益財団法人 国際開発救援財団のように、国際協力NGO機関が中途採用で募集を出していることもあります。
海外ラーメン店統括責任者は、経験者優遇で、英語で業務を行うことになりますが、スカイプでの面接が可能のようです。まだまだ日系企業が入り込む余地が大いにあるのがカンボジアなので、今から先職種も更に増えそうです。自身の夢へのチャレンジや仕事のやり甲斐を見出すことが出来るカンボジアで転職エージェントを上手く活用してみましょう。
カンボジアで働くには?就職の進め方について
それでは、カンボジアで働くにはどのような情報を集めて、どのようにして準備を進めていけば良いのでしょうか?
直接現地で自分自身で働き口を見つけることも可能ですが、カンボジアである程度、長期的に働こうと考えている場合は、雇用主を見つけて、まずはビザの申請をしなければなりません。カンボジアで長期的に働く場合は、カンボジアに支店がある日系企業に応募する方法が、もっともメリットが多く、ビザ申請に関してもスムーズに進むのではないでしょうか。
カンボジア系企業の求人は、一般公開されている企業は非常に少なく、自分にあった職種を見つけることが難しい状況ですが、海外勤務に関しては非公開案件も多く存在しています。この非公開案件を見つけることで、自分にあった企業を紹介してもらうことが可能です。
非公開求人の情報を集める
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転職エージェントに登録することから採用されるには一切費用が発生しないので、外資系企業や海外就職に成功された方の例としては、「外資系や海外勤務に強い大手転職エージェント」に登録する方が、圧倒的に多いのが現状です。採用した企業から手数料をもらうため転職エージェントも、かなり親身になってサポートしてくれます。
外資系企業や海外就職に強い転職エージェントとして、求人件数が圧倒的に多いのは、20代・30代の転職・グローバル&海外就職に強い「ランスタッド」 、国内最大手の「リクルートエージェント」 になるので、この2社は必ず押さえておきましょう。
最後に
カンボジアでの就職がブームとなっているようですが、中には起業を考えている人も少なくありません。理由は、現地のビジネスパートナーを必要とせずに、100%外国人資本でも会社を作ることが出来るからです。
カンボジアは、いろんな人たちを受け入れるキャパシティーがある懐の広い国です。そんなカンボジアで仕事探しを考えている人は転職エージェントの活用がおすすめです。
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