• 最終更新日: 2019.09.27

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海外でITエンジニアとして働くには?ITエンジニアの平均年収や求められる資格や語学力など就職事情について

国内だけでなく海外でも働くチャンスが多い仕事の一つに挙げられるのが、ITエンジニアです。一般的に言えば、給与体系も日系企業は年収格差が少なく、言い換えると、ある程度安定した生活が保証されていると言っても良さそうです。

外資系になると、社員の年収の格差が大きいのはITエンジニアも同様です。そこで、ITエンジニアの待遇と海外で働くためのポイント等について、以下ご紹介致します。

※この記事はプロモーションを含みます。




海外におけるITエンジニアの需要

日系進出企業数ランキングの1位の中国と2位のアメリカが、それぞれITエンジニアとして働く日本人の数と同じ順位になっています。そのほかヨーロッパに東アジアの台湾と韓国や東南アジア諸国、インドがベスト10にランクインしています。

なお、東南アジア諸国とはタイをはじめシンガポール・インドネシア・マレーシア・ベトナムになり、いずれもITエンジニアだけでなく幅広い職種で、日本人が活躍をしています。

海外におけるITエンジニアの平均年収について

世界のITエンジニアの平均年収を比較すると、先進国ではアメリカ以外それほど大きな差はありません。アメリカのITエンジニアの年収が高いのは、エンジニアに誰もなれるわけでもなく、大学や大学院でコンピューターサイエンスを専攻した人が進む職業だからです。

  • 日本:590万円(2019年現在)
  • アメリカ:890万円(2019年現在)
  • イギリス:595万円(2019年現在)
  • シンガポール:560円(2019年現在)
  • タイ:250~400万円(2019年現在)※日本人の現地採用の年収
  • ベトナム:290~710万円(2019年現在)※日本人の現地採用の年収

参考サイト:doda

ベトナムでもオフショア開発をはじめ、日本人エンジニアの求人は増えています。また、ITエンジニアが採用ニーズに対して不足しているので、日本人エンジニアの年収は上昇傾向にあリます。

日本と海外のITエンジニアの収入の違いについて

日本のITエンジニアの年収は幅が広く、300万円~中には1,000万円台を貰っている人も少なくありません。国内外で共通していて言えることですが、スキルに経験や企業の給与査定システムによって報酬に差が生じます。全体的に見ても日系より外資系の方が年収が高いと言えます。

例えばグーグルやアマゾンと言った世界的に有名な多国籍企業では、年収は1,000万円~1,500万円以上稼げるので、やはり人気の会社と言えます。なお、マイクロソフトやボストンコンサルティング、アクセンチュア等の優秀な人材では、30代後半で1,500万円〜2,000万円も夢ではありません。

海外でITエンジニアになるために必要な語学力や資格は?

実際に海外の日系企業で働く場合は、外国語のスキルを求められないケースも中にはあるほどです。日本人同士のコミュニケーションを取る機会や技術用語を使うケースが多いので、そこまで英語や現地の言葉を使うこともあまり多くない場合があります。そこで、海外でITエンジニアになるために、どれぐらいの語学力が必要になるのか気になるところです。

海外でITエンジニアになるために必要な語学力

海外の外資系企業でITエンジニアとして働く場合は、一定レベル以上の英語力が必要とされます。欧米勤務に加え、多国籍企業では、一般的にビジネスレベルの英語力が必須とされています。社内のコミュニケーションだけでなく、お客さま対応や打ち合わせに関してもほとんど英語になります。

目安はTOEICスコア800点以上ですが、転職する際にそこまでのレベルと求められるわけではありません。中には日系企業同様に外資系企業の求人要項に、英語力不問と掲載されていることが珍しくありません。海外勤務のどの職種についても同じようなことが言えますが、海外で生活していれば、ある程度の英語力や現地の言葉が身に付くでしょう。

会社によって中途採用の人たちに求める英語力は、異なってきますので、転職エージェントの担当者に詳細を尋ねてみましょう。海外で働くための準備段階としては、会話能力やメール作成の練習以外に技術系の情報を読むことになるので、読解力も磨くことをおすすめします。

