タイの現地採用の求人の探し方、タイの現地採用の給料や昇級、失敗談などタイ現地採用の現実など、今回から数回シリーズに渡って、タイで現地採用として働いている方に体験談や役立つ情報をブログ形式で語っていただきます。タイへの海外就職を考えられている方はぜひご参考ください。
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- 「ランスタッド」(非公開求人も多数)
- 「リクルートエージェント」 (未経験OK・非公開案件多数)
タイ現地採用の求人の見つけ方
海外でチャレンジしたい、それが夢ではないのがタイで、バンコクをはじめ多くの日本人が現地で暮らしています。中国留学時代に上海や香港、大連での就職を考えましたが、冬がない国は外国生活も服装をはじめ準備するものが少なく、移動のストレスも少なくすみます。バックパッカーや留学時代に立ち寄ったバンコクやチェンマイでの便利さには目を挽かれ、現地で働くことを考えました。そして、タイ現地採用の求人のソースは非常に多いと感じました。
ネットでの求人サイトやバンコクにオフィスを構える就職エージェントに登録するのが一般的で、日本人向けのフリーペーパーにも求人募集が出ていることもあります。新聞の有料誌で日本語であればバンコク週報、外国語が得意な人は英語ではバンコクポストやネーション、中国語では世界日報で探すのが便利です。
日本人が多く暮らすタイのバンコクのような大きな街では、飲食関連でも直接募集しているところがあり、口コミや紹介と言うのも珍しくありません。既にタイで働いている友人に連絡してみて、関連会社の面接を受けるのも現地採用で仕事を見つける方法の一つです。
ここではタイ現地採用についての仕事の探し方と特徴について、自身や友人の体験談を交えて紹介します。なお、順番としては垣根が低いものから順を追って説明させて頂きますので、文末の方になればなるほど月収などの待遇がいいと考えて良いでしょう。
門戸を大きく拡げているコールセンターの仕事
バンコクでのコールセンターの仕事の求人を見かけたことがある人もいると思いますが、東京まで出掛けなくても今ではスカイプで面接を行なうことが出来るようです。日本のオフィス側が人事を管理している場合でも、本社採用ではなく待遇的には現地採用のカテゴリーに含まれると言えるでしょう。
給与ベースがほかの職種と比べると少し低いこともあり、家賃の一部を補助して貰えることもあるので、募集や面接の際には担当者に詳細を確認してください。同様にタイ語のレッスンが何十時間か無料や格安で利用できる、特典がついているケースもあるので、お見逃しなく。隣国のマレーシアの首都クアラルンプールや日本人のシルバーロングステイ先で、人気のペナンでもバンコク同様語学力不問で、コールセンターの求人がよく出ています。
バンコクは生活に便利なだけでなくフレンドリーで明るい国民性が、女性に人気の要因に挙げられます。コールセンターは、語学に加え経験や年齢も不問の場合が多いことも大きな特徴に挙げられます。
日本語教師を取り巻くタイの就職状況
コールセンターと同じく未経験者にもバンコクやチェンマイなどの私立の語学学校では、日本人向けに日本語教師の求人を出しているところがあります。
未経験者では経験者と比べると給料が結構安めにはなりますが、教えるのが得意か人前で話す人が好きな人には、いいかもしれません。大きな学校の中には寮を無料や格安で提供しているところもあり、相対的に自分にプラスか経験を取るのか判断されるのもいいでしょう。
また、未経験でも経験を積むことによって今後今より更に増えると増加される、外国人技能実習生に日本語を教える、送り出し機関で働くことも可能です。当案件はタイではあまり聞きませんが、ベトナムやカンボジアなどに多く見られますので、ステップアップとして効果的です。
経験者はインターナショナルスクールや大学などの学術研究部門で募集を出していることもあり、給与はタイで働く専門職以外の日本人の一般的な給料と同じぐらいです。いわゆる男性はセールスで女性はカスタマーサポートの仕事に就いている人で、目安としては月4~7万バーツ程度です。
高等学校の国語の教師は日本語教師資格取得者に位置付けられ、タイは学歴や資格がものを言う社会なので、4年制の有名大学や国立大学卒業者も対象内になることがあります。
やる気が最優先の案件もあるフリーペーパー
