イランで働くには?日系企業の駐在員求人や現地採用の就職事情とビザ申請について

日本にとってイランは、大事な石油輸出国であり、両国との関係はとても深いものです。政府レベルだけでなく在日イラン人が約4千名と言う数字が示しているように、個人レベルでもとても相性がいい国と言っても過言ではありません。

世界の先進国で、民主主義国家でイランと最も仲がいいと言われているのが日本です。そこで、そんなイランで働く際に当たって、知っておくと助かる就労ビザや就職事情と求人についてご紹介致します。

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イランで働くには?イランの就労ビザについて

イランへ観光目的で入国する際には、観光シングルビザが必要となりますので注意が必要です。最大滞在日数30日、有効期間90日で、有効期間内に最大滞在日数内の入国が1回のみ可能となっています。また、イランで働く際には、就労ビザに該当する労働許可証のほか、滞在許可が必要となります。

イランの就労ビザの種類や期間について

イランで働くには、滞在許可証と労働許可証が必要となってきますが、イレギュラー的な職種で報道査証があります。あまり聞き慣れない方もいるかと思いますが、出国査証と言うのもあり、重ねて簡単にご説明致します。

滞在許可証

3ケ月以上イランに滞在する場合、如何なる理由でも中央警察署にて滞在許可の申請取得が必要となってきます。滞在期間は、労働許可証の有効期間と同じで、一時許可証と長期許可証があります。イランの滞在許可証申請には、労働許可が必要なので、お忘れなく。

労働許可証

労働許可証は、観光シングルビザで一旦入国し、外国人労働局にて取得します。有効期間は1年、毎年更新可能で、その都度外国人労働局に申請します。

報道査証

報道関係者用の就労ビザになり、有効期間は目的によって異なります。たいていの場合は、前例に倣って申請することとなりますが、そのほかの注意事項については、所属する会社に詳細を確認してみましょう。

出国査証

3ケ月以上イランに滞在した場合は、出国査証が必要になり、ちょっと慣れない人は戸惑うかもしれません。なお、他国から直接FTZ(自由貿易協定)域内に入国し、出国する際は、査証は必要ありません。出国予定が決まり次第、会社の総務や人事のスタッフに詳しいことは、尋ねてみてください。イランの出国査証申請取得には、経済財務省発行の納税証明が必要です。

イランの就労ビザの申請について

雇用主が国の政府機関の一つである社会労働省の外国人労働局に申請して、取得する運びとなります。なお、入国には在日大使館での労働用入国査証の取得が必要となり、法令は変わることもあるので、総務や人事の担当者に確認をしてみてください。

イランの就労ビザの申請の難易度

イランの就労ビザの申請の難易度について高いのか低いのか何とも言えませんが、一定のガイドラインがあることは確かです。民間外国人を雇用するには、イランにとって有益で必要とする専門的な技術を有する労働力であるという条件が付きますが、諸外国にも同様の施策を取っているところが幾つもあります。

また、東南アジアのタイは、外国人労働で国毎の最低賃金の目安が決められていますが、イランも少し似ている点があります。みなし月額給与所得額と言うものがあり、4つのポジションに分れていて、一番下が月4千ドルで最も高いクラスになると月収7,000ドルです。

イランの就労ビザの申請に必要な語学力

イランの就労ビザの申請に必要な語学力の規定があると、今まで聞いたことがありません。イランの公用語は話者数7千万人のペルシア語ですが、中国語を通じて日本語に入った言葉が幾つかあります。代表的なものが、キャラバンにバザールやジャスミン、ピスタチオです。

イランで英語は、外国人が利用するレストランやホテルでは大抵通じますが、イランのローカルレストランや駅のスタッフには、通じないこともしばしばあります。仕事では、ペルシア語なのか英語が必要なのか勤務先によって異なります。



イランの就職事情と求人について

日本貿易振興機構(ジェトロ)のホームページによると、イラン進出の日系企業数は30社ちょっと、在留邦人数は約700名です。イランには、1968(昭和43)年開校のテヘラン日本人学校とイラン在住日本人会、イラン人男性と結婚している日本人女性で構成されるサフラン会があります。

