20代の若さや柔軟さと30代の積極性や行動力がまだまだ体力的にも精神的にも十分残る40代は、加えて安定感が増してくるので、海外就職で力を発揮しやすい年齢です。今の40代で日本へ帰国せずにそのまま現地に残った人たちの中には、20代後半や30代半ばから海外就職を目指して来た人たちが少なくありません。
理由は自分の居場所が見つかった、或いは一度慣れてしまうと、居心地の良さを感じるなど、様々な要因です。いずれにしても海外で働く多くの日本人の良い表情を見ると、現地の情報が気になるところです。現地で暮らす日本人に対する良い印象もあり、今では40代での海外就職での求人も多く見られます。ここでは、「40代の海外の就職事情について」ためになる情報を、各地の動向なども含めてご紹介致します。
- 「エンワールド・ジャパン」(国内の外資系・グローバル案件多数)
- 「ランスタッド」(非公開求人も多数)
- 「リクルートエージェント」 (未経験OK・非公開案件多数)
40代で海外就職・海外転職する理由を考える
欧米やシンガポールに香港と言った先進国か経済レベルの高い地域を狙うなど、より多くの収入やより高いポストを求め、海外駐在員や外資系企業での就職を目指す方が多い傾向にあります。或いは、ストレスが少なくて働きやすく暮らしやすいことを考えて、現地採用待遇で海外就職を目指す40代の方も多いようです。
該当国は、特に東南アジアが人気でベスト5が、タイ・マレーシア・インドネシア・フィリピン・ベトナムです。英語を使えるのであれば、マレーシアとフィリピン、現地の言葉を覚えやすいのは、インドネシアです。世界的に見ても最も将来性のある国のひとつと言われるのがベトナム、日本と同じかむしろそれ以上便利な生活が出来るのがタイです。
更に、カンボジア・ミャンマー・ラオスの動向についても見逃せません。企業誘致に国が熱心で外資系企業に対して優遇措置を取っているのがカンボジア、インフラが整い次第ではかなり魅力ある市場の上に日本人との相性がいいミャンマーが特にそうです。ラオスに関しては、日本人の旅行者だけでなく隣国で働く駐在員の人たちからも人気ですが、タイの拠点と言った考えの方がいいでしょう。
ラオス最大都市である首都ヴィエンチャンに次ぐ都市のサワンナケートやパクセーには、日系中小企業専用経済特区、いわゆる日本の会社を対象とした工業団地があります。海外就職と東南アジアの経済の動向で覚えておきたい用語が、流通ルートのアジアンハイウェイ・東西回廊と南北回廊です。東西回廊は、ミャンマー~タイ~ラオス~ベトナム、南北回廊は中国を起点としたベトナム・ラオスとラオス~タイ~マレーシア~シンガポールまでの流通ルートです。
発展途上国のラオスはほかの東南アジア諸国と比較すると、市場も経済力もまだまだですが、日中の経済連携が加速すると、雇用も増えると予測されます。今後は中南米に加え、ケープタウンなど大都市では欧米人が多い南アフリカなども北米に欧州やアジア、オセアニア地域と同じく海外就職の求人案件が増えると予測されています。
40代の海外就職経験で得るものとは?
40代の海外就職で、現地駐在員や外資系企業であれば、一般的に高い収入やポストを得ることが出来るでしょう。社会人としてのキャリアハイを目指すのであれば、外資系企業での就職はもってこいです。海外の現地採用待遇であれば、ストレスが少ない安定した環境で仕事を出来る人が、多いと言えます。
40代に海外で働くメリットとデメリット
40代に海外で働くともなると、今まで培ってきたモノがあるので、経験を活かすことが出来ます。メリットとデメリットいずれも存在はするものの悲観的な材料は少ないと言えます。仕事で使える最低ラインの語学力と健康に留意しておけばチャンスがあり、海外就職後も継続して活躍できる機会に恵まれていると言えます。ここでは、40代に海外で働くメリットとデメリットを、以下まとめてみました。
40代に海外で働くメリット
会社の人事編成上、海外駐在員案件が多いのが40代で、一般的に役職も中管理職以上です。中には、現地法人の社長へ抜擢など大きくキャリアアップができることも珍しい話しではありません。海外でのセールスや情報交換は同業種や関連業種の人たちと連携を図ることも多いので、40代ともなると人脈を活かせます。
ストレスが少なく海外で働く暮らすために現地採用に応募する人もいますが、自分のスキルや経験と照らし合わせて、熟考してみましょう。転職エージェントのキャリコンサルタントの人たちと相談して、海外駐在員の道が開けるのであれば、チャレンジしてみるのも悪くありません。
40代に海外で働くデメリット
40代に海外で働くデメリットと言うよりも気を付けておきたいのが、日本の生活や習慣をそのまま海外で通用できないということです。
特に、現地のスタッフに対する接し方など、日本の習慣をそのまま海外にも持ち込んでしまうことは、時にはトラブルにもなりかねません。自分の立場が上だとしても、現地スタッフの役職クラスのスタッフとコミュニケーションをとるなどして、全体スタッフとの連携を取る必要性があります。
また、40代ともなると気になってくるのが健康面になります。特に語学が堪能ではない場合、海外の病院で症状を伝えるにも大変になってきます。体調が気になっている方は日本にいるうちに病院で検査しておくなど、海外で働く前に自分の体調管理をしておくように心掛けましょう。
40代が海外で働くには?
