• 最終更新日: 2020.12.25

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アゼルバイジャンで働くには?日系企業の駐在員求人や現地採用の就職事情とビザ申請について

1991(平成3)年暮れにソ連から独立したのがアゼルバイジャンですが、一時は世界の石油生産の半分が国内にあるバクー油田に集中していたほどの豊かな国でした。資源依存から転換を図ったアゼルバイジャンは、首都バクーに巨大建造物が多数立ち並び、21世紀に入ると「第二のドバイ」と呼ばれるようになります。ここでは、そんなアゼルバイジャンで働く際にあたって、知っておくと助かる就労ビザや就職事情と求人についてご紹介致します。

アゼルバイジャンで働くには?アゼルバイジャンの就労ビザについて

有効な日本国籍のパスポートを擁している場合、アゼルバイジャンの査証(一次有効、30日間滞在可能)は、入国前に事前に取得してください。東京都目黒区東が丘にある駐日アゼルバイジャン共和町大使館での取得になります。以前は、イダル・アリエフ国際空港かギャンジャ空港でアライバルビザ、あるいはE-VISA(電子査証)のいずれかで取得できましたが、2020(令和2)年3月13日以降、発給が一時停止となっています。なお、アゼルバイジャンで就労する場合には、就労ビザに該当する労働許可証が必要となります。

アゼルバイジャンの就労ビザの種類や期間について

アゼルバイジャンで働くには、就労ビザ(労働許可証)を取得する運びとなります。そのほか長期滞在ビザの中には、長期マルチプル査証と投資居住権があり、就労ビザ同様加えて滞在登録が義務付けられています。そこで、各ビザと滞在登録について、以下ご説明いたします。

就労ビザ

アゼルバイジャンの就労ビザ(労働許可証)は、アゼルバイジャン労働社会保障省で取得できます。各種書類を提出の際に、翻訳証明が必要となり、要確認ですがアゼルバイジャン語かロシア語が一般的です。書類によっては、アポスティーユと言われる公文書上の印章の証明が必要となりますので、事前に関係機関にお問い合わせください。

長期マルチプル査証

長期マルチプル査証は、1年以上2年以内の長期滞在予定者が対象となり、不動産開発業者などが取得するケースが考えられます。出国後1ケ月以内に戻る場合は再入国許可証の事前取得が必要となるので、注意が必要です。再入国許可証の有効期間の6ケ月と言うのも留意しておいてください。

投資居住権

10万アゼルバイジャン・マナト(AZN)以上預金すると、投資居住権を取得できます。2020(令和2)年11月12日現在のレートでは、1AZNが62日本円なので、10万AZNは、約620万円になります。上記は、投資居住権のタイプAになり、初回は1年で、以降2年毎の更新となります。そのほか投資居住権のタイプBは50万AZN以上の投資で取得でき、初回は3年で、以降3年毎の更新となります。また、起業と現地従業員の雇用により投資居住権のタイプCが取得でき、初回は1年、以降2年毎の更新です。

滞在登録

アゼルバイジャンに15日を超えて滞在する場合、入国後すみやかに滞在先宿泊施設、あるいは、移民局等で滞在登録の申請手続きを行ってください。滞在の目的によって、それぞれ必要な提出するドキュメントが異なりますので、イミグレーション・オフィスや駐日アゼルバイジャン共和国大使館にて、確認をしてみてください。

アゼルバイジャンの就労ビザの申請について

アゼルバイジャンの就労ビザ(労働許可証)の取得の際には、就業先のコーポレートスタッフの指示に従って、必要な書類を準備してください。一般的に必要とされるのが、職務経歴書や最終学歴証明書ですが、アゼルバイジャン語・ロシア語・英語のいずれかの翻訳の添付が必要となる場合がほとんどです。詳細は、事前にコーポレートスタッフに確認しましょう。そのほか、警察証明 (犯罪経歴証明書)の提出を要求されるケースもあります。

アゼルバイジャンの就労ビザの申請の難易度

アゼルバイジャンの就労ビザの申請の難易度は、今まで高いと一度も聞いたことはありません。現段階では商社マンや不動産関連業者など、特定の職業の日本人が主に現地で働いていて、つてなしで仕事を探すのは少々無理があるかもしれません。

物価がドバイやシンガポール並みに高いと思いきや首都バクーでさえも東京の3分の1程度です。ただ、不動産開発が進む中で、今後物価上昇が予測されますので、動向に気を付けておいてください。

アゼルバイジャンの就労ビザの申請に必要な語学力

アゼルバイジャンの就労ビザの申請に必要な語学力の定めは、特にありません。国語で公用語は、トルコ語やトルクメン語と同じテュルク諸語の南西語に属するアゼルバイジャン語になります。日常的にはロシア語も使用され、バクーの外資系企業やホテルでは、英語が通じるものの郊外に行くと通じません。現地での就職では、英語やロシア語をはじめ、どの言語が必要なのか、事前に確認をしてみてください。

アゼルバイジャンの就職事情と求人について

外務省のホームページによると、アゼルバイジャンの在留邦人数は56名と紹介されています。なお、外務省は日本人の子女の教育機関に関して、バクー・インターナショナルスクールを奨励しています。アゼルバイジャンに進出している日系企業は5社ですが、国の潜在能力は高いと言えます。

