海外就職を考えられている方にとって、すでに海外就職・海外移住された方の体験談は非常に貴重なものです。今回は、ドイツにある現地企業の現地採用で海外就職された経験のある30代女性(レストラン勤務)の方に、海外就職体験談を語っていただきました。
- 「エンワールド・ジャパン」(国内の外資系・グローバル案件多数)
- 「ランスタッド」(非公開求人も多数)
- 「リクルートエージェント」 (未経験OK・非公開案件多数)
海外に渡航するまでの日本においての経歴(仕事、経験、学歴など)
ジュエリー系の専門学校卒業後、腕時計関係の会社で5年間正社員として勤務しました。ドイツへ興味を持ったのも、仕事が関係しています。渡航の1年前に1級時計修理技能士という国家資格に合格しました。これがあれば1年間ワーホリでドイツへ行きキャリアに穴が空いても、日本に戻ってきたら再就職が可能だろうという安心感が得られたので、ドイツ行きを決心しました。
結果的にはドイツで時計関係の仕事はしていませんが、常に日本に戻ってきた際の保険になるような経歴は今も意識しています。
なぜ海外で働いてみたいと思いましたか?
より広い視野を持ちたいと思い、海外で長期で生活したいと考えていました。日本でも初級ドイツ語は勉強しており、到着後すぐに契約していた語学学校に通いました。3ヶ月くらい経つと、聞き取り能力がかなり上がったのを感じたためアルバイトを探し始めました。
Mix Bなどのサイトに現地の日系企業の求人が出ているので、そこから応募しました。現地の日本食レストランのサービスで雇ってもらうことができました。そこでの経験から、他の飲食店でも即戦力として働けるようになりました。
海外での業務と給与面や福利厚生などの満足度について
最初はワーキングホリデービザで渡航しました。現地の日系レストランで働き始めました。給与は2014年当時の最低賃金レベルでしたが、チップがあったため現地収入だけで生活することは可能でした。
その後、いくつかのアルバイトを経験したのちに2017年より日系レストランで正社員として勤務しています。給与面は満足できます。チップがあるので、その他のチップがない業種よりも手取りが多いのではと思います。オフィスワークではないので有給が取りづらい面はありますが、それは会社が改善しようと努力しています。
どのようなビザで滞在していましたか?ビザ取得の経緯や難易度
ワーホリから学生準備ビザを取得。その後、就労ビザへ変更しました。当初はドイツで大学進学を目指していましたが、書類が揃わずに断念し就職した形です。就労ビザの取得はさまざまな条件があるので一概には言えない部分がありますが、難易度は中から上だと思います。額面の収入が十分にあるかが審査基準の一つです。契約書にある収入が低すぎると、十分な生活費が稼げないとみなされてビザがおりません。
また、大卒者の場合は大学で学んだ分野と関係がある職種だとビザがおりやすい傾向があります。それ以外の職種ですと、日本人である必要性が認められる日系レストランや日系企業はビザがおりやすいです。逆に英語が堪能だからと、ドイツ料理のレストランの仕事で就労ビザを申請しても、日本人である必要性がない、ドイツ人の求人を奪っていると判断されてビザはおりません。
海外で働いたメリットは?
英語やドイツ語を日常的に話します。語学力が向上しました。色々な国籍の人と接するので、視野が広がったと思います。給与は日本よりも上がりました。サービス残業は私が経験した限りではありません。女性でも管理職に就くチャンスが日本よりも多いです。日本は女性のチャンスが少なすぎると思います。
フルタイムの仕事をしながら、日本の大学の通信教育学部に入学し、大学を卒業しました。日本にいた頃の自分の環境では難しかったと思います。
海外で働いたデメリットは?
一時帰国の際の飛行機代は、やむを得ないとはいえ高いなと思います。日本の家族や友人には定期的に会いたいので、海外在住者として必須のコストと感じます。普通のドイツ人は有給は旅行などに使いますが、日本人移住者は一時帰国に有給を使うことが多いです。
コロナの時期は日本に帰れず、3年ほど家族や友達に会えませんでした。私の職種での現地でのキャリアは、帰国した場合に日本国内で評価されにくいのではと感じます。また、ドイツ語はできるようになったものの、日本国内でのドイツ語の需要が低いので仕事に直結しないと感じています。
海外で就職を考えている方にアドバイスをお願いします
海外に出たいのであれば、積極的に出て欲しいです!失敗することもあるかと思いますが、日本にいるだけではできない経験ができます。行ってしまえば、ほとんどのことはどうにかなります。ビザは非常に重要で、ビザの更新で行き詰まり日本へ帰らざるを得ないかった人を何人も知っています。
現地で生活をし始めると、ビザの重要性を認識しなくなってしまう人が時々います。ビザのことをしっかりと調べ、現地にいる日本人から情報を集め、戦略的にビザを取ることが現地で基盤を作る一番大事なことだと思います。日本語を喋りたくないからと、現地の日本人コミュニティから距離を取る方が時々いますが、ビザの情報に関しては日本人コミュニティを頼るのが一番簡単です。
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