タイでフリーペーパーを発行している都市で挙げられるのがバンコク以外に、世界有数の日本人街がとして知られるシラチャと北部最大の都市である、チェンマイです。よく見かけるのが、フリーペーパーそのもの会社で、営業や編集の仕事などです。
同様に目にすることがあるのが、不動産会社の営業で全く日本と同じ感覚で、物件の紹介や案内から契約に至までの一連の仕事になります。日系と言うよりもバンコクで日本人が直接立ち上げた会社には、語学力や経験よりもやる気を重視されることもあります。不動産以外でルートセールスの仕事では、運転手付きで移動するために外国語の心配がいらないところもあるようです。
給与面に加えて労働時間や休日など、条件面をしっかり確認されることが望ましいと言えます。外国語不問の募集ですが、少しずつでもタイ語を覚えることで、同僚のタイ人といい関係が築けます。
最も安定感があるのが就職エージェントでの仕事探し
バンコクに多くの就職エージェントがあり、バンコク週報の電子版では求人欄が少なめですが、実際の新聞には案件が多く紹介されています。バンコク週報やフリーペーパーは、日本食レストランで自由に見ることが出来るので、気になる場合は手にしてみましょう。また、サイトで「バンコク 転職エージェント」か「バンコク 就職エージェント」と入力して検索すると、有名な会社が幾つも出てきます。
少なくとも複数以上のエージェントで登録を行なった方が、保険にもなります。高学歴で出身大学が国立か有名なところで、転職経験が少なければ日本に本社があるような大手のエージェントがいいかもしれません。ただし、注意点としてはあまりにも大きなエージェントでは、扱っている案件が多いので、レスポンスが遅い場合もあります。
口コミや既に働いているタイ在住の友人からの情報は特にためになり、転職が多くても外国語のスキルがある場合は、採用に結び付き安いです。日本にオフィスがない就職エージェントは、やる気を買ってくれる場合がありますので、登録後は就職が決まるまでマメに担当者に連絡を取ることをおすすめします。
現地での職探しには現地SIMかポケットWifi
連絡手段としては一旦就職決定後に帰国する場合は、日本でのスマホを使用してもいいと思いますが、現地で使える携帯やポケットWifiがあると便利かもしれません。そのままタイで暮らすのであれば、最低限タイ現地のSIMカードが使えるガラケーを現地で調達する方が、コスト的に抑えられます。
現地採用でタイ国内において連絡手段がない場合は、就職のチャンスはないと考えて良いでしょう。携帯があれば問題なく、ワードなどの添付書類の確認は、最寄りのネットカフェでメールを開いてみてください。同様にホテルやアパートメントの部屋でネットが接続可能か、パブリックスペースにパソコンや無線LANがあれば、問題ないですね。
タイの現地採用の求人の応募では、欧米の外資系の会社以外は、たいてい日本語と英語の履歴書と職務経歴書を求められます。履歴書は日本語のみの場合もありますが、英語でも職務経歴書より作成が難しくないので、事前に準備をしていると安心です。職務経歴書でタイ語を求められるケースは、翻訳業や通訳業のような高度な語学力を求められる場合に限りそうです。
就職エージェントの求人情報と面談が大きなポイントになる
就職エージェント登録後ですが、事前にメールを送っている場合は別として、直接履歴書と職務経歴書を持って指定された時間にオフィスに行くことになります。服装は上のジャケット着用はそれほどうるさくはないですが、男性であればYシャツにネクタイ、ズボンと革靴が基本です。女性はそれに準ずるTPOを意識した服装で問題なく、がちがちになる必要もないようです。
どちらが先かは会社によって異なりますが、日本人担当者とのヒアリングとタイ人スタッフとの面談になります。ヒアリングでは、希望の職種や月収と勤務地を聞かれますが、どの職種ではいくらぐらいの相場か事前にネットで調べておくと良いでしょう。
就業場所はバンコクや周辺都市以外にもシラチャやアユタヤ、中にはタイ王室の避暑地として有名なホアヒンなどの求人案件もあります。人気が高いのがどうしてもバンコク都心になりますので、周辺の都市でも良ければ、早めに就職が決まる場合があります。私のタイで最初の就業地はバンコクからそれほど遠くない、ナコーンパトムでした。
バンコクには土日泊まりがけで遊びに行き、接待で遅くなっても苦痛に感じるほどの距離ではないです。何よりもうれしかったのは、給湯シャワーに家具ベッド付きの広めの寮を無料で借りることが出来た上に、会社の周辺はバンコクより2~3割物価が安かったです。
面談でチェックしているポイントとは?