40代が海外で働くには、転職エージェントへの登録が最も効果的と、言われています。海外で働くには、海外赴任・現地採用・海外駐在の大きく3つに分れていて、内容や待遇が大なり小なり異なります。ここでは、40代が海外で働くのに、準備しておくと助かる情報を、以下まとめてみました。
海外就職で準備しておくべきこと
英語圏でない場合でも自身のポジションと前後するマネージャーは、ほとんど英語を話せますので、必要最低限のコミュニケーション能力レベルには、達しておきたいものです。40代ともなるとロジカルに考えるので、無理をせずに自分のレベルよりやや高めの英語を聞き流す、または、スカイプのマンツーマンレッスンを利用している人が少なくないです。
海外就職のための自己投資なので、決して無駄ではなく、現地の仕事や生活に必ずプラスになります。また、現地の言葉を習得していると、物件探しで効果を発揮出来ることに、なります。海外での物件探しで、コストパフォーマンスがいい物件を見つけるためには、やはり英語ができるとアドバンテージが高くなります。
職種や行き先によって異なりますが、要約すると、金融財務に商社や流通関連などの業種と英語圏勤務であれば、英語力をアップしておきましょう。現地採用でも職種によっては、ある程度の英語力が求められ、現地の言葉でコミュニケーションを取れると仕事も早く見つかります。現地の言語も当初は日常会話レベルでも、上級レベルになると、会社から重宝がられます。
海外駐在員に求める英語力は、会社によって全く異なるので、転職エージェントに確認を取ってみてください。カルチャーギャップに関しては、欧米ではエネルギーに、東南アジア方面では笑いに変えるぐらいの気持ちで望むことを、おすすめします。
40代の海外赴任について
40代の海外赴任は行政関連の出向か、海外駐在員が一般的ですが、中には3~6ヶ月前後の和食か洋食の調理人や工事現場の海外派遣と言うのもあります。地方公務員では、英語以外の外国語が上級レベルで、物流や旅行関連の仕事の経験があれば、地方公務員の民間採用経験者枠での試験に応募できます。
40代ともなると中途採用でも地方公務員の給料だと安定している上に、国際観光の推進や地場産品の知名度アップと販路拡大など、仕事内容も充実しています。英語がTOEICスコアで700点以上あって、東南アジアの工業団地の営業経験があれば、民間採用経験者枠の企業誘致の募集に応募できます。なお、該当する職種での勤務が通算5年以上と言うのが一般的です。
40代の家族を伴う海外赴任は、ご子息もある程度大きくなっているので、小学生から高校生であれば、日本語学校やインターナショナルスクールの有無の確認を行ってみてください。大学生ともなると日本の大学と単位交換制度がある、或いは非英語圏であれば、近隣国に留学すると言ったことも十分想定できます。ちなみに海外の日本人学校の中には、七帝五官(東京大学、京都大学、東北大学、九州大学、北海道大学、大阪大学、名古屋大学)や偏差値の高い有名私立大学への合格率が、高いところが幾つもあります。
40代の現地採用について
日本食レストランの店舗運営マネージャーなど、バランス上、スタッフの年齢層自体が若い会社や店舗があります。40代は30代と比較すると、職種によっては海外駐在員や現地採用の求人数はやや少なめになる場合があります。
それでも40代の現地採用は30代と同じで職種も幅が広く、経験値や英語をはじめとする外国能力が高ければ、その分仕事が見つかりやすくなります。英語に関しては素材も多く日本国内である程度勉強出来ますが、非英語圏の現地採用であれば、生活に慣れる意味も含めて現地で言葉を勉強するのも一つの選択肢と言えます。
外国ではその国の諸事情や日本との取引の関係で、国によっては、特に必要とされる職種があります。オーストラリアやニュージーランドの自動車整備士、中国のIT関連などが該当します。40~50代ともなるとシステムエンジニアは、先駆けの世代になるので、国を問わず必要とされると言ってもいいでしょう。
40代の海外駐在について
40代の海外駐在員としてのポストですが、製造部門では工場長かそれに準じる役職になります。ホワイトカラーでは、現地法人の社長・部長・次長・課長ですが、その人の実績と会社の規模によって異なります。
