海外就職を考えられている方にとって、すでに海外就職・海外移住された方の体験談は非常に貴重なものです。今回は、オーストラリアにある日系企業の現地採用で海外就職された経験のある30代男性(食品会社勤務)の方に、海外就職体験談を語っていただきました。
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- 「ランスタッド」(非公開求人も多数)
- 「リクルートエージェント」 (未経験OK・非公開案件多数)
海外に渡航するまでの日本においての経歴(仕事、経験、学歴など)
海外に渡航するまでは普通の人と同じように4年制大学を卒業後、就職活動をして都内のラジオ局で番組制作をする毎日を過ごしていました。
基本的に仕事とプライベートの境界線が曖昧な職場環境で、有名人やスポーツ選手と一緒にお仕事をさせてもらうことが多く、自分としては遊びながら働いているような感覚でしたが、その分昼夜関係なく仕事をしていて、まとまった休みがなかなか取れないような状況でした。とはいえ不満はあまりありませんでした。
なぜ海外で働いてみたいと思いましたか?
先ほども少し述べたように、日本での仕事が非常に忙しく、なかなかまとまった休みを取ることができないような環境だったので、いつかまとまった休みを取ることができたら一度海外でのんびり暮らしてみたいと考えるようになっていました。
その頃はちょうどワールドカップが開催されていた時で、近くのスポーツバーに行って外国人と話してみたり、オンライン英会話に挑戦してみたりと、自分の英語力を少しでも上げられるように小さな努力をしていました。
海外での業務と給与面や福利厚生などの満足度について
主に日系食品輸入会社でウェアハウス(倉庫)の作業員を管轄するようなことと、同時に事務員としてオフィスワークも行なっていました。業務用の重たい物をトラックなどに運搬する仕事もたまにあって、体力仕事には自信がありましたが、さすがに長くやるのは大変だと思いました。
アルバイトの方はいらなくなるとすぐに切られたりもしていたので、そういう意味ではかなりシビアな環境だったのかもしれません。給与は現地と比較しても大体平均程度でしたが、日系ということで働き方自体は日本とあまり変わらりませんでした。
どのようなビザで滞在していましたか?ビザ取得の経緯や難易度
自分はワーキングホリデービザでオーストラリアに滞在していました。理由は日本はオーストラリアのワーキングホリデービザは他国に比べて物凄く簡単だからです。
実際、自分が申請した際もすぐにビザの許可が下りてこちらが驚くほど早かったです。オンラインで必要事項を記入して送るだけで、ビザが手に入ったという感じで、難易度としてはかなり低いと思います。
海外で働いたメリットは?
実際に英語で仕事をしなければならない場面も多々あったので、日本にいる時よりははるかに英語を使用する機会が多くて刺激になりました。
同じく現地のオーストラリア人と一緒に働けたのも良かったし、現地で暮らしている日本人の方々とも仕事を通じて色々交流できたのも楽しかったです。皆様々な理由で海外で働いていて、自分も頑張ろうと思えました。待遇面では、日本と違ってオーストラリアは残業をしないので、時間になったらすぐに帰れたりするのが個人的には驚いたし良かったです。
海外で働いたデメリットは?
社会人になってから海外にワーキングホリデーに行って帰国した場合、どうしてもその間のブランクというものができてしまうため、帰国後の就職活動に支障が出る可能性があります。
自分も一度会社を辞めてから海外に行きましたが、帰国後の就職活動の際に企業の担当者から「どうして学生のうちにやらなかったのか?」や「海外に行っている間のブランクについてどう思うか?」などの質問を受け、どうして日本は海外に行くことに寛容でないのだろうと思ったこともありました。
海外で就職を考えている方にアドバイスをお願いします
海外就職を考えている方に自分がアドバイスできるとしたら、やはりまずはしっかりとした英語力を身に付けておくことが必要になると思います。
現地でアルバイトするにも英語がある程度話せないと採用してもらえないし、海外の企業に転職するのであればしっかりとしたビジネス英語が求められるので、今から海外で働きたいと考えているのであれば語学力で競争を勝ち抜けるように準備しておくことが大事です。個人的にはTOEICを勉強していた時の知識が海外で役に立ったことも多かったです。
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