面談ですが、日本人担当者からのヒアリングの内容が、そのまま英語とタイ語で行なわれます。タイ語は現在勉強中と先に布石を打って、英語で行なって上手く言った場合もあります。ヒアリングの内容以上にタイ人スタッフが気にするのは、「何故タイで働こうと思ったのですか?」と尋ねて来ます。転職エージェント登録前に、普段からタイのいいところ探しをしていたので、自然に英語で回答出来ました。
日本国内の転職エージェントで面談の場合は、タイ語があると今のところほとんど聞いたことがありません。今後、日本国内でタイでの仕事を決めてから現地へ引越しと言うのも増えるかもしれません。
就職エージェントでは慌てたけれど、我に戻って冷静さを保てたのが、英語の音声を聞いてのリスニングの試験です。何故遅刻をしたのかなどの回答がどれも日本では理由にならない言い訳じみたものだったので、深く考えずにマークシートを記入しました。いまだに答えは解りませんが、遅刻で同じような理由を告げるタイ人を見て、人を責めずにどんな時でもいつも冷静な対応を心掛けることが正解かもしれないと思っています。
英語のペーパーテストは比較的難しく感じましたが、それほど重要ではなく、むしろ面談が大きなポイントとなります。無理をして難しい表現を使うより、解りやすく話すのが、タイでは好まれます。反対に流暢で英会話のスキルを全面的に出すと、タイ人担当者の面子を傷つけることになるそうです。日本の面接でも同じように、喋りすぎはタイでも同じように好まれません。
外国語の新聞は英語が理解できれば良い案件も!
タイ現地採用の求人で、気になるのがほぼ毎日発行される英語や中国の外国語の新聞の求人コーナーです。タイ語に自信が持てない時は、中国語の新聞で探していたことがあります。華語新聞で最もメジャーなのが、記事の内容からして台湾華僑系と思われる泰國世界日報で、そのほかシンガポール系や地元で最も華人で勢力を誇る潮州系の新聞もあります。
セールスやカスタマーサービスの給与面は、日系企業や就職エージェントを通した場合のローカル系の会社よりも月収が1万バーツ以上は低いです。技術職や工場管理の経験が豊富であれば、車や住居を手配して貰えるケースもあるので、中国語が解る人は参考にされると良いでしょう。
英語新聞はバンコクポストとネーションが、タイでは双璧と言っても過言ではありません。外資系の欧米の会社の中には、ハイクラス案件で日本採用と比較しても遜色ないものがありますが、いかんせん高い英語力が必須です。特においしいと思ったのが、タイの大手銀行をはじめとした金融機関、モルディブやミクロネシアのリゾートホテルのゲストリレーションの求人です。
ゲストリレーションの募集要項の中に経験はそれほど求めているような内容ではなく、英語と日本語か中国語のどちらかが出来る人なので、日本人の女性も対象になります。面白いと思ったのが、英語の家庭教師で給料も通常の現地採用と同じか少し高めですが、文法が得意な人にはおすすめで、如何にタイの富裕層が教育にお金を掛けているのが解ります。
タイでの現地採用活動でチェックするポイント
タイの現地採用で日本から用意しておいた方が良いのが、最終学歴証明書と直近で働いていた会社の在職証明書になりますが、詳細について少し説明致します。ワークパミット取得のために準備するもので、出来れば英語があった方がいいのですが、ない場合には就労先が作成や手配を通常無料で行います。
タイの就職事情では、日本では段取りや運転などの技術も必要となる、タクシーにバスや大型トラックと工事現場での仕事は単純労働と見なされます。つまり外国人が働くことが出来ない職種が明確にされているのと同時に、原則的にワークパミット取得の条件に4年制の大学卒業と外国人を雇用する際のガイドラインに、詠われています。
幾分4年制大学卒業が仕事を探すのに有利になりますが、大学中退や高卒でも経験とやる気でカバーが出来、それほど大きな影響はありません。人によっては短大や各種専門学校、高等学校の卒業証明書の提出になりますので、必要な場合には母校に連絡をしてください。
タイの現地採用の利点は、何より合否の決定が早いので、待つストレスと言うのがほぼ皆無です。日本だと人事部や担当部署の書類審査からはじまり、中には重役面接まで行なうこともあり、採用までに複数月を費やすことは稀ではありません。私の場合は就職エージェント登録後の2~3日以内に該当求人を出している会社での面接、いずれも即採用で数日後に勤務と言うパターンでした。
大らかでのんびりしている国ですが、面接に関してはスピード感があります。日系であれば現地法人の支社長、ローカル系の会社では社長か不在の場合は日本で言う専務や常務にあたる息子さんが決定権を持っている場合が、一般的です。求人数も多く自分に合った仕事が何らかの形で見つけ安いのがタイなので、先ずは求人サイトで気になる職種を調べてみてください。
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