海外就職を考えられている方にとって、すでに海外就職・海外移住された方の体験談は非常に貴重なものです。今回は、オーストラリアにある現地企業の現地採用で海外就職された経験のある30代女性(ホテル勤務)の方に、海外就職体験談を語っていただきました。
- 「エンワールド・ジャパン」(国内の外資系・グローバル案件多数)
- 「ランスタッド」(非公開求人も多数)
- 「リクルートエージェント」 (未経験OK・非公開案件多数)
海外に渡航するまでの日本においての経歴(仕事、経験、学歴など)
2007年に4年制大学を卒業し、千葉県内のホテルに新卒で入社しました。そのホテルではレストラン部に配属され、3年間勤めました。もっとワインの勉強がしたいと思い、2010年にミシュラン星付きのレストランにソムリエ見習いとして1年間勤務。
その後、都内のホテルに転職をし、2012年にソムリエの資格を取得しました。結婚を機にホテルの仕事は退職をし、2014年からは百貨店の酒売場で勤務しました。2017年に前職の同僚の紹介で、オープニングスタッフとしてホテルの仕事に戻りました。
なぜ海外で働いてみたいと思いましたか?
日本で働いていたホテルが外資系企業でシドニーにも同系列のホテルがあったため、渡航前からそのホテルに就職したいと狙いを定めていました。オーストラリアでは自身の経歴はもちろんのこと、リファレンスチェックも大変重要になってくるので、日本でお世話になっていた人事部の方に予めお願いをしておきました。英語力はかなり心配でしたが、今までの経験を武器に、役職にこだわらなければ何かしらの職は見つかるだろうと思っていました。
海外での業務と給与面や福利厚生などの満足度について
ホテルのレストランやルームサービス、プールバーのウエイターの仕事をしました。5つ星ホテルでしたが、日本に比べるとスタッフもゲストもかなりリラックスしていて良い雰囲気の中で働くことができました。給与は大変良かったです。
時給での契約だったので、土日、祝日にはレートがあがり、平日の倍近くもらえる日もありました。良い意味でスタッフ間の距離が近いので、気軽に相談できたり融通が効くことが多く、仕事に行くのが楽しみでした。フルタイムでも日本より1時間勤務時間が短かったので、仕事の後にも色々な予定が入れられました。
どのようなビザで滞在していましたか?ビザ取得の経緯や難易度
結婚後に夫がシドニーに単身留学をし、2年半程学生ビザで滞在しました。その後夫が現地就職を決め、私はその帯同ビザで入国しました。その帯同ビザは学校に通っても就職をしても週の勤務時間等に制限もなく、一時滞在ビザではありながら自由に過ごすことができました。駐在でも留学でもワーホリでもない特殊なビザかとは思います。
海外で働いたメリットは?
今まで自分が生きてきた世界がすごく狭い範囲だったことに改めて気が付いたことです。世界中から人が集まる他民族国家のオーストラリアで、一生分の貴重な経験をさせてもらったと思っています。
オーストラリアは人種差別等も少なく、英語さえできればかなり良い条件で働くことができると思います。個人や自分の家族を最優先にするのが当たり前なので、ワークライフバランスもとても良かったです。
帰国後はすぐに仕事が見つかり、英語がはなせることで大変重宝されました。英語力は落ちないように日々勉強を続けていますが、英語に対してのコンプレックスは一切なくなりました。
海外で働いたデメリットは?
帰国してからオーストラリアでのリラックスした生活と日本でのいそがしい日常を比べ、悲しくなってしまうことが度々あります。ただ、オーストラリアにいた時は様々なサービスのゆるさにイライラしたり、「早く帰国したい!」と思っていたことも時々ありました。
なのでどっちもどっちなのは承知しています。また、オーストラリアに比べ、労働時間や内容に対しての賃金が日本はかなり低いと思ってしまいます。そんな緩やかな環境で3年以上暮らしていたので、自分自身のレベルアップという点では周囲の人よりも出遅れてしまったのではと不安になることもありました。(実際そうかもしれませんが、良い意味で肩の力が抜けて、帰国後も心のゆとりを大事にしながら日々の生活を送れていることも事実です。)
海外で就職を考えている方にアドバイスをお願いします
海外での暮らしは、カルチャーショックの連続で孤独を感じることもありました。でも思い返すと本当に貴重な時間で、今後の人生の大きな糧になると胸を張って言えます。
私は多くの日本人に一生のうちのほんの数年でも海外で働く経験をしてほしいなと思います。帰国後に見える日本の景色は全く違うものになっているでしょう。
留学やワーホリなしで行く場合、日本からの就職活動が大切になってくると思います。現地採用の場合はリファレンスチェックが必要な場合が多いので、渡航前に必ず用意しておくことをおすすめします。
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