• 最終更新日: 2020.02.14

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海外で通訳・翻訳家として働くには?海外における通訳・翻訳家の平均年収や求められる資格や語学力など就職事情について

海外問わず国内でも憧れの職業として挙げられるのが、外国語のスペシャリストである通訳と翻訳の仕事です。幅広い内容を取り扱うとてもアカデミックな業務内容で、まさに国際的な仕事と言えます。ここでは、通訳・翻訳家の待遇と海外で働くためのポイント等について、以下ご紹介致します。

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海外における通訳・翻訳家の需要

かつて通訳・翻訳家と言えば、外務省関連の仕事と捉えられるのが一般的でした。行政も今では自治体単位で外国にオフィスを構えるだけでなく、企業の合併や買収の総称であるM&Aで必要とされるケースがあり、民間企業にも裾野が拡がっています。

翻訳業界では慢性的な人材不足と言われ、金融分野に加え医学と薬学関連の会社から重宝がられています。

海外における通訳・翻訳家の平均年収について

国内外での通訳・翻訳家の平均年収は、国毎は当然のことですが、実力や働き方によってかなり異なってきます。そんな中でも日本で正社員として通訳の仕事に携われば、それほど収入も悪くありません。

年収だけを比較すると日本でそのまま通訳・翻訳を続けるのが良いい選択かもしれません。ただ、なにせ国際派の仕事なので、海外で働きたいと言うのは、実に自然な流れと言えます。給料を稼ぐのであればアメリカ、生活面である程度ゆとりを持って暮らせるのが、タイやベトナムと言った東南アジアの親日国になります。

欧米やオーストラリア諸国では、フリーランスで時給換算になることがほとんどです。安定した収入を得ようとするのであれば、カスタマーサポート等の仕事を兼任するのも一つの選択肢に入ります。ここでは、各国と比較しながら通訳・翻訳家の平均年収について触れてみます。

日本:600万円

通訳の年収は、正社員で働いている場合、400~1,000万円と言われています。勤続年数や重要な会議の仕事がアサインメントされるかどうかが、年収の大きな違いとなり、中には1,000万円以上の人もいます。フリーランスの場合だと300~600万円ですが、実力社会なので、数千万稼ぐベテラン通訳者もいるほどです。

翻訳者の平均年収は、40歳ぐらいの正社員で600万円なので、おおよそ通訳と変わりません。在宅翻訳者になると月5万~100万以上と言った、経験や実力と仕事内容によって、全く異なります。平均すると日本における通訳・翻訳家の平均年収は、500万~600万円と言うのが相場のようです。

北米エリア(アメリカ):約470万円

アメリカの通訳・翻訳の年収は、4万3千ドルと言われています。日本との大きな違いは国務省の軍事や政府関連の仕事やなると、かなりの高額な収入が見込まれます。M&Aと言った法務関連も同様の動きがあると思われますが、紛争地帯の派遣だと年収2千万円を超えることもあります。

東南アジア(タイ):216万~400万円

アメリカの通訳・翻訳の月収は、5万~8万バーツです。タイの現地採用のボーナスは0~2カ月分が相場なので、216万~400万円ぐらいの年収が算出されます。

通訳・翻訳の仕事以外でも基本的にタイで現地採用として長く働くには、タイ語が堪能な方が有利になります。上記の月収や年収だと、物価が安いタイなので、現地で十分やっていけます。

海外で通訳・翻訳家になるために必要な語学力や資格は?

