パキスタンで働くには?日系企業の駐在員求人や現地採用の就職事情とビザ申請について

イギリス連邦加盟国のパキスタンは、中国との国境に標高8,611mの世界第2位の高さを誇るK2がそびえています。発展途上国として急速な発展を続け、人口2億を超える巨大マーケットであり、将来的にはアメリカに次ぐ世界第4位の人口大国になると予測されています。

世界的にみても物価が安い国の一つに挙げられ、親日家が多い国として知られています。ここでは、パキスタンで働くに当たって、知っておくと助かる就労ビザや就職事情と求人についてご説明致します。

パキスタンで働くには?パキスタンの就労ビザについて

有効な日本国籍のパスポートを擁し、パキスタンに観光目的で入国する場合でも大使館に申請して、ビザの取得が必要となっています。

入国後90日間滞在が可能であり、入国回数はダブルと呼ばれる2回まで可能です。なお、ツアーに参加している場合に日本人だと、到着空港でアライバルビザが取得できます。また、外国人がパキスタンで働くには就労ビザなどが必要になります。

パキスタンの就労ビザなどの種類や期間について

パキスタン国内で外国人が働くには、ビジネスビザ・到着ビジネスビザ・就労ビザのいずれかを取得しなければなりません。

賃金水準に関する法律の定めなどがありますが、就労ビザ取得に直接結び付くものではないようです。ここでは、ビジネスビザ・到着ビジネスビザ・就労ビザについてご紹介致します。

ビジネスビザ

在外パキスタン公館は、日本を含む「ビジネスビザ・リスト」に入っている95カ国のビジネスマンに対し、優遇の措置を取っています。内容は、指定期間内であれば何度でも出入国可能、いわゆる5年間有効のマルチビザを発行してもらえることです。5年間のあとのビジネスビザの延長は6カ月~1年分が可能です。

到着ビジネスビザ

到着ビジネスビザも上記のビジネスビザと同じく「ビジネスビザ・リスト」に入っている、95カ国を対象に発行するものです。ビザの取得ではパキスタン到着予定日を起算して、最低48~72時間前に電子渡航認証(ETA)を申請する必要があり、30日間有効のシングルエントリービザになります。

就労ビザ

在外パキスタン公館は、投資庁の勧告をベースとして、外国人に対し1年間有効(マルチ)の就労ビザを認めています。就労ビザは、1年ごとに更新が可能で、カテゴリー的には現地採用の人達が取得するビザになりそうです。

パキスタンの就労ビザなどの申請について

ビジネスビザ

パキスタンのビジネスビザの申請についてですが、パキスタン証券取引委員会SECP、あるいは商工会議所の証明書と言った、招待状を発行した会社の登録証明書が要ります。また、

  • 該当国の商工会議所かパキスタン国内の商務官、または投資局の名誉投資顧問からの推薦状
  • パキスタンの関連業界団体が正式に推薦する企業からの招待状

のいずれかが必要です。

到着ビジネスビザ

ここでも到着ビジネスビザは上記のビジネスビザと同様に、招待状を発行した会社の登録証明書がビザ申請の際に必要となってきます。また、上述の該当国の商工会議所かパキスタン国内の商務官、以下文面は全く同じになります。

就労ビザ

就労ビザの申請は通常、E-Visaポータルで行うようになっています。雇用先の企業の詳細や雇用契約など、いろんな資料を管轄する行政機関に提出しなければなりませんが、わからないときは、現地総務スタッフに尋ねてみましょう。

パキスタンの就労ビザなどの申請の難易度

パキスタンの就労ビザ・ビジネスビザ・到着ビジネスビザの申請の難易度は決して高いものではありません。まずは、日本の転職エージェントで駐在案件を探すか、現地であれば信頼できるエージェントを探し働ける企業からビザスポンサーを見つけると良いでしょう。

パキスタンの就労ビザなどの申請に必要な語学力

パキスタンの就労ビザ・ビジネスビザ・到着ビジネスビザの申請に必要な語学力の定めがあると、今まで聞いたが一度たりともありません。パキスタンの国語は、インド・ヨーロッパ語族インド語派に属する言語の一つとされるウルドゥー語です。

ただ、ビジネスシーンだけでなく、憲法をはじめとする全ての法令や公文書、政府の公式ウェブサイトは公用語である英語が使われます。インド人同様パキスタン人は、民族的にIT分野に明るいことで知られています。最低限のパソコンなどの知識を身につけられることをおすすめ致します。

パキスタンの就職事情と求人について

外務省の調べによると、パキスタンの在留邦人数は1,078名です。現地にはイスラマバード日本人学校、カラチやラホールに日本人会があるので心強いです。

在日パキスタン人は意外にも多く15,583名で、首都圏に愛知県や富山県などに多く住んでいます。ここでは、そんなパキスタンの就職事情と求人についてご紹介致します。

日本におけるパキスタン系企業

日本に直接進出しているパキスタン系企業では、フラッグ・キャリアのパキスタン国際航空が挙げられます。日系企業の強みとも言われる四輪や二輪製造では、パキスタン財閥企業のアトラスグループと世界的に有名な日本の会社との間で合弁会社が設立されています。ここでは、間接的にも日本と関わりがあるパキスタン系企業についてもご説明致します。

パキスタン国際航空

パキスタン国際航空は、国内最大の都市であるカラチを本拠地とするパキスタンの航空会社です。欧米にアジアや中東各国まで路線を広げ、日本へは1978(昭和53)年の成田開港と同時に就航開始しました。

