転職エージェントやLinkedinを活用し、念願のフィンランドの現地企業に就職(30代女性・事務)

海外就職を考えられている方にとって、すでに海外就職・海外移住された方の体験談は非常に貴重なものです。今回は、フィンランドにある 現地企業の現地採用で海外就職された経験のある30代女性(事務)の方に、海外就職体験談を語っていただきました。

※この記事はプロモーションを含みます。




海外に渡航するまでの日本においての経歴(仕事、経験、学歴など)

高校時に1年の交換留学をしました。その後、現地の大学に入学をし卒業後現地の会社に就職しました。現地の大学を受験するために、ビザなしで滞在できる期間長期滞在をし、言語の習得に努めたり情報収集を行いました。

大学卒業後、現地の会社に3年間勤務した後、転職活動を開始しました。学歴重視の社会のため畑違いの分野を受け入れてくれる企業は少なく、そのためアラサーで再度大学に入り直し3年で卒業し、その後転職活動をしました。

なぜ海外で働いてみたいと思いましたか?

幼少期から海外への憧れがあり、短期ではなく長期で住んでみたいと思っていました。高校留学をきっかけに、海外の大学で勉強することを決意し大学生活のなかであまりにも日本と環境が違うので、日本で就職するのは無理だと諦め、こちらで就職することを決意しました。

一回目の就職は専門職だったのでインターンを経験した会社に空きがでたので、そのまま雇ってもらう形になりました。2回目の就職活動の際は、とにかく海外の転職エージェントへの登録、Linkedinの活用、就職フェアへの参加等を行いました。

日本のように新卒が一斉に就職活動するという文化ではないため、経験が無い人の募集がそもそも少ないです。求人の募集がない会社にも直接メールを送ったり積極的に企業に働きかけました。

海外での業務と給与面や福利厚生などの満足度について

転職前の職種は福祉業界、発達障害者への支援ケアセンター。平日勤務、早朝シフト有の7.5時間労働。新卒の給与大学卒で€2300、手取り€1900でした。満足度は給与の低さからあまりなかったです。福利厚生は会社提携の病院があること、有給が2年目からとれることです。ボーナスなしです。

転職後はBtoB企業での事務の仕事をしています。給与は新卒€3400、手取り€2700です。仕事の満足度は100%です。福利厚生は会社に医務室があること、有給が2年目からとれること。ボーナスは会社の業績が良ければ1年に1回あることです。

どのようなビザで滞在していましたか?ビザ取得の経緯や難易度

当時の現状ですので、今と現状が違うということを念頭に置いてください。まずは学生ビザから就活ビザに切り替えを行い、就職後は就労ビザに切り替えました。

就労ビザは5年めまでは毎年1年の更新が必要です。更新のために会社に記入してもらう書類も必要です、そして更新は全て移民局にて手続きを行う必要があります。スムーズな手続きのためにネットで事前に書類を記入することができるので、時間の予約と事前記入をおすすめします。



海外で働いたメリットは?

今現在も海外で働いているのですが、現地採用なので特別な待遇は特にありません。日本社会と比べると上下関係がないということと、新卒であっても自発的に何にでも取り組むことが期待されていると感じました。

会社にもよるので一概に言えませんが、今の会社は特にダイバーシティ教育が進んでおり人種差別を受けることもないですし、女性だからこうだということもなく、たくさんの女性が役職についていることです。生活のなかで色々な価値観の人や国の人と関わりができ日本では気づくことのなかったことに気づけることができたということです。

海外で働いたデメリットは?

こちらに滞在し10年を迎えるのですが、いまだに言葉の壁につまずくことがあります。生活習慣や会社でのカルチャーショックは特に感じたことはないです。海外に住んでいることで物理的に日本と離れているのがデメリットと言えます。

両親、親戚、友達と気軽に会うことができなかったり、会社の有給を日本の帰国に使うことがあるので、海外にすんでも他の国に思っていたよりいけないことがあります。また、日本の渡航費用も高く思ったよりも貯金ができないことです。

海外で就職を考えている方にアドバイスをお願いします

言葉は目的ではなくツールなので、非英語圏、英語圏にかかわらず英語を勉強すること。そして、非英語圏は現地の言葉も喋れた方が採用に繋がりやすいと感じました。