海外就職を考えられている方にとって、すでに海外就職・海外移住された方の体験談は非常に貴重なものです。今回はインドネシア・バリ島でホテル勤務をしている50代女性の方に、海外就職体験談を語っていただきました。
- 「エンワールド・ジャパン」(国内の外資系・グローバル案件多数)
- 「ランスタッド」(非公開求人も多数)
- 「リクルートエージェント」 (未経験OK・非公開案件多数)
海外に渡航するまでの日本においての経歴(仕事、経験、学歴など)を教えてください
地方の高校を卒業後に、東京の4年制私立大学の文学部英文学科に入学し、外国人教授のもとで英語のレベルアップをはかりました。在学中は語学を活かして英語家庭教師のアルバイトをしたり、イギリスに1ヶ月間短期留学もしました。
また大学3年生の時には教育実習を行い、東京都の高校および中学校英語教員免許を取得しました。しかし教鞭をとるよりも海外への憧れが強く、最終的には大手総合商社に入社し3年半ほど勤務しました。
海外就職のきっかけと、海外での仕事内容を教えて下さい
憧れの大手総合商社に就職したものの、仕事の内容はいわゆる「お茶汲み・コピー取り」で、3年経つと同期がどんどん結婚退社していきました。ここでは海外で働く夢はかなわないと判断しましたが、貯金もなかったためその当時流行していたオーストラリアのワーキングホリデーにチャレンジすることにしました。
そこで5スターのホテルに勤務することができ、その後ご縁があってインドネシアのバリ島に移住し、観光業に従事しました。仕事内容はホテルのゲストリレーションズと営業です。
どのようなビザで滞在していましたか?ビザ取得の経緯や難易度は?
インドネシアでは国民の雇用を守る目的で、年々外人のビザ取得のハードルがあがって来ています。ビザ取得条件として4年生大学卒および5年以上同職種での実務経験があげられていますが、条件を満たさなくてもビザが発給されているケースもあります。
インドネシアで働くためにはIMTAという就労許可証とKITASという一時滞在許可証を取得する必要がありますが、個人での手配は困難です。通常は就職先の会社が手配し支払いも行います。
例外としてインドネシア人と正式に結婚して滞在許可を持っている場合は、IMTA就労許可証のみ必要となります。
渡航先での1ヶ月の生活費(家賃・光熱費・食費・生活費・貯金など) を教えてください
インドネシアの物価は安いと思われていますが、最近の経済成長は目覚ましく特にバリ島は観光の島のため物価は上昇中です。外人が住めるレベルのコス(ミニキッチン、シャワー、エアコン付き、光熱費込みアパート)の家賃は月3万程度でしょう。
食事は屋台でブンクス(テイクアウト)したり、ワルン(現地の食堂)でローカルフードを食べれば1食100円から300円くらいですが、日本食や輸入食材を買うとに日本よりかなり高めになります。
家賃も含めて最低でも月に10万円くらい必要です。特にお酒好きの人は酒税が高いのでワインなど日本の3〜4倍すると覚悟した方が良いでしょう。銀行にインドネシアルピアで定期預金をする場合は、年利3〜5%と日本よりかなり良くなっています。
海外就職・海外移住して大変だったことを教えてください
インドネシアの場合、皆のんびりしていて時間にルーズなので、自分の思うように事が進みません。また生活と宗教が深く関わっているので何か重要な事があっても宗教優先となります。特に大きい宗教行事はルバラン(イスラム教の断食明け)で、すべての行政機関などが2週間ほど停止するので注意が必要です。
バリ島はヒンズー教で毎年一回ニュピ(静寂の日)には外出や電気の使用が禁止され空港や港も閉鎖されます。この日はインターネットさえもブロックされます。
また最近はかなり向上しましたが医療や衛生面も日本に比べると遅れており、水道水は飲めませんしデング熱やチフスに罹患することもあります。
海外で働いて良かったと思うことを教えてください
インドネシアは日本に比べて休日が多いと思います。特に私の場合は週休2日とインドネシアの休日18日、有給休暇が年に12日(年々増えました)あり、遠慮せずに3週間まとめて休暇を取ることもできました。
会社内でも上下関係がゆるやかで、平社員が社長にオープンに意見を述べることもできました。職場にはインドネシア人の他にロシア人、韓国人、中国人など色々な国のスタッフがいましたので、国際色豊かな友人関係ができました。
海外で就職を考えている方にアドバイスをお願いします
海外で働くためには、語学よりも体力、ポジティブマインド、オープンな人柄が大切です。悩んでいる人はまず英語の履歴書を作って、たくさん応募してみましょう。
無料で就職を斡旋してくれる会社もありますので、ネットで調べて登録しておきましょう。その際に自分の得意分野があると有利ですので、なにか勉強して資格を取っておくのもよいと思います。
面接の際には日本人は控えめな回答が多いですが、インドネシア人はできない事もできます!と言います。そのくらいの気力があるといいと思います。
外資系企業、海外就職、グローバル企業に強い転職エージェント
「外資系企業」「海外勤務がある企業」へ転職したい方の中には、どのようなステップで応募すればいいのか悩まれる方も多いと思います。直接、会社のオフィシャルサイトで採用情報を記載されている企業もたくさんありますが、外資系企業や海外勤務のあるグローバル企業へ転職される方の大半は、「転職エージェント」を利用して転職される方がほとんどです。外資系企業・海外勤務のある企業へ転職する際には、それに特化した転職エージェントがあります。
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