東ヨーロッパのバルカン半島南西部に位置する共和制国家のアルバニアは、1991(平成3)年まで鎖国をしていた国です。実際のところ、治安も良く、物価も安くて、国民性は穏やかでのんびりです。ここでは、アルバニアで働く際にあたって、知っておくと役に立つ就労ビザや就職事情と求人などについてご紹介致します。
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アルバニアで働くには?アルバニアの就労ビザについて
有効な日本国籍のパスポートを擁していれば、アルバニアに90日以内の滞在の場合、ビザは不要となっています。30日を超えて滞在する際には、入国後現地内務省で、別途延長手続きを行う必要がありますので、お忘れなく。なお、外国人がアルバニアで働くには、就労ビザに該当する労働許可が必要となります。
アルバニアの就労ビザの種類や期間について
外国人がアルバニアで働くには、就労ビザに該当する労働許可に加え、滞在許可の申請も行ってください。いずれの許可証は、駐在員だけでなく現地採用や開業の人も申請方法はほぼ同じになり、それほど複雑ではありません。
労働許可
労働許可の有効期間は、最初は1年、以降2年毎の更新となります。アルバニアで働く場合には、諸外国と同じく就労と滞在は必然的にリンクします。言い換えると、労働許可の申請を行わないで、アルバニア国内で働くのは、罰金の対象となります。
滞在許可
滞在許可期間は原則的に1年毎の更新で、手続きはイミグレーション・オフィス(移民局)ではなく、居住地の警察で行います。通常、約3ケ月以内で発給されるので、のんびりペースです。審査結果が出るまでは、滞在許可期限が過ぎても合法的滞在とみなされ、詳細は就業先のコーポレートスタッフに尋ねてみましょう。
アルバニアの就労ビザの申請について
労働許可
アルバニアの労働許可(就労ビザ)の申請で、先ずパスポート・申請書・顔写真4枚を用意してください。就業する場合には、必要応じて、アルバニア語か英語の職務経歴書(履歴書)や最終学歴証明書を準備することになる場合もあります。
開業する場合は、営業許可証に税金の領収証や住居の契約書を一緒に提出してください。
滞在許可
滞在許可では、犯罪経歴証明証が必要となりますが、アルバニア語訳のアポスティーユの認証コピーを現地で用意できそうです。それゆえに、犯罪経歴証明証のオリジナル(原本)は、日本にいるときに住民票がある都道府県警で取得方法をお問合せください。
また、アルバニアで健康保険証を用意することになりますが、現地で就業している場合だと、たいてい就業先のコーポレートスタッフがフォローしてくれます。
アルバニアの就労ビザの申請の難易度
アルバニアの就労ビザの申請の難易度が高いとは聞いたことがありませんが、とにかく国がのんびりしています。アルバニアは、インドネシアやマレーシアなどと同じく、イスラム協力機構正規加盟国ですが、イタリアやスペインのようにシェスタの習慣があります。ただ、現地採用での仕事を見つけるのが難しいので、ある程度の財力があれば、開業を目指す人もいるようです。
アルバニアの就労ビザの申請に必要な語学力
アルバニアの就労ビザの申請に必要な語学力の定めはなく、アルバニアの若年層のほとんどは英語を話します。歴史的な理由によりイタリア語を話せる高齢者が多く、南部のサランダを中心としたエリアに暮らすギリシャ系住民の間では、クセの強いギリシャ語を話す人々もいます。どの言語が必要になるかは、就業先や開業する場所によって異なりますが、英語が話せると生活も仕事でも安心です。
アルバニアの就職事情と求人について
外務省のホームページによると、アルバニアの在留邦人数は、27名と紹介されています。現地に進出している日系企業は数えるほどしかなく、日本人学校や日本語補習校も今のところありません。
1990(平成2)年にアルバニアに対して、日本からのODAが開始され、近年は二国間で要人の往来がしばしば行われています。
日本におけるアルバニア系企業
日本に進出しているアルバニア系企業やアルバニア料理のレストランは、ほとんどありません。外務省の調べによると、在日アルバニア人は、115名と紹介されています。在日アルバニア人が最も多いのが東京で、福岡と愛知が続きます。ここでは、駐日アルバニア共和国大使館やアルバニア政府観光局など政府関連の機関についてご紹介致します。
在日アルバニア共和国大使館