日本におけるアゼルバイジャン系企業

石油資源国のアゼルバイジャンと日本の繋がりは、政府関連の団体に大手商社や石油会社に必然的になります。そのなかでもアゼルバイジャンを代表する企業のアゼルバイジャン国営石油会社(SOCAR)とアゼルバイジャン国際操業会社(AIOC)の名前が浮かびます。ここでは、その2社について、日本との関係についてご説明致します。

アゼルバイジャン国営石油会社(SOCAR)

2019(令和元)年10月にJOGMECは、アゼルバイジャン国営石油会社(SOCAR)との間で、石油・天然ガス分野の共同調査契約書を締結したと、プレスリリースされました。JOGMECは、アゼルバイジャンで初となる海外地質構造調査を実施することとなり、多くの期待が寄せられています。

JOGMECとは、経済産業大臣を主務大臣とする中期目標管理法人たる独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構のことを指し、本部は東京都港区虎ノ門にあります。

アゼルバイジャン国際総業会社(AIOC)

アゼルバイジャンが日本で注目されるきっかけとなったのが、1996(平成8)年のことです。伊藤忠商事がカスピ海油田の探鉱、開発を行うアゼルバイジャン国際操業会社(AIOC)との共同事業体に参加したことにはじまります。のちに、日本の大手商社、石油会社が相次いで首都バクーに駐在員事務所を開設する動きに繋がりました。

アゼルバイジャンの現地採用

人口約223万人の首都バクーの地下鉄やバスの乗車賃が0.2AZN(日本円で約12.4円)、ランチセットがローカルレストランで、3~8AZNです。物価が東京の3分の1程度と言われていますが、公共交通機関やローカルフード関連はかなり安く、職場や生活の中でもストレスとは無縁な雰囲気です。ここでは、アゼルバイジャンの現地採用についてご紹介いたします。

旅行会社

首都バクーには、日本の大手旅行会社で知られるHISのオフィスがあります。バクーの基幹産業の一つであるのが観光業なので、旅行会社や外国人が利用するホテルをあたってみるのも現地採用で仕事を探してみるのもいいでしょう。ただ、全体的に求人はそこまで出ていないので、事前にリサーチをしておいた方が賢明です。

日本語教師

現地採用の仕事探しに役に立つのが、アゼルバイジャンの情報サイトのアバガです。数年前の案件ですが、日本語教師の求人が出ていることもありました。年齢や資格が不問で、日本語と英語を使って教えることになり、アゼルバイジャン語は不要との内容でした。家賃全額負担で月給が現在のレートだと4万8千円なので、十分生活できそうです。

アゼルバイジャンの駐在員求人

アゼルバイジャンで働くには、一般的に外務省関連の出向か、大手商社の駐在員として、現地へ赴任するのが一般的です。以前と違って、現在はいずれの職種も中途採用の案件もあるので、見逃せません。中でも外務省のホームページや転職エージェントの活用が最も効果的です。

在アゼルバイジャン日本国大使館

首都バクーに、2000(平成12)年から在アゼルバイジャン日本国大使館が開設されています。大使館の近くには、スーパーマーケットやショッピングモールがあるので、安心です。なお、下記にて社会人経験者を対象とした外務省職員募集のページを紹介しますので、気になる人は、読んでみてください。

「外務省社会人経験者選考採用(領事)の案内」と言うページのURLを、以下ご参照ください。条件は、「令和2年7月1日において、高等学校等卒業後9年を経過し、以下「求める人材」にあげる分野において5年以上の実務経験のある者」とされています。

商社事業

日系の大手商社の伊藤忠商事が、首都に伊藤忠バクー駐在員事務所を構えています。なお、大手旅行会社のHISが三重県の農産品の販売促進に参画すると言った、アゼルバイジャン現地で商社事業を展開しています。また、在アゼルバイジャンの日系商社フードスタッフ・ジェーピーも福井県の高級農産物販売イベントを2020(令和2)年に行いました、

最後に

アゼルバイジャンの地元の不動産会社のアベスタが、高さ1050mの超高層ビル「アゼルバイジャンタワー」の建設を計画しています。脱資源国家から首都バクーを世界で最も優れたビジネスセンターにすると言った構想もあり、今後の動きに益々目が離せません。

日本ではあまり知られていませんが、多くの日本人が将来バクーに住んでいると言う話しも現実的に、起こりうるかもしれません。

外資系企業、海外就職、グローバル企業に強い転職エージェント

「外資系企業」「海外勤務がある企業」へ転職したい方の中には、どのようなステップで応募すればいいのか悩まれる方も多いと思います。直接、会社のオフィシャルサイトで採用情報を記載されている企業もたくさんありますが、外資系企業や海外勤務のあるグローバル企業へ転職される方の大半は、「転職エージェント」を利用して転職される方がほとんどです。外資系企業・海外勤務のある企業へ転職する際には、それに特化した転職エージェントがあります。

転職エージェントに登録して海外求人・海外勤務案件をチェック

上記のエージェントは外資系・海外就職・グローバル案件の転職案件に強く、サポートもしっかりあるので、今後、「外資系企業」を目指す方は、登録しておさえておきたい転職エージェントになります。できる限り、1社に限定してしまわずに、2〜3社に登録をしてセカンドオピニオンを持たれることをおすすめいたします。

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