外資系メーカーの仕事とは?年収1200万円のキャリア女性のアドバイス

外資系企業への転職や就職を目指している方の中には、外資系メーカーを希望している方も多いのではないでしょうか?今回は外資系メーカーでプログラムマネージャーまで上り詰めた女性に体験談を語っていただきました。

外資系メーカーでの仕事内容や、英語力、年収など気になっている方、また外資系企業での女性の出世など気になる方もぜひご参考下さい。

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外資系メーカーとは、一般的にどのような職種や仕事内容があるか?

私が勤めていたのは、アメリカに本社を置く自動車部品のメーカーで、世界28カ国に拠点を持つ世界有数のメーカーです。私は、日本支社に勤めていました。

外資系企業と言っても、日本にある企業と大きく変わることは無く、営業部、経理部、管理部、技術部、購買部などがあります。ただ1つ、外資系特有のポジションとして、プロジェクトマネージャー(あるいはプログラムマネージャー)という職種があります。日本企業では、橋梁メーカーやエンジニアリング会社で時々見られますが、一般の日本企業には無い職種です。

これは、横のつながりの薄いアメリカ人特有の仕事のやり方で生じる隙間(グレーゾーン:誰の仕事なのかがはっきりしないもの)を埋め、全体をまとめる立場にある職種です。

日本企業だと、自分の仕事の次の工程を頭に入れつつ仕事をしますが、アメリカ人は自分の仕事の守備範囲を明確にしているため、各部署の間に隙間が出来てしまうのです。その部分が原因でトラブルが起こらないよう、プロジェクトマネージャーが仕事全体を把握し、各部署に指示を出し、仕事を遂行します。いわゆる司令塔のような役割です。

外資系メーカーに入社するには、どれくらいの英語力が必要か?

おそらくどの外資系メーカーも同じだと思うのですが、英語が社内の共通言語となっています。それは、社内に日本人以外の多国籍の社員が大勢いる可能性があるからです。

私が勤めていた会社には、日本人の他、アメリカ人、フィリピン人、インド人、エジプト人、イスラエル人、イギリス人などがいましたので、当然ながらコミュニケーションは英語となります。会社では、メール、会議、稟議書、報告書類、旅費清算などの事務処理等全てが英語でした。

つまり、英語ができなければ、全く業務が出来ないということです。私はTOEIC920点でしたが、働いていた日本人の英語力はまちまちで、TOEIC700点以上は最低必要であったと思います。ただし、TOEICの点数が素晴らしいものであっても、会話力が無ければ、全く意味はありません。

また、会社によって違うとは思いますが、私の会社では、たとえ学歴や職歴や能力が素晴らしいものであっても、英語力がネイティブレベルでなければ、マネージャーになることは不可能でした。これは、会議の際、自己主張の強い多国籍の社員たちと同等に議論するには、かなりのレベルの英語力がないと、説得力もなく、敬意を払われることも無いからです。

外資系メーカーが求める人材とは?

外資系で求められる人材とは、やはり自分で考えて自分で行動できる自主性と、しっかりとした自己主張ができる、ということだと思います。日本企業のように、きっちりとした業務システムがあるわけではなく、業務マニュアルが完備しているわけでもなく、また、どの部署も自分の責任範囲である仕事しかしませんので、自分自身で、どこで線引きをするかで、仕事の評価も変わってきます。

自分の仕事しかしない人は、評価は上がりませんし、自分の仕事以上のことを率先して自ら考えてできる人はそれなりに評価されます。ただし、評価されるには、必ず自己申告が必要です。日本にも人事考課というシステムはありますが、これはかなり形式的なもので、自分がどれだけ仕事をしたから、どれだけ給与を上げて欲しい、というような主張を出来る場ではありません。

外資系の企業では、一年の1回ぐらいのペースで、上司と仕事内容のレビューを行い、一年間自分がいかに仕事をこなしてきたかをアピールし、自分の評価を自分で行い、それを上司に認定してもらうというシステムがあります。その際に、仕事の自己評価に対して、報酬を上げて欲しい、という交渉も自分でしなければ給料は上がりません。自己管理、自己主張、自主性、これが必要不可欠な条件です。

外資系メーカーは女性にとって働き易い環境か?