海外で通訳・翻訳家になるために必要な語学力は、所謂ペラペラと言う大まかなことしか解らないのが一般的です。具体的にどの試験でどれぐらいのレベルに達していると、仕事がはじめられるのか、気になるところです。

ここでは、国内外で通訳・翻訳家になるための資格について、順を追って説明致します。

海外で通訳・翻訳家になるために必要な語学力

翻訳を専業と考えるのであれば、TOEIC900以上は必要と経験者が語っています。ただ、英語をはじめ外国語は使っている内に上達するものなので、TOEIC800点前後のスコアに到達したぐらいから翻訳をはじめられた方も中にはおられるでしょう。

そのほかの外国語に関しては、最終目標にしている1級レベル取得の手前ぐらいから求人案件を満たしていれば、翻訳業務を開始してみても良いでしょう。

通訳だと人を介するので、時間がなにせ限られますので、TOEIC900以上か各外国語検定1級レベルの取得は必須になりそうです。瞬発力が必要なので、日頃からの訓練も必要でしょう。また、時事的なことや世界のトレンドなど、各国のニュースやテレビドラマにも耳を傾ける必要があるでしょう。

翻訳者ネットワーク「アメリア」は、翻訳の仕事獲得とスキルアップを応援する有料の会員制サービスではありますが、ご利用企業数600社以上 年間の求人件数1,500件以上と豊富です。翻訳コンテストのお試し会員登録をすると入会金0円という特典もあるので、自分の実力が気になる方は、一度試してみても良いでしょう。

海外で通訳・翻訳家になるために必要な資格

通訳者・翻訳者養成に関して、定評のある語学スクールに行くのも自分の夢にとっての確かな自己投資だと言えます。時間帯やロケーションに加え、ご自身との相性もあるので、口コミを参考にしながら選んでみてください。独学でやれる自信がある人は、基礎をしっかり固め上げて、丁寧に上積みするのが賢明だと言えます。

上記に加え外国で働くとなると、現地の習慣や文化を事前に把握しておく必要があります。なお、下記にて各種翻訳と通訳関連の検定について、ご説明致します。

日本翻訳連盟「JTFほんやく検定」

年2回実施される英語のみの検定となり、2級以上で日本翻訳連盟から直接仕事の受注ができる特典があります。

日本翻訳協会「JTA公認翻訳専門職資格試験」

英語と中国語のみの検定で年4回実施されていて、外資系の翻訳者として活躍するのに有利と言われています。

サンフレアアカデミー「翻訳実務検定TQE」

英語・フランス語・ドイツ語・ロシア語・スペイン語・中国語・韓国語・ロシア語の検定となり、年4回実施され、日本でトップクラスの翻訳家が所属しています。

ビジネス通訳検定(TOBIS)

ビジネスシーンにおいて実用的な英語の通訳を目指す試験であり、試験の成績に応じて1級~4級を判定するものです。4級に達していない場合だと不合格になり、1級は同時通訳試験があります。

個人によって目的が大なり小なり異なってきますので、ご自身にあった資格を検討しながら各機関に連絡を取ってみるのも悪くありません。また、現役の通訳や翻訳家として活躍している人達の成功体験をネットで調べ、青写真を描いてみましょう。

資格の中には海外で認知されていないものも中にはありますが、取得することによって、自信に繋がります。重ねてレジュメに書くこともできる上に、就業先の経営者や人事担当者からは、資格取得者はきっちりした人物と評価されるに違いないと言えます。



海外で通訳・翻訳家になるために必要な経験や向いている人の特徴は?

世の中には、いろんな職業がありますが、とりわけ通訳・翻訳家には向きと不向きがあります。スキル的には訳する対象の外国語に加え、正しくセンスのある日本語能力があることが必須です

しかしながら、性格的な部分もクライアントからの評価が大きく分れるので、ここでは、海外で通訳・翻訳家に向いている人の特徴についても説明したいと思います。

海外で通訳・翻訳家に必要なスキルや経験

翻訳者の仕事に向いている人物像では、基本的に必須のスキルが3つほどあると言われています。

  • 原文を正しく理解する
  • 翻訳できるる適応能力と柔軟性
  • 原文を理解しつつきっちりと訳文を作成できるライティング能力

まず、原文を正しく理解する日本語と翻訳する外国語の理解能力が求められます。次に、クライアントの要望や指示に応じて、翻訳できる適応能力と柔軟性が必要となってきます。そして、原文を理解しつつきっちりと訳文を作成できるライティング能力が挙げられます。