日本からイランへの主要輸出品目で多い順に並べると、一般機械・輸送機器・鉄鋼になります。日本の主要輸出品目では、1位が97.4%を占める鉱物性燃料で、以下有機化合物と織物用糸・繊維製品と続きます。ここでは、イランの駐在員求人や現地採用等について、ご紹介致します。

日本におけるイラン系企業

日本とイランの大手自動車メーカーの合弁会社は、幾つか見られ、両国の関係が解ります。ただ、単独でイランの企業が日本に現地法人を持っている例はほとんどなく、ベジタリアン料理店や雑貨店と言った個人レベルのお店は、少なくありません。ここでは、日本の自動車メーカーのイランでの取り組みについて、ご紹介致します。

サーイパーB

サーイパーは、日産自動車と業務提携を結んでいます。イラン国内でジュニアと言う日産自動車が過去に製造販売していたピックアップトラックが、有名です。2015(平成27)年以降も140型がイラン国内にて製造が継続され、イラン国内リーグの強豪・サーイパーFCを保有しています。サーイパーFCは、日本のJリーグでプレーをし、アビスパ福岡の監督を歴任した、リトバルスキーが監督を務めたこともあります。

パルス・ホドロ

パルス・ホドロは、イランにある大手自動車メーカーの一つに数えられます。1987(昭和62)年より創業を開始し、日産自動車とルノーが出資している現地合弁企業です。イランで生産された代表的なものに、ラリー使用のフロンティアがあります。

イラン・ホドロ

従業員数5万8千人を抱えるイラン・ホドロは、イランの大手の自動車メーカーです。2005(平成17)年にスズキは、イラン・ホドロとライセンス契約を締結しましたが、2013(平成25)年の経済制裁強化以降、部品輸出がほぼ停止状態となっていました。

近年、経済制裁解除のイランでビジネス再開のメドが立ちそうでしたが、一部現地企業向けの部品供給を停止しました。政治的な流れの中で、ブレーキを踏まざる得ない時もなきにしもあらずですが、スリーアクスセルを踏み込むほど勢いがつく市場でもあります。

イランの現地採用

イランでは、駐在員や現地採用問わず、食事手当・住宅手当・子ども手当が支給されます。ちなみに、2019年(令和元)年8月6日現在のレートで、1イラン・リヤル(IRR)が0.0025円です。食事手当が月額190万IRRなので、日本円で約4,800円です。

東芝のイラン現地法人に現地採用で入社して、東芝本社の本体の社長まで登り詰めた西田厚聰さんと言う人がいます。黄金伝説が残るイランの現地採用ですが、仕事を見つけるには、転職エージェントの活用か現地法人へ直接コンタクトを取るのが効果的と言えます。

イラン在住日本人会やサフラン会へ連絡を取る

イラン進出の日系企業数が32社と、東南アジアや西欧と比べると、かなり少ないと言えます。通常外国での現地採用は、転職エージェントの活用や英字新聞と日本語フリーペーパーの求人欄等の情報が頼りになりますが、イランはそう言う訳にはいかないようです。日系企業の現地法人や直接コンタクトを取る以外に、イラン在住日本人会やサフラン会へ連絡をしてみるのも悪くないかもしれません。

イランのようにムスリム社会では、血縁や友人、知人からの情報と人脈は、ビジネスにおいても仕事を見つけるのにもとても重要となってきます。特に、サフラン会のメンバーはイラン人と結婚した女性の集まりで構成されているだけに、有益な情報を得られるかもしれません。

在イラン日本国大使館

まれにですが、在イラン日本国大使館の募集が出ている事もあります。在イラン日本国大使館のホームページに掲載されるのか否かは定かではありませんが、ここでも紹介や人脈が鍵となります。基本的な事務レベルは当然のこと、行政的な職務や会社の総務に在籍した人が、有利になりそうです。言語は、ペルシア語は必須要件となり、英語の読み書き能力も求められる可能性が十分あります。

外資系企業も視野に入れる

日系企業へ直接連絡するのもいいですが、車メーカーをはじめ、ドイツ系や韓国系の会社等外資系企業を当ってみるのも選択肢の一つに入ります。英語に加えドイツ語や韓国語が出来ると、面接まで結び付けることも可能でしょう。ただ、あまり聞き覚えのない会社に限らず、入社が決まりそうな場合に、労働契約はきちんと行った方が無難です。