英語力を構成するスキルには、「Reading」「Writing」「Listening」「Speaking」の4つがあります。なお、上記の4つの要素を客館的にスコア化するテストが、TOEICやTOEFLです。海外で働きたいと言うよりもITエンジニアとして活躍したい人は、これらのスキルを身につけることに越したことはありません。

語学力がなくても海外勤務の中で語学を身につける

海外駐在員や非英語圏の現地採用であれば、多くの企業がそれほど高い英語力を求めているわけではありません。それでも社内でのコミュケーションやメールのやり取りでは英語が関わってくるので、ある程度のレベルにまで到達しておきましょう。その国特有のなまりがあるので、慣れが必要です。最初の内に慣れない場合は、メールのやり取りをしながら、その内容に沿って会話をしていくと、段々音が拾えるようになります。

最近では、安価で留学ができ、マンツーマンレッスンが中心で短期で効果が得られることからフィリピン英語留学が人気です。語学力が自身のない方は、転職活動前に留学することも一つの選択肢になるのではないでしょうか。

海外でITエンジニアになるために必要な資格

出来れば、TOEICスコアで600~700以上は欲しいところですが、行き先によって求められる英語力のレベルは異なります。イギリスの場合は、それ以前に就労ビザを取得する際に、英語力の証明を必要とされます。通常CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)のB1 レベル以上が必要になり、レベル的には中級になります。

CEFRのB1 レベルを証明するために、IELTS SELT ConsortiumかTrinity College Londonの実施するテストを受験するのが一般的です。日本での受験が可能で、スコアの有効期間は2年間になります。イギリスでは、TOEICやTOEFLは就労ビザ取得のための英語力として認められていないので注意が必要です。

アメリカの大学の講義が解るレベルがTOEFLで550点以上(TOEICスコア換算で730点以上)と昔から言われていました。これが世界的に有名な多国籍企業がTOEICスコアで800点以上を求めているのであれば、スコア換算表からするとTOFEL570点以上になります。アメリカに留学をして世界的に通用するITエンジニアを目指している人であれば、不可能な数字ではないでしょう。

大学の専攻が情報系学部であるだけでなく、日本国内でのITエンジニアとしての業務経験が最低でも3~5年ないとアメリカでは就労ビザが下りないケースがほとんどです。文系学生の場合、アメリカの大学の情報系学部に入学し、インターンシップを経てから就職となります。

また、国内外でITエンジニアとして働くのにおすすめの資格と言われているのが、

  • ITパスポート
  • 基本情報技術者試験

です。上級システムエンジニアを目指す人には、以下のような試験にチャレンジされている方が多いようです。

  • システムアーキテクト試験
  • ネットワークスペシャリスト試験
  • オラクルマスター

IT技術がないという方は、エンジニア転職保証コースのあるカリキュラムを受講して、東京などで経験を積んで海外に就職するという手段もあります。

海外でITエンジニアになるために必要な経験や向いている人の特徴は?

海外でITエンジニアになるためには、資格よりも実務経験にプライオリティを置く会社の方が多いと言えます。国によって就労ビザの取得において、学歴のしばりを設けているところがあります。また、海外で働くにはどの職種にも共通して言えることですが、人見知りをしないことが必要で、ITエンジニアも同じです。

海外でITエンジニアに必要なスキルや経験

海外でエンジニアとして働くときに求められるスキルに関しては、求人案件で多いものを参照すると良いでしょう。具体的には、

  • プログラマー・Webエンジニア
  • 社内SE
  • 製品開発・ASP
  • 組込み・制御エンジニア
  • プリセールス・セールスエンジニア
  • テクニカルサポート
  • 品質管理
  • テスト・QAエンジニア
  • 情報システム・システム監査

等になります。その中でも重宝がられるのが、発展途上国における大規模なシステム開発・運用に携わることが出来る人です。資格よりも実務経験を重視する傾向にありますが、シンガポールのように就労ビザ取得の際に、一定の学歴以上が望ましいとされている国があります。

具体例では、マネジメント能力や専門性が高いポジション向けのエンプロイメントパスと言われる就労ビザは、レベルの高い大学卒業やそれに相当する能力のある人が条件となります。また、エンプロイメントパスと呼ばれる就労ビザは、希望職種に関する職歴が数年以上ある上に、最低でも1年以上の全日制の各種学校を卒業、つまり高卒は基本的に不可です。

