スロバキアで働くには?日系企業の駐在員求人や現地採用の就職事情とビザ申請について

スロバキアは、穏やかなビロード革命による1989(平成元)年の共産党政権崩壊を経て、1993(平成5)年にチェコスロバキアから分離し独立しました。

ドナウ川河畔に発展した首都ブラチスラヴァ市は、落ち着きのあるしっとりした大人の雰囲気の街であり、郊外は葡萄畑が広がるワインの産地です。ここでは、そんなスロバキアで働く際にあたって、知っておくと役に立つ就労ビザや就職事情と求人について、ご紹介致します。

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スロバキアで働くには?スロバキアの就労ビザについて

有効な日本国籍のパスポートを擁し、観光目的で入国の場合、スロバキアにビザなしで180日の期間内で、合計90日以内まで滞在できます。中長期スロバキア滞在の場合は、居住許可証が必要となります。

居住許可証の査証・居住許可カテゴリーで、現地で働くには、一般的な就労・特定就業・ワーキングホリデー・家族ビザが主なものとされています。ここでは、一般的な就労ビザをメインにご説明致します。

スロバキアの就労ビザの種類や期間について

2005(平成17)年12月より、観光ビザ免除にて入国後、目的に合わせて居住許可証を申請取得することができるようになりました。ここでは、居住許可証の査証・居住許可カテゴリーの中の一般的な就労ビザを中心にしながら永住権などについてもご紹介致します。

(一般的な)就労ビザA

一般的な就労ビザ発給には、労働許可証と就労契約書が必要となります。海外駐在員や現地採用の人達がお世話になり、滞在期間は1年毎の更新制となっていて、最長3年まで更新が可能です。

内務省やイミグレーション・オフィスなど目的によって申請する行政機関が異なりますが、たいてい就業先の総務か人事のスタッフがフォローしてくれます。

そのほか「経営」や「特定就業(スロバキア側が招聘する場合のみ該当する)」、「家族」などが、居住許可証の査証・居住許可カテゴリーの中に含まれます。「家族」ビザは、スロバキアの居住許可を得ている外国人との配偶者や家族関係を証明するものがあり、申請すれば、滞在許可がおります。

永住権

スロバキア人の配偶者・成功を収めた企業家・永続的な仕事が保証されている就労者が永住権の対象となります。合法的に原則3年以上の継続した滞在実績があれば、永住権の申請ができるので、うれしいです。

また、外国人労働者を積極的に受入れているわけではなく、移民政策に関しては、むしろ消極的です。その甲斐があってか首都ブラチスラヴァの治安は、今の東京よりは、いいと言われていますが、夜遅い時間帯の女性のひとり歩きは避けましょう。

スロバキアの就労ビザの申請について

査証・居住許可カテゴリーの中の一般的な就労・経営・特定就業・家族ビザで、居住許可証を取得申請する際に、必要な書類はほぼ同じ内容になります。先ず申請書に写真3枚や滞在目的を証明する書類、滞在費証明が必要となります。合わせて「健康診断書」に「チェコでの有効な健康保険加入証明」と「日本およびスロバキアでの無犯罪証明書」を揃えての申請になります。

家主証明を含む「宿泊先または滞在先証明」や「誓約書」などが求められる場合もありますが、たいてい就業先のコーポレートスタッフがフォローしてくれるでしょう。スタートアップなどでの経営ビザ発給には、「会社設立登記証明」と「営業許可書類」が必要となります。

スロバキアの就労ビザの申請の難易度

スロバキアの就労ビザの申請の難易度が高いと聞いたことはありませんが、二点注意事項があります。就労ビザを含む居住許可証を取得せずにスロバキアで働くと、諸外国同様に罰金あるいは国外退去の処分が取られます。

二点目は、スロバキアに外国人が長期滞在する場合(永住含む)、有効なパスポートと居住許可証か永住許可証、健康保険証書の三点の常時携帯が義務づけられています。

東南アジアのタイでもパスポート不携帯の場合に罰金が科せられますが、スロバキアでも同様の措置が講じられています。



スロバキアの就労ビザの申請に必要な語学力

スロバキアの就労ビザの申請に必要な語学力の定めがあると、今まで一度も耳にしたことがありません。言語では公用語はスロバキア語で、一部ハンガリー語が通じます。英語能力指数(EF EPI)によると、非英語圏の2019(令和元)年の英語力ランキングでスロバキアは、26位のマレーシアの一つ上の25位です。

スロバキアの田舎では通じないことが珍しくしないですが、都市部の中間層以上や若い人たちには、英語を話せる人を比較的多く見かけます。ビジネスでは英語が必要となることがほとんどですが、念のためにどの言語が必要か、就業先や転職エージェントに確認をしてみましょう。