東京都中央区築地に位置するのが在日アルバニア共和国大使館で、周辺には聖路加病院があります。お茶会やアルバニアの文化・芸術など紹介したアルバニアンの夕べをはじめ、各種イベントが開催され、二国間の友好を深めています。欧州理事会(EU首脳会議)はアルバニアの加盟交渉開始を承認し、日本の経済界からの期待も徐々に高まっています。
アルバニア政府観光局
アルバニア政府観光局の局長と特命全権大使が、JATA(一般社団法人 日本旅行業協会)を2019(令和元)年に訪れました。JATAの理事長と今後のデスティネーション開発戦略について意見交換をし、魅力的な観光素材が多いアルバニアへの日本人観光客誘致に向け、PRを行いました。
東京オカザキッチン
ホームページやYoutubeで「東京オカザキッチン」と言うWebカフェ空間を皆さんで共有できるサービスを提供している、30代の日本人男性がいます。旧市街は2005(平成17)年に世界遺産に登録されたジロカストラで食べた、チフチ(ハーブとチーズのライスコロッケ)の味を再現した、ブログのURLは以下の通りになります。ブログでは、アルバニアの現状や魅力について、楽しく紹介しています。
アルバニアの現地採用
アルバニアの首都ティラナで暮らす日本人のアパートメントの家賃が、光熱費込みで月43,000円だそうです。50,000円払うと中々のいい物件に住め、個室の部屋付きのルームシェアでは2万円というのもあります。現在ジョージアやモルドバと言った欧州の中でも特に物価が安い国で生活する日本人もちらほら出て来て、アルバニアも例外ではありません。
日本料理店
アルバニアの中でも最も古い町の一つとされるシュコドラで、数年前に現地で初めてとなる日本料理店「Sushi te Shoki」をオープンした日本人男性がいます。アルバニア国内でほとんど見かけない日本食レストランのスタッフで働くと言う方法もありますが、中には開業の道を選択する人もいます。
JICA(国際協力機構)
アルバニアにおけるJICAの事務所はありませんが、セルビアにあるバルカン事務所がカバーをしています。毎年のように募集しているわけではないですが、青年海外協力隊やシニア海外協力隊でのアルバニアの募集案件が出ていることもあるので、お見逃しなく。
アルバニアの駐在員求人
地理的や歴史的な背景もあり、喋り方や陽気な性格が、南イタリア人と似ているのがアルバニア人です。物価はシンガポールを除く東南アジア並みで、ヨーロッパの中でも特に物価の安い国の一つに挙げられます。日本では知られていない観光スポットが多く、現地で働く機会があれば、休日は各地に出掛けてみましょう。
アルバニア日本国大使館
2017年(平成29)年に開設された在アルバニア日本国大使館は、新しい大使館になります。首都で開催された第4回ティラナマラソンへの参加の呼びかけや能面の展示をはじめ、各種イベントや会談が頻繁に行われ、大使やスタッフの人達も積極的に活動をしています。なお、外務省経験者採用試験(書記官級)の試験概要を以下のURLにて、チェックをしてみてください。
住友電工
アルバニアに進出する日系企業は、今のところ、数える程度しかありません。そんな中でイタリアのピエモンテ州トリノ県にあるコッレーニョに拠点を構えるSEWS-CABIND S.p.A.は、イタリアの住友電工の現地法人になります。
なお、現地での事業内容は、自動車用ワイヤーハーネス及び関連製品の製造・販売です。昨年の2019(令和元)年にSEWS-CABIND S.p.Aの代表とアルバニア日本国大使館の大使とともにデナイ財務・経済大臣は、今後の投資に関わる意見交換を行いました。
人件費が安く、国民性も日本人との相性がいいことと今後正式にEU(欧州連合)に加盟ともなると、日系企業の進出が確実に増えるでしょう。
最後に
首都ティラナからバスで1時間ほどの場所にある標高600mの町「クルヤ」の城下町を歩くと、15世紀に戻ったようなノスタルジックな雰囲気に包まれています。美しいアドリア海を臨む港町「デュラス」では、近隣諸国のイタリアにギリシャやトルコなどの食文化がミックスされたシーフードを楽しめます。
ヨーロッパの美しい村30選に選ばれた世界遺産「ベラット」もおすすめの観光スポットで、アルバニアは魅力がいっぱいです。
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