イランの駐在員求人

イランで駐在員として働くには、何年か日本や諸外国で勤務した後に、現地に出向するのが一般的と言われています。ただ、それほど日系企業進出数は多くなく、中東に加え東欧や中欧辺りまでが、希望勤務地と考えた方が良さそうです。

商社関連

丸紅がイランでの大きなディールで石油化学製品メーカーから石油化学プラントの資材を受注したと2016(平成28)年に発表されました。納入総額は3億2千万ユーロになり、何せエネルギー部門に商社は絡んでいるため、イランでの駐在員の仕事もダイナミックに動けると言えます。

伊藤忠商事はタイ王室財産管理局が出資している王室系企業のサイアム・セメントグループ等と企業連合を組み、以前からイランの石油化学事業に乗り出しています。

自動車メーカー

2019(平成31)年1月に、首都テヘランで、オートショーが開催されました。トヨタ自動車のカローラやコロナと言った昭和の時代を彩った大衆車が並びましたが、日本製の特に車に対しての評価の高さはイランもまた諸外国と変わりません。また、かつてから日本とイランの大手自動車メーカー同士の合弁会社や業務連携が行われていますが、政治の影響を大なり小なり受けています。

そこで、気になるのが隣国動きで、特にアゼルバイジャンの経済の成長ぶりには驚かされます。まだまだアゼルバイジャンへ進出の日系企業数は5社程度にしか過ぎませんが、首都バクーは巨大建造物が並ぶ近未来都市へと変貌し、今では「第二のドバイ」と呼ばれています。自動車メーカーも近隣国のドバイ首長国連邦やアゼルバイジャンのように、安定感がある国へ一部シフトする可能性も十分あります。

現地法人立ち上げスタッフ

イランも諸外国同様、現地法人立ち上げスタッフを募集している時もあります。中々判断が難しい中での選択になりますが、リスクを避ける意味でも勤務先の情報をしっかり確認した上で、就業することをおすすめします。

イランで働くには?就職の進め方について

それでは、イランで働くにはどのような情報を集めて、どのようにして準備を進めていけば良いのでしょうか?

直接現地で自分自身で働き口を見つけることも可能ですが、イランである程度、長期的に働こうと考えている場合は、雇用主を見つけて、まずはビザの申請をしなければなりません。イランで長期的に働く場合は、イランに支店がある日系企業に応募する方法が、もっともメリットが多く、ビザ申請に関してもスムーズに進むのではないでしょうか。

イラン系企業の求人は、一般公開されている企業は非常に少なく、自分にあった職種を見つけることが難しい状況ですが、海外勤務に関しては非公開案件も多く存在しています。この非公開案件を見つけることで、自分にあった企業を紹介してもらうことが可能です。

非公開求人の情報を集める

海外就職を進めていく中で、よい求人を見つけるには、「転職エージェントから非公開求人の案件をオファーを集める」ことが一番良い方法になります。

転職エージェントでは、一般的な転職サイトでは見つからないような条件の良い求人を、エージェントが集めてきてくれて、優先的に紹介してくれることが最大のメリットです。

転職エージェントに登録することから採用されるには一切費用が発生しないので、外資系企業や海外就職に成功された方の例としては、「外資系や海外勤務に強い大手転職エージェント」に登録する方が、圧倒的に多いのが現状です。採用した企業から手数料をもらうため転職エージェントも、かなり親身になってサポートしてくれます。

外資系企業や海外就職に強い転職エージェントとして、求人件数が圧倒的に多いのは、20代・30代の転職・グローバル&海外就職に強い「ランスタッド」 、国内最大手の「リクルートエージェント」 になるので、この2社は必ず押さえておきましょう。

現地密着型の求人情報では、イランの日系企業では、どのような仕事があるのか、また給料の相場などをチェックしても良いでしょう。

最後に

イランには文化的な遺産があちこちに点在し、意外に思われますがユネスコの世界遺産に22個登録されているほど、観光資源にも恵まれています。中東の太陽が燦々降り注ぐ熱帯のイメージがありますが、イランにはスキーリゾートが数多くあります。

物価が安く人々も親切で、熱いほどの親日家もよく見かけます。そんなイランで就職を考えるには、転職エージェントの活用が最も効果的と言われています。

外資系企業、海外就職、グローバル企業に強い転職エージェント

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