20代や30代で海外駐在員になるには?英語以外の条件や海外駐在員のメリット

20代や30代で海外就職や海外駐在員を目指されてる方も多いと思いますが、キャリアアップを目指すのであればできるだけ早い段階で海外勤務の経験があれば今後のキャリアでも有利と言えます。

しかしながら、海外で働きたいと思っても自分の働いている会社で海外事業を行っていないことも多いでしょう。海外駐在員といっても実際は狭き門になりますが、海外駐在員を目指す前に最低限の情報や知識を身につけておきたいものです。

今回は、海外駐在員になるための条件やメリット、今後のキャリアアップについてをご紹介させていただきます。

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20代で海外駐在員になるための条件とは?

一般的に、海外駐在員になれる英語力の目安は、TOEIC700点ぐらいだと言われています。ただ、TOEICは会話力をはかるテストではないので、TOEICのスコアが高くても、英語が話せない人はいくらでもいます。英語圏でない国でも、英語がコミュニケーションの鍵になりますので、海外に駐在したいと考えるのであれば、自主的に英語を勉強することをお勧めします。

会社によっては社内での語学レッスンなどがありますが、やる気があるのであれば、自費で英会話スクールへ通うことも考えるほうが、自己投資している分、やる気も違がってきます。特に英語圏では、英語が話せないというだけで、敬意を払われないことも多々あります。

駐在員の体験談によると、日本本社の重役が駐在されていたが、ほとんど英語が話せなかったため、現地スタッフは、表向きは本社の重役であるということで丁寧な対応をしていましたが、裏では全く尊敬を払っているとはいえない状況で、正直なところ、馬鹿にされていた部分もあるという話もあります。

英語以外にも、海外駐在員になれる条件として挙げられるのは、仕事を自主的に行うことができる人間であることが大事です。海外駐在員は、海外支店では管理職となるのが普通ですので、指示を待って仕事をするタイプの人では、海外で現地人スタッフに指示をし、管理をすることができません。自分で考え、自分で行動し、自分から指示を出すことができる方が海外駐在に向いています。

英語圏であれば、現地スタッフに指示を出すのは、英語になりますから、少なくとも英語力は必要になってきますが、たとえ流暢な英語でなくても、思い切って英語で発言できるかどうか、が大事です。日本人は、文法とか発音とかを気にしすぎますが、単語をつなげるだけでもいい、英語で発言することが大事です。

海外駐在員は家族のサポートが必要

これは、会社によって違いますが、自分から希望する場合と、会社が決定する場合があります。自分で希望する場合は、人事部に希望を出すのが良いかもしれません。海外に駐在したいという希望がある方は、社内で自己アピールをしっかりとするのも必要だと思います。

会社が決定する場合は、体験談の多くは、独身者よりも家族のある方、しかも家族が海外転勤に一緒に行ける方、というのが大きなポイントだということです。これは、海外での勤務というのは相当なストレスを伴うものであり、家族のサポートが大きな鍵になってくるからです。

独身の方がフリーで動きやすいというイメージもあるようですが、会社が選ぶ人材としては、既婚者の方が選ばれやすいという傾向が多いのも事実です。

海外駐在員はうつ病になりやすい?

体験談によると、家族の同意を得られないまま、単身で赴任される方の中には、ストレスのためにうつ病に罹ってしまい、帰国を余儀なくされたという例もあります。

また単身者の方の中には、海外駐在員になったものの、現地の生活が孤独で鬱になってしまうという話もあります。家族のサポートはやはり大きいと言えるのではないでしょうか。

自分で見つけるのは難しい!転職エージェントを上手に利用する

海外勤務を前提とした雇用の場合、語学力があり行動力もあるという方は、海外拠点を持つ企業などで、海外勤務を前提とした募集をしている会社をさがすのも1つの手であると思います。

ただし、こういう求人は競争率が高いので、自分の語学力のスキルアップは必須です。一般的な求人に応募するのも1つの手ですが、むしろ、転職エージェントに依頼するほうがより確実です。転職エージェントは年収の交渉もしてくれますので、日本人は自分ではなかなか言い出せないお金の話をすることが不要になり、また、成功率も高いと思います。

20代・30代の海外就職に強いオランダ発のランスタッド、国内では非公開案件No1の リクルートエージェント、40代の年収650万円以上の方であれば、リクルートが運営するリクルートダイレクトスカウトなどのハイクラスのエージェントもあるので、自分のキャリアにあったエージェントに相談してみるのも良いでしょう。

海外駐在員のメリットとは?

メリットとしては、かなりのものが支給されるということです。現地での住居、車はもちろんですが、家族と一緒の場合は、家族のための様々なケアが行われます。子供の現地日本人学校の費用負担、家族用の車の支給、家族のための英語のサポートなどです。それに加え、給与面では、海外勤務手当て、家族手当てなどがあり、会社によっては赴任先の税金も負担してくれます。

アメリカ駐在の場合、アメリカの所得税は日本と比べてかなり高く、給与の30%以上は税金に取られてしまうため、日本で支給されている給与にその分を上乗せする形で、税金を負担する企業もあります。アメリカでは、生活物資には消費税がかからないため、生活費の面では日本と比べて安くなることもあり、住居も車も支給されているわけですから、日本で勤務していたときよりも結果的に収入が増えるということにもなります。

アジア圏内の駐在の場合は、住居や車のほか、メイドも会社負担で雇われ、家事の苦労がなく、とても快適に暮らすことができるメリットがあります。アジア諸国に駐在する駐在員には会社負担でメイドが雇用されることもメリットの一つと言えそうです。



海外駐在員の経験は転職に有利なのか

海外での経験がある人は、外資系企業などへの転職には有利だと考えます。海外駐在員経験のある採用担当者によると、海外勤務を経験している人は、それなりに会社に評価され、実力もあり、自主性もあり、タフであるとみなし、ポイントは高くつける傾向があります。

グローバルな経験をしているということは、それだけ高いスキルがあると思われます。我の強い外国人を指導し、支持し、まとめてきたという統率力、異なる文化の中で生活を抱えながら仕事をしてきたという心の強さ、そして語学力、それが評価の対象となり、転職には有利だと考えます。

20代で海外勤務を経験し、特に女性の場合はその職歴は高く評価され、転職は思った以上にスムーズになり、年収も200万円単位でアップするケースもあります。海外勤務を希望される方は、ぜひとも、海外で自分の視野を広げ、多くのことを経験し、その経験を生かして次なるステップへと進んで欲しいと思います。

外資系企業、海外就職、グローバル企業に強い転職エージェント

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