海外就職を考えられている方にとって、すでに海外就職・海外移住された方の体験談は非常に貴重なものです。今回は、中国・北京の日系企業の駐在員採用として、海外就職された経験のある40代男性(営業)の方に、海外就職体験談を語っていただきました。
- 「エンワールド・ジャパン」(国内の外資系・グローバル案件多数)
- 「ランスタッド」(非公開求人も多数)
- 「リクルートエージェント」 (未経験OK・非公開案件多数)
海外に渡航するまでの日本においての経歴(仕事、経験、学歴など)を教えてください
大学で第二外国語を中国語選択していたのと、社会人になってからも週末に家庭教師をつけていたので、日常会話くらいの中国語は身に着けていました。
会社も中国進出している大手企業ばかりを受け、中国でビジネス拡大に貢献したいとアピールし、内定をいただきました。入社後は中国へ行ける最短ルートであると判断し、営業職を希望し3年間営業マシーンと化しました。4年目に海外プロジェクト公募があり、得意の中国語と営業経験を活かしたいと応募し、26歳の若さで選抜されました。
なぜ海外で働いてみたいと思いましたか?
入社前から経済発展著しい中国での生活、中国ビジネスに憧れていたので、就職活動時に中国に進出している企業を調べてエントリーしました。面接でもそれをアピールし内定を勝ち取り、入社後も中国ビジネスに参画したいとアピールし続け、海外プロジェクトメンバーの公募にエントリーし、最年少メンバーとして選ばれました。
正直、これで選ばれなければ転職も辞さない覚悟でしたし、インターネットで中国各都市について、生活水準などを調べたり、日本にいる中国人にインタビューするなど、積極的に情報収集をしていました。
海外での業務(業種・職種・仕事内容)と給与面や福利厚生などの満足度について教えて下さい。
仕事内容については責任ある仕事を任され大変やりがいを感じていました。一通りの研修を終えると、26歳にして営業部門のリーダーになり、いきなり100人の部下を持つことになりました。プレッシャーもありましたが、若くしてプレイングマネジャーとして働けたこと、大変貴重なキャリア形成となりました。
給与面も海外手当が加算され、日本にいた時の倍の手取り、住居も会社負担で手配いただけましたし、
物価も安かったので6年間で相当貯金もできました。
どのようなビザで滞在していましたか?
就労ビザです。当時は日本でマルチ(M)ビザを取得し、期間内に現地で就労(Z)ビザに切り替える方法でした。コロナを境にビザ申請のプロセスが変わり、取得に相当の時間と手間を要すると聞きましたが、当初は外国人ウェルカムモードだったため、知り合いの駐在員の中には、15日間のノービザ滞在中にビザ申請し、就労ビザを取得した方もいらっしゃいました。
海外で働いたメリットは?
日本では味わえないダイナミックな市場の変化と、責任のより大きなプロジェクトを任されることでしょうか。駐在の場合、3年から5年の期間と決まっている方が大半でしたが、私は6年にわたり中国市場を開拓する営業責任者を任されました。
帰国後はマネージャーから再度マネジメントされる立場になり、やりがいを失った浦島太郎のようになってしまい転職。帰国後半年で転職できたのも、海外でのキャリアとそこで磨いた語学力と経営視点を高く評価されたからだと考えます。
海外で働いたデメリットは?
慣れない異文化の環境下で、日々見えないストレスと闘っていることで気疲れするのがデメリットです。
日本の商習慣(挨拶、朝礼、報連相など)が全く浸透していないため、日系企業でありながら現地の人と働き、共に行動するのはそれなりのストレスがかかります。
ある程度言葉がわかってきても考え方や育ってきた背景が違う異文化コミュニケーションは、常に意識していないと大きな失敗をし、職場で肩身の狭い思いをすることになります。
海外で就職を考えている方にアドバイスをお願いします
言葉だけできても異文化コミュニケーションができないと本当に腹を割って話をすることができませんし、相手にされることすらないケースもあります。そのため、職場で肩身の狭い思いをし、結果メンタルをやられて帰国せざるをえない、なんて方も数多くいます。
海外だからと肩ひじを張りすぎる必要はありませんが、現地のスタッフや取引先はあなたの一挙手一投足を見ています。その意識があれば、あなたの能力を最大限に発揮できるはずです
外資系企業、海外就職、グローバル企業に強い転職エージェント
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