海外就職を考えられている方にとって、すでに海外就職・海外移住された方の体験談は非常に貴重なものです。今回は、アラブ首長国連邦・ドバイにある日系企業の現地採用で海外就職された経験のある30代女性(事務)の方に、海外就職体験談を語っていただきました。
- 「エンワールド・ジャパン」(国内の外資系・グローバル案件多数)
- 「ランスタッド」(非公開求人も多数)
- 「リクルートエージェント」 (未経験OK・非公開案件多数)
海外に渡航するまでの日本においての経歴(仕事、経験、学歴など)
都内の国立大学で中東情勢の勉強をしていました。その知識や興味を活かせる仕事につくことが夢でした。卒業後、国内の商社にて法人営業として2年ほど働いていました。その会社は国外の拠点をもっていなかったのですが、中東で働くことを諦めきれず、仕事をしながら英語の勉強を継続し、TOEICの点数を800点まで上げ、転職に備えていきました。
2年ほど働いたあと、中東に拠点がある商社の現地採用職員に応募し、採用されることになりました。
なぜ海外で働いてみたいと思いましたか?
子どもの頃から、アラジンの世界のような中東の文化や建築に魅せられており、いずれは中東で暮らそうと思っていました。まず大学受験で中東の研究ができる大学を受験し、入りました。
その後は大学で地域の専門性を磨きながら、仕事の基本となるであろう英語の勉強も継続し、800点をとりました。また、仕事はビジネスであるので、最初の勤務先での法人営業の経験を通じ、ビジネス感覚を学んでいきました。地域に詳しいことと、ビジネスができることは違うからです。
海外での業務と給与面や福利厚生などの満足度について
日系大手総合商社の海外事務所で、事務の仕事をしました。上司は日本から来た駐在員で、そのサポートをする格好でした。給与面では同世代の平均より少し上くらいのところで、不満はありませんでした。
幸運にも日本本社の福利厚生が充実している会社だったので、海外拠点でもその恩恵に預かりました。現地スタッフでも社有車を頻繁に使わせてもらえたりしました。駐在員に比べれば享受できるものは少ないですが、自分の提供できる業務に対し不満のない待遇をいただいていたと思います。
会社の中は完全に日本なので、海外らしさを感じることはほとんとなかったように思います。
どのようなビザで滞在していましたか?ビザ取得の経緯や難易度
ドバイの場合、雇用とビザが結びついているので、勤務先からビザを発行してもらっていました。
内定をいただいたら、パスポートや大学の卒業証明書などを勤務先に提出し、人事部の人が会社名の下で当局へ書類を提出し、ビザが出ました。労働者側がすることは特にありません。手続きの途中、健康診断や指紋の登録に呼び出されましたが、難しいことは一切ありません。退職したらビザもキャンセルになります。
海外で働いたメリットは?
大手日系企業の現地事務所に勤務していたので、安定を感じながら、異文化に触れあえて楽しかったです。もともと物価の高い国なので、現地採用ながら給与水準も高めで、日本に帰っても安心して生活できる貯金ができました。物価の低い国ではそうはいかないと思います。
また、日本人社会が小さいので、日本だったら簡単には会えないような人にすぐアクセスできたことは良い経験になりました。日本人社会の中においても、また、対外的にもです。
海外で働いたデメリットは?