女性が働き易いと感じるか、感じないかは、本人次第です。私は自動車業界で働いていましたが、自動車業界は日本だけではなく、アメリカでも男性社会で、会議や商談の席に女性が出てくることは皆無でした。

アメリカのBIG3といわれる自動車メーカーを訪問した際、必ず「女性の担当者は珍しい。」「女性が会議に来ると華やかでいいね。」「女性が担当者ならもっと注文をだそうかな。」という発言は日常茶飯事でしたが、それをセクシャルハラスメントととるか、自分のセールスポイントととるか、それは本人次第です。逆に女性であって良かった、と思っています。

女性であったおかげで、今まで入り込めなかったメーカーとの関係を構築できたと思っています。日本の企業と比較して、女性に対して業務外の雑用(例えばお茶くみやコピー取りなど)を頼まれることはありません。男性女性区別無く、自分たちでコーヒーマシンを使ってコーヒーを作ったり、コピーは自分でとったり、あるいはそういう仕事専門のアシスタントがいるので、その人に頼むなど、女性だから雑用を平気で頼むような人は1人もいませんでした。

外資系の会社は、多国籍の人材がいますので、日本企業と比較して、女性だからという目線で雇用をしたり、女性だから雑用してもらいたいというような考え方はしませんので、ある意味、日本企業よりは働きやすいかと思います。



外資系メーカーでキャリアアップする条件は?

キャリアアップの条件は、求められる人材、のところでも述べましたが、自己管理、自己主張、自主性です。あと、自己努力も必要です。私の働いていた会社では、マネージャーになるには、4年生大学卒業あるいはそれ以上、という条件があるのですが、私は短期大学卒業です。

しかし、面接の際に、学歴でなく、実績を見て欲しいとアピールし、自分の語学力、交渉能力、過去の職歴などを説明し、人事部も納得して特例でセールスマネージャーになりました。その後、日本の自動車メーカーの担当として、様々なアプローチ、プレゼンテーションを行い、連絡を密にし、自分で知識を増やし、提案を繰り返し、その結果、ある自動車メーカーより、会社全体として初めて注文を受けることに成功しました。

これは、日々の努力の賜物だと思っています。結果、会社は全世界の支社にこのニュースを公表し、その功績を認められて、プログラムマネージャーに昇格しました。28カ国ある支社網のなかで、女性でプログラムマネージャーになったのは、私が初めてです。繰り返しますが、成功の秘訣は、自己管理、自己主張、自主性、自己努力です。自分が求められている仕事以上のものを行い、結果を出すことにより、自己評価をあげ、それを認めさせる自己主張が鍵となります。

外資系メーカーの年収は?

外資系メーカーの年収は、日本企業のものより高く設定されていると思います。私の場合、セールスマネージャーの時には、30歳代前半で年収850万円、プログラムマネージャーに昇格して年収が1200万円でしたので、おそらく同年代の女性と比較して、かなり高めな年収だったと思います。

外資系メーカーを目指す人へのアドバイスは?

まずは英語力をしっかりと身につけることです。前述したとおり、外資系企業には様々な国籍の人が働いています。共通してコミュニケーションが取れる言語は英語になります。日本人は、書いたり読んだりは得意ですが、話したり聞いたりが苦手な人が多くいます。

これは、教育システムに問題があるとは思うのですが、会話力やヒアリング力は、英会話学校へ行ったり、テレビのCNNニュースを英語で聞いたり、日常的に英語に触れることを意識していれば、英語力は身についてきます。英語力がある、ということが不可欠な条件だと思います。

次に、自己主張がどこまでできるか、ということです。多国籍の人々は、自己主張がはっきりしています。その中で、自分の意見を臆することなく言えなければ、仕事の出来ない人だというレッテルを貼られてしまいます。また、自主性もとても大事です。日本の企業の様に、自分の仕事ができていなくても、気付いた誰かがやってくれる、ということは絶対にありません。自主的に仕事を行うことが必要です。

そして、英語力、自主性、自己主張に加え、自分の武器となる特別な知識を身につけることです。私の場合、金型に関する知識が豊富であったので、他部署や客先から相談が持ち込まれることが多々ありました。技術部からも金型についての質問がよくありました。何か、自分にとって武器になる深い知識を持っていること、これは非常に重要です。これは自己努力をする他ありません。

例えば、経理に関して、日本のGAAPだけではなく、アメリカのGAAPにも詳しい、とか、ITリテラシーが高い、とか、自分の職種に求められる知識にプラスして何かがあると、面接の際に、大きなアピールができ、雇用につながると思います。繰り返しますが、英語力、自主性、自己主張、自分の得意とする分野の深い知識。これが成功の鍵になると思います。

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