海外駐在員で現地に引っ越しをされる人たちの中には、大量に荷物を日本から送る人がいます。一部の国や地域を除いては、たいていのモノが揃うので、そこまでナーバスになる必要もないでしょう。日本人の海外駐在員が多く地域は治安もいいところが多いですが、特に注意しておきたい点は、外務省のホームページや旅行のガイドブックに目を通しておいてください。
転職エージェントの利用
40代ともなると経験が豊富になっているので、履歴書や職務経歴書の書き方一つで、大きく就職に有利になることがあると言われています。特に、転職エージェントの活用は効果的で、中には経歴の棚卸しのアドバイスをしてくれるところがあります。
海外駐在員に現地採用問わず、人気なのが日本人の技術職の人たちです。世界屈指の技術力を誇る日本のエンジニアは、仕事ぶりや精神力も高い評価を得ています。一つのことに忍耐強く専念して仕事に打ち込み、業務をやり遂げることの例えに、面壁九年と言う四字熟語がありますが、まさに日本人の技術者を表した言葉です。
現地採用の営業職では、転職回数が比較的多くても理由があってのことであれば、それほど仕事探しも不利になることはありません。転職エージェントでよく見かける40代の業種では、大手から中堅に至るまで商社に物流関連や金融関連、メーカーなどです。職種は技術職にセールスやカスタマーサポートが多く、日本食レストランの調理人や日本語教師も見かけられます。
40代で海外就職に挑戦しよう!
40代は、社会経験や人生経験が上積みされ、いろんなことをバランス良く判断できる年齢です。仕事内容にしてもお客様の交友関係にしても密度の高い時間を送ることが、出来るでしょう。特に海外生活の際に知り合った人たちの中には、その後も長く付き合える人たちが少なくありません。
40代での海外就職では、活きた情報や貴重な経験を積むことが出来、日本人だけでなく外国人との情報交換も楽しみです。
グローバル時代に向けて
40代の海外就職では、国家間連携事業や隣国に現地法人のオフィスを構えるなど、MOU(守秘決め事項)の締結など、やりがいのある重要な仕事を任されることも中にはあります。自分のスキルより少し上の仕事をこなすと自身の財産や自信にも繋がり、世界観ががらりと変わってきます。
なお、欧米や中国のような勝ち負けでは図ることの出来ない曖昧な文化の国が東南アジアの中にあり、その魅力に惹かれて長く現地で暮らす選択肢を取った日本人も少なくありません。世界には国の数だけ選択肢や生き方があり、近年は外国で働く人たちも増加の傾向にあり、まさにグル―バルな時代です。
また、「立つ鳥跡を濁さず」と言った、日本の諺でもあるように、海外就職の際に、円満に会社を辞めたいものです。自分では中々切り出しにくいと思った場合は、退職代行サービスを利用してみるのも悪くありません。きちんとした形で転職して、日本人としての誇りを持ちながら海外に上手く馴染んでいる和魂洋才の人たちが多いのも40代です。
40代女性が海外就職で活躍する時代
日本国内では女性の活躍を推進していますが、外国と比較するとまだまだと言うのが、大方の意見です。40代女性の仕事内容やポジションを比較すると、外国に追い付くのを待っていられずに、なるべく早い時期に、日本を出る女性が増えています。実際、数字以上に40代の海外で活躍している日本人女性が多いと映ります。
マスコミに金融財務を含めた管理部門やホテルなどに日本人の女性は強いですが、海外では総体的に現在の一つ二つ上の仕事やポジションを手に入れることが出来そうです。特にネットワークの作り方やプレゼンテーション、デザイン二ングでは、海外で力を十分に発揮出来るでしょう。
最後に
日本の40代の人たちは、勉強熱心で異文化を柔軟且つ積極的に取り入れようとする人たちが多いです。今でこそ海外留学がそれほど珍しくありませんが、40代の人たちを中心に日本人が考える世界観が大きく変わった時代がありました。
メディアの影響もさることながら実際に留学に遊学やワーキングホリデーから始まり、海外に多くの人たちが就職しました。現在は以前と違って日本にいながらにしても海外での就職活動が可能になり、海外駐在員に外資系企業での就職や現地採用など、選択肢も広いです。自身が望む国や職種にチャンレジするのであれば、先ずは転職エージェントに登録をしてみましょう。
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