通訳の仕事に関しては、人を直接介するので、高い外国語能力があるだけでは、務まるものでありません。ビジネスシーンや国際会議の場面では、専門性の高い内容を訳することもあるので、タイムリーに変換する能力が求められます。

観光案内は一見簡単そうに見えますが、歴史的背景が複雑なことも少なくはないので、その国の文化や民族性等もきちんと抑えておくことが必要でしょう。

海外勤務における通訳・翻訳家に向いている人の特徴

海外勤務における通訳者の仕事に向いている人の共通点として挙げられるのが、人前で上がらない言わば度胸が必要です。予想外のことが起こるのが国際社会なので、相手の反応によって臨機応変に対応できるコミュニケーション能力も必要不可欠と言えます。

通訳だけでなく翻訳の仕事でも同じ事が言えますが、クライアントの情報を正確に収集し、正確に訳することが求められます。クライアントの属性に特徴や性格、仕事の案件のバックグラウンドや製品サービス情報も場合によっては、情報をきちんと整理しておいた方が良いでしょう。

国内外問わず、翻訳家に向いている人の特徴で挙げられるのが誠実さです。解らないことや不明な点を正しく認識し、相手にそれらを伝え、共有する関係を日頃から構築しておくと良いでしょう。

また、翻訳として収入を得ている訳なので、プロ意識が高い人が好まれます。外国能力はもちろんのこと、翻訳のセンスもその人の人柄が出るので、常日頃から関わりが深い業務内容の最新の情報の日本語の文字に慣れ親しんでおくことが大切です。

海外の通訳・翻訳家の就職事情と求人について

国内外問わず通訳・翻訳家の仕事は、会社員として働くか派遣会社から仕事を貰うことになります。求人内容のソースとなるのが、主に転職エージェント求人サイト、或いは現地で発行されている有料の日本語の新聞やフリーペーパーになります。

ここでは、さらに噛み砕いて、現地の状況をイメージしながらご紹介致します。

海外における通訳・翻訳家の現地採用について

上記の求人内容のソースに加え、カナダやオセアニアのように日本人女性が多く暮らす国や都市では、各エリアの掲示板の活用も有効となります。ただ、一般的にはフリーランスの仕事が、その場合だと大半を占めます。フリーランスで、通訳・翻訳家の仕事でやっていくと言うよりも観光ガイド等の仕事を絡ませるのも一つの生活設計になると言えます。

正社員の求人案件は、転職エージェントが最も頼りになると言っても過言ではなさそうです。給与自体は、エンジニアよりはやや下回りますが、セールスやカスタマーサポートよりいい場合が多いです。

また、中々通訳や翻訳の仕事が直ぐにない場合は、まずは一般職として現地採用で働くケースもあります。日本と違って多くの国では残業がないので、日中はプロダクトマネージャーやコーポレートスタッフの仕事をしながら、翻訳者ネットワークを利用して帰社後フリーランスの仕事を副業として行うのも良いでしょう。

海外における通訳・翻訳家の日系企業求人について

駐在員や政府関連で通訳や翻訳の仕事を見つけるには、転職エージェントに加え、求人サイトも便利です。外資系企業の中には、日本人役員をサポートする仕事もあり、その場合だと駐在員待遇か現地採用扱いになるのか転職エージェントの担当者等に尋ねてみてください。

金融分野に加え医学と薬学関連の会社だと通訳や翻訳で、海外勤務で活躍できるチャンスがあると言われています。現地採用も同じことが言えますが、駐在員求人案件においても求人数自体は、それほど多くはありません。

しかしながら必要とされる仕事で一定の能力があれば、オファーを受けやすいので、ご自身に合った転職エージェントに登録しておきましょう。

最後に

外国語能力が高いと言うことは、それだけでも海外就職のチャンスを手に入れていることになります。まして通訳や翻訳レベルであれば、その場の限りではありません。

海外勤務で会社員として働くには、総務等のようなコーポレートスタッフを兼任する場合もあります。勤務地としては、東南アジア各国や中国での求人が特に多く見かけられます。経験や実力次第では比較的高い給料を手にすることができ、フリーランスとしても活躍できるでしょう。

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