海外勤務におけるITエンジニアに向いている人の特徴

海外勤務におけるITエンジニアに向いている人の特徴として挙げられるのが、目的がしっかりしていて、柔軟な人です。将来的に自分がどの範囲まで踏み込んで行くのか、或いはどれぐらいの立ち位置にいるのか、具体的な青写真を描いておいた方が良いでしょう。

海外生活は異文化体験なので、カルチャーショックに遇うことも珍しくありません。一方で、思ったより楽だと感じる国もあるかもしれませんが、その場合に自身の努力を忘れがちな場合もあります。言い換えれば、目標や目的さえしっかりしていれば、困難を乗り越え自分を見失うこともありません。

次に挙げるのが、自立心のある人で、仕事でもプライベートでも同じことが言えます。欧米では終身雇用制度と言うものがありませんので、忖度に加え会社愛も忠誠心も必要ありません。能力がなければ、リストラの対象になると言うよりもクビになります。言い換えれば、能力がある人には、それに見合ったポストや収入を得ることが出来ます。



海外のITエンジニア就職事情と求人について

現在、ITエンジニアの海外求人は日系進出企業が多い欧米やアジアを問わず、先進国から新興国や発展途上国までいろんな国で募集が出ています。Webサイト開発からネットワーク構築、プロジェクトの立ち上げ等幅広い分野で必要とされています。日本で一定の経験があれば、海外での就職もほかの職種よりも難しくはありません。

海外におけるITエンジニアの現地採用について

欧米での就職を考え場合、渡航に関わる費用と現地の滞在費が安くないのが気がかりです。それが現在は、日本にいながらにしてネットで転職活動が出来ます。また、東南アジアのように物価の安いエリアで、仕事を探す場合はプラスアルファで別のケースが考えられます。

東南アジアの日本人が多く住む大都市では、日系や欧米資本に加えローカル系を含めると、かなりの数の転職エージェントがあります。余程条件の食い違いと語学のレベルが低くない限り、仕事を見つけるのにそれほど時間が掛かりません。

就労ビザ取得の難易度が高いですが、収入を求めるのであれば、やはりアメリカになります。ヨーロッパは、アメリカほど就労ビザ取得にてこずらず、北欧や西欧諸国をはじめ駐在員だけでなく現地採用で活躍するITエンジニアの日本人が少なくありません。収入や地位よりも海外生活そのものを楽しみたい人には、台湾やタイ等のように日本人が暮しやすいと言われている国や地域で働くのも一つの選択肢に入ります。

海外におけるITエンジニアの駐在員求人について

従来の技術職や営業関連の仕事では、同じ会社続けて何年もの期間勤続した後に、海外の現地法人に出向するのが一般的です。これがITエンジニアの職種になると、転職と同時に海外駐在員として現地に勤務すると言うのが決して珍しい話しではありません。そこで、IT関連と海外就職に強い転職エージェントの活用が最も効果的です。

現地採用と比較すると、収入面と家賃補助等福利厚生において、かなり駐在員の人たちの方が優遇されています。行き先を自身で選べないと言う点がありますが、高いレベルの語学力をそれほど求められないので、気持ちの上でも安心です。

また、ITエンジニアの生き方としては、日系企業で駐在員として頑張る以外に外資系企業への転職も十分考えられます。日本で納期と言えば、必ず当日までですが、外国は少しニュアンスが違う場合があります。現在地の報告やフレックスビリテイな日程調整も考えられ、日本の労働時間が如何に長いかを実感することになるでしょう。働き方や収入面を考えれば、ITエンジニアはチャンスが多い分だけ、外資系企業を狙ってみるのも悪くありません。

最後に

ITエンジニアの職務経験があれば、世界で働く事が出来る国は、かなりの数に上ります。国・地域によって概要が異なるので、働いてみたい国の現地採用や駐在員求人の状況と就労ビザ関連について、一度目を通してみてください。また、海外で働く事を想定した上で、空いた時間に英語のブラッシュアップをしておくと良いでしょう。重ねてIT関連の海外就職説明会や個別面談と言った、転職エージェントを上手に活用してみましょう。

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