海外就職を考えられている方にとって、すでに海外就職・海外移住された方の体験談は非常に貴重なものです。今回は、カナダにある現地企業の現地採用で海外就職された経験のある40代女性(保育士)の方に、海外就職体験談を語っていただきました。
- 「エンワールド・ジャパン」(国内の外資系・グローバル案件多数)
- 「ランスタッド」(非公開求人も多数)
- 「リクルートエージェント」 (未経験OK・非公開案件多数)
海外に渡航するまでの日本においての経歴(仕事、経験、学歴など)
日本で地元の4年大学の法律学科を卒業しました。英語に触れ合う機会はほとんどありませんでしたし、あまり興味ありませんでした。新卒で、地元の企業で事務の仕事をしている時に、少し上の先輩がカナダにワーキングホリデーに行くので辞めるという話を聞いて、私も興味を持ちました。
その1年後、私も仕事を辞めて、カナダへワーキングホリデーで滞在。パートタイムの英語学校に行ったり、カナダ人経営のコーヒーショップで働いて英語を勉強しました。日本へ帰国後、地元の公的機関で英語翻訳の仕事をしました。
なぜ海外で働いてみたいと思いましたか?
カナダでワーキングホリデー中に、チャイルドマインディングのボランティアをして、幼児教育に興味を持ち、また学生ビザでカナダに帰って来ようと決めました。日本に帰る前に保育士のプログラムがある学校を自分で探して、見学に行ったり、カウンセラーの話を聞いたりして、学校を決めてから日本へ帰国しました。
そして、まずは日本へ帰って、働いてから授業料を貯め、またカナダへ。学校卒業した人にだけ出るワークビザがあるので、それを利用して実習で行った施設で臨時の保育士として、働き始めました。
海外での業務と給与面や福利厚生などの満足度について
現地の非営利団体で、保育士として3歳以下の子供たちを見ています。仕事はシフト制で週毎に働く時間帯が変わりますが、休憩1時間含めての7.5時間シフトなので実働6.5時間です。それに1時間のうちの30分は給料が出るので、7時間分もらえるので、あまりキツいとは感じません。
土日は必ずお休みで、1年目から有給が15日あるので、私はそれを利用して、毎年日本に3週間帰ります。4年目からは有給が20日に増えるので、休みに関しては全く不満がありません。また、雇用主から出る給料の他に、州政府から保育士に支払われる1時間につき、$6の手当があるので、給料も日本の保育士よりもかなりいいです。
どのようなビザで滞在していましたか?ビザ取得の経緯や難易度
学校を卒業した後に出るワークビザで働いていた時に、フルタイムで雇ってくれる雇用主を探して、そのビザが切れる前に雇用主から雇用証明書を書いてもらい、移民局に送りました。
そうすると、さらに2年間のワークビザが出たので、その間に永住権を申請する要件の、カナダの雇用主の元で2年間フルタイムで働いた経験を満たして、永住権を申請しました。その後、無事に移民となり、現在に至ります。公立のカレッジを卒業すればワークビザが簡単に取得できます。
海外で働いたメリットは?
こちらでは、サービス残業というものが存在しません。時間通りに帰れますし、保護者との関係も対等です。日本でいうモンスターペアレンツがいれば、違う保育園を探してくださいとなります。
労働者の権利が守られます。セクハラ、モラハラ等の行為は、即アウトで、した方が辞めさせられます。仕事後の自分の時間が多いし、ストレスも少ないです。全体的にのんびりしています。仕事量がこなせないほど多いことは無いです。もしそうだったら、仕事を減らすように仕事の量を変えるか、新しく人を雇用します。
海外で働いたデメリットは?
カナダで働いていると、のんびりしているので、責任感がないなあと思う人によく遭遇します。もう少しテキパキと仕事を進めてくれたらいいのになあ、と思ったりもします。特にお役所仕事は遅いです。
日本みたいに迅速な対応は、まずありません。気長に待つしかないです。忘れた頃に連絡があります。忘れられたり、失くされたりすることも、たまにあります。悪く言うと、いい加減です。でも、文句言う人はいません。みんな、待つのに慣れています。
海外で就職を考えている方にアドバイスをお願いします
海外で就職をするには、まず英語力がないと難しいので、英語力をつけることです。今は円安なので、日本である程度、英語力をつけてから、現地の学校へ入学した方がいいかと思います。
北米の生活費は日本の倍くらいかかります。カレッジで1、2年で資格が取れるプログラムを取るのがオススメです。特にカナダは、カナダの公立カレッジを卒業すると、もれなくワークビザが付いてきますので、カナダで働こうと思ったら、カレッジに行くのがいいです。そして、ワークビザで働いている間に、永住権申請するとほぼ取れます。
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