世界的にもハイレベルな退役したパキスタン空軍の経験豊富なパイロットの再就職先となることが多く、比較的安全な航空会社であると評価されています。パキスタン航空の日本支社は、東京都千代田区有楽町にあります。現在のところ、客室乗務員は募集していませんが、そのうち求人がまた出るかもしれません。

アトラスグループ

パキスタンの財閥系企業と言えば、アトラスグループの名前を挙げる財界人が少なくありません。パキスタンに愛知県刈谷市にヘッドオフィスを置くデンソーと2012(平成24)年に、二輪車用部品の合弁生産会社を設立しました。

業界のカリスマ的存在の本田宗一郎さんは、1964(昭和39)年にアトラスホンダを設立しています。直接日本に進出しているわけではありませんが、現地で日系企業を取り組んだアトラスグループのビジネス展開には、昔から目を見張るものがあります。

Tri-Pack Films Limited

パキスタンのカラチにヘッドオフィスを置くTri-Pack Films Limitedは、1993(平成5)年に三菱商事が地元企業と合弁で作った、フィルムの製造・販売会社です。コカ・コーラやペプシコーラなどのペットボトルのラベルの製造、いろんなお菓子にシャンプーや洗剤と言った商品のフィルムラベルと包装材を手掛けています。この分野のパキスタンにおけるシェアは約8割近くで、間接的に日本にも出回っているかもしれません。

パキスタンの現地採用

パキスタンの主要都市でさえもアパートメントの家賃が月100USドルぐらいから見つかると言われています。なお、パキスタンの通貨のパキスタン・ルピ-(PKR)は、2020(令和2)年のレートで、1PKR約0.71円です。食事は一品が屋台だと40~80PKR、ローカルレストランでも40~400PKRなので、現地採用の人達にとっても生活しやすいと言えます。

インダスモーター

アトラスグループに加え、豊田通商とハビブ財閥との合弁生産販売会社であるインダスモーターも現地採用で狙い目になります。ダイハツ車との混流ラインでクオーレの生産も行われていて、トヨタ自動車はパキスタンでも十分存在感を発揮しています。

NGO団体

NPO法人の特定非営利活動法人難民を助ける会と言ったNGO団体が、駐在員(パキスタン駐在 アフガニスタン事業担当)の募集を出していたことがあります。貧困削減・ジェンダーと開発;教育;保健医療・平和構築;市民参加をはじめ多岐にわたる分野での業務となり、実務可能な英語力が求められています。

赴任期間は1年間ですが、得られるものが多く、家賃・社宅補助や資格取得支援制度があります。NGO団体の求人は頻繁に出ていませんが、魅力的な仕事なので、お見逃しなく。

日本語教師

パキスタンの日本語教師の求人は頻繁に出ているわけではありませんが、マメにWebでチェックをしてみましょう。なお、フンザの中心地のカリスマバードにあるハセガワメモリアルスクールでは、本人の希望があれば、日本語クラスを設けることが可能なようです。学校がワーキングビザを取得してくれ、宿舎も用意してくれるでしょう。

パキスタンにある日系企業・駐在員求人

外務省の調べによると、パキスタン進出の日系企業数は、83社と紹介されています。駐在員向けのアパートメントもなると高級レジデンスになり、家賃のほとんどがその多くをたいてい、会社が負担してくれます。ここでは、パキスタンにある日系企業について、ご紹介致します。なお、パキスタンで駐在員として働くには、転職エージェントと転職サイトの活用が最も効果的になります。

商社

パキスタン進出の商社は主に大手・車関連・鉄鋼製品等を取り扱っている商社の3つに分れています。大手と呼ばれるところでは、三菱商事・三井物産・伊藤忠商事・住友商事・丸紅・双日が挙げられます。車関連では豊田通商やホンダトレーディング、鉄鋼製品等を取り扱っている商社だとメタルワンと伊藤忠丸紅鉄鋼が現地に進出しています。

自動車等製造販売メーカー

最もパキスタン市場を沸かせているのが、日本の自動車・二輪車製造メーカーです。世界的にも人気が高いトヨタ自動や本田技研工業に加え、日野自動車とスズキがパキスタンに進出しています。管理部門やエンジニア、いずれも期待が大きいので、うれしいです。

総合塗料メーカー

塗料業界で国内トップを走る関西ペイントは、グローバル人材の育成に力を注いでいます。パキスタン現地に工場がありますが、パキスタン人が南アフリカの現地法人のトップを務めています。日本ペイントホールディングスの日本ペイント・サーフケミカルズは、100%が日本車と言われるパキスタン市場において、塗装の技術で高い評価を得ています。

そのほか金融関連では三菱東京UFJ銀行やオリックス、海運業だと日本郵船と商船三井が現地に拠点を構え、ライバルの同業者も傾向を見ながらパキスタン進出を伺っています。また、食品メーカーをはじめ製造業や中堅ゼネコンの企業も進出していて、今後世界第4位の人口大国になると予測されるパキスタンの市場から目が離せません。

最後に

首都イスラマバードの最も暑い6月の平均最高気温は39℃、国内最大の都市であるカラチだと32℃です。カラチの最も寒い1月の最高気温は25℃、最低気温は13℃と、12~2月の時期がベストシーズンになります。アラビア海では、スキューバダイビングを楽しめます。

パキスタン北部にある標高7000m級のカラコルム山脈のお膝元に、桃源郷と言う例えがぴったりの秘境フンザがあります。宮崎アニメの名作の一つ『風の谷のナウシカ』の舞台ではないかと噂が広まり、バックパッカーブームの時代に訪れた日本人旅行者も少なくありません。

イスラム教が97%を占めるパキスタンですが、外国人がお酒を飲んでも法令違反にはなりません。何よりもフレンドリーで、公用語が英語なのは安心と言えます。

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