スロバキアの就職事情と求人について

外務省のホームページによると、スロバキアの在留邦人数は、256名と紹介されています。スロバキア進出の日系企業数は、自動車関連や電機関連産業などの製造業20社を含む計53社に上ります。

スロバキアとの貿易で、日本の主要輸出品目を挙げると、電気機器に一般機械や再輸出品、輸送用機器になります。日本の主要輸入品目では、輸送用機器や一般機械、電気機器が挙げられます。以下、順を追って、スロバキアの就職事情と求人について、ご説明致します。

日本におけるスロバキア系企業

スロバキアの前身であるチェコスロバキアは、日本と並ぶ世界屈指の技術国ドイツが認めたものづくりに優れた国の一つに挙げられます。鉄道をはじめとする国有企業が多いのが特徴になり、少数ですが日本に進出しているスロバキア系企業もいくつかあります。

ESET

ESETは、コンピュータおよびインターネット用のセキュリティ関連製品の開発・販売を行うスロバキアのソフトウェア企業であり、日本のパソコンユーザーの間でも有名です。セキュリティソフトは、オンラインで購入でき、評価が高く安心して使えます。数々の受賞暦を誇り、多くの人たちがお世話になっていると言っても良さそうです。

ノヴェスタ

ノヴェスタは、スロバキアのトレンシン州にあるパルチザンスケを拠点とする、シューズ・ゴム製品を製造する企業です。自社ブランドのスニーカー『NOVESTA』を展開していて、日本での表記名は『ノヴェスタ』または『ノベスタ』です。

2017(平成29)年に、日本国内で公式ストアによるオンライン販売を開始しました。2019(令和元)年には、日本人のアートディレクターとファッションデザイナーと共にZIPAIR Tokyoのユニフォーム用のシューズを制作しました。

スロバキアの現地採用

人口約42万人の首都ブラチスラヴァの公共交通機関には、鉄道・トラム・バス・トローリーバスがありますので、生活も安心です。

なお、スロバキアの通貨のユーロ(€)は、2020(令和2)年5月30日現在のレートで、1€約120円です。アパートの家賃は日本円換算でワンルームが月3~7万円、ランチが5€、生ビール1杯500mlが1~2€です。ヨーロッパの中でも物価が安いそんなスロバキアの現地採用について、以下ご紹介致します。

エンジニア

スロバキアで働くには、転職サイトや転職エージェントの活用が最も効果的と言われています。就労ビザを含む居住許可証のカテゴリーの中には経営ビザもありますが、まだまだ日本人のスタートアップやベンチャー起業家は、ほとんど見かけません。

中でも日本のエンジニアは重宝がられますので、転職サイトや転職エージェントをまめにチェックしてみましょう。スロバキアの現地採用では英語は必須となり、読み書きも一定レベルが求められます。

日本語教師

スロバキアで、日本語教師として活躍している女性もいます。それほど現地での求人が出ている訳ではありませんが、スロバキアで日本語教師になるには、経験や資格は必須で、どう言った形で赴任するのかが大きな鍵となります。

スロバキアの駐在員求人

スロバキアには、日本人学校や補習校がないので、日本人の子女は、現地のインターナショナルスクールかオーストリアのウィーン日本人国際学校に主に通っています。首都ブラチスラヴァからウィーンまでは、グーグルの地図で確認すると、通勤通学圏内であることがわかります。ここでは、そんなスロバキアの駐在員求人について、ご紹介致します。

自動車メーカー

自動車メーカーのマツダは、2006(平成18)年からスロバキアに販売統括拠点を開設しています。MAZDA2に生まれ変わったデミオは、スロバキアのホームページでも公開されているようです。三菱自動車や世界最大手のタイヤメーカーのブリジストンも現地に拠点を構えています。

電機メーカー

世界ブランドである電機メーカーのパナソニックは、スロバキア東部のトルステナーにある自動車部品工場を拡張すると2017(平成29)年にプレスリリースしました。また、住友電装は、スロバキアのニトラ地域にある町のトポチャニで、ワイヤーハーネスの製造・加工および販売を手掛けています。

ブラザー工業は、複合機やプリンタの販売量増加をうけスロバキアの南部の町・クルピナ市にリサイクル工場を設立して、十数年の月日が経ちます。スロバキア北部に位置するタトラ山脈の森林プロジェクトにも関わっていて、社会的にも大きく貢献しています。スロバキアで働きたいと思っている人は、海外駐在員案件に強い、あるいはご自身に合った転職エージェントに登録してみましょう。

最後に

首都ブラチスラヴァとオーストリアのウィーンまでは、定期高速旅客船「ツインシティーライナー」が就航され、両都市間を75分で結んでいます。

物価が安いスロバキアで生活して、オーストリアの文化に触れると言った精神的にも豊かな生活ができそうです。

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