現地採用の場合、駐在員のサポート的な業務であることが多く、自分がプレーヤーとして仕事をぶん回したいタイプの私には不満でした。プレーヤータイプの人は、駐在員側になるか、現地企業に行くなど、現地採用以外のポジションを狙うべきだと思いました。
また、日本で行われる冠婚葬祭に参加しにくい、日本の食品や書籍が思うように手に入らない、好きな習い事ができない、といったことはありましたが、私にとっては些細なことでした。周りには、このことで大きく苦しんでいる人もいましたので、人によるのだと思います。
それから、海外の現地文化に興味関心のある人は、日系企業に入り浸っているだけでは物足りなく感じます。週末に上司が飲み会に誘って来たり、日本社会そのままです。
海外で就職を考えている方にアドバイスをお願いします
「海外で働きたい」という言葉が私は大嫌いです。なぜなら日本以外の約190カ国が全て「海外」であり、とてもぼんやりとした言葉だからです。本当に強い意志があるのなら、「あの国で働きたい。なぜなら・・・」「国は問わないからこの業種で働きたい。なぜなら・・・」といった、より解像度の高い意志をもっていきましょう。そうすると、道の探し方も見えて来ます。
また、昨今「学校の英語教育は無駄」のような逆張りの言説が飛び交っていますが、英語の勉強を舐めない方がいいです。義務教育程度の基礎もないまま海外に飛び込んでも、苦労するのは自分自身です。斜に構えずしっかり勉強して来てください。
外資系企業、海外就職、グローバル企業に強い転職エージェント
「外資系企業」「海外勤務がある企業」へ転職したい方の中には、どのようなステップで応募すればいいのか悩まれる方も多いと思います。直接、会社のオフィシャルサイトで採用情報を記載されている企業もたくさんありますが、外資系企業や海外勤務のあるグローバル企業へ転職される方の大半は、「転職エージェント」を利用して転職される方がほとんどです。外資系企業・海外勤務のある企業へ転職する際には、それに特化した転職エージェントがあります。
【PR】海外求人・海外勤務案件をチェック
上記のエージェントは外資系・海外就職・グローバル案件の転職案件に強く、サポートもしっかりあるので、今後、「外資系企業」を目指す方は、登録しておさえておきたい転職エージェントになります。できる限り、1社に限定してしまわずに、2〜3社に登録をしてセカンドオピニオンを持たれることをおすすめいたします。
Web面談可能、20代〜50代の外資系&グローバル転職のエンワールド
エンワールドは、多国籍企業と国際的な視点を持つグローバルな人材をつなぐ、日本でトップクラスの外資系・グローバル転職の人材紹介会社です。
現在は海外求人の取り扱いはないようですが、国内の有名外資系企業や日系グローバル企業の案件を保有しているので、将来的に海外勤務できる可能性があります。
Web面談も可能で、相談は全て無料。20代〜50代の転職支援を積極的に行なっているので、転職初心者からハイクラス案件を求めている方におすすめです。
20代・30代の転職・グローバル・海外就職に強いランスタッド
ランスタッドは、1960年にオランダで創業された世界最大級の総合人材サービス会社です。世界39の国と地域に4,700以上の拠点を持ち、50年以上にわたり培ったノウハウと信頼のある転職エージェントです。
日本国内に136拠点あり、20代〜30代第二新卒の転職サポートに実績があります。グローバル企業、海外勤務、外資系企業の取り扱いも多数。相談は全て無料。ハイキャリアだけでなく、年収400万円〜の求人も多数。エージェント登録前に履歴書や職務経歴書などを用意して、エージェント登録後は履歴書の登録をすることで、迅速に案件を紹介してもらえるようにしておきましょう。
非公開求人数・成功実績No.1のリクルートエージェント
リクルートエージェントは、非公開求人数は業界最大級の約10万件。求人の90%は非公開求人 · 転職成功実績No.1 · 年収1000万以上の求人、外資系企業・海外就職・グローバル企業の案件も多数。
日本最大級の求人件数を誇る転職エージェントなので、まずは登録しておきたい転職エージェントです。相談は全て無料。
外資系・日系グローバル企業での英語を活かした転職ならロバート・ウォルターズ
ロバート・ウォルターズは、日本では「グローバル人材」に特化した人材紹介会社。 「英語を活かせる求人」だけを紹介しており、コンサルタントは全員バイリンガルで、満足度93%を誇り、外資系ならではのスピード感をもって選考を進めることができます。
求人は公開求人だけでなく、外資系高収入非公開求人も数千件扱っており、面接アドバイスや履歴書の添削を各コンサルも行います。相談は全て無料。
年収800万円以上のエグゼクティブ求人に強いリクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウト は、年収800万円以上の求人、エグゼクティブ求人・グローバル企業・外資系企業のハイクラス求人が豊富に揃うリクルートが運営するハイクラスの転職エージェントです。
求人は非公開のものが多く会員登録することで、専門のヘッドハンターからスカウトを受け取ることができます。基準として直近の年収650万円以上の方に限定されるため、敷居が高いのが特徴。相談は全て無料。
外資系アパレル・ラグジュアリーブランド求人に強いクリーデンス
クリーデンス は「DODA」が運営しているファッション専門の転職エージェント。外資アパレルブランドやラグジュアリーブランドに特化した案件も強いので、外資系のファッション業界を目指す方にはおすすめの転職エージェントです。
担当コンサルタントと企業ごとに合わせた面接サポートもあるので、外資ブランドを初めて目指す転職者にとって手厚いサポートです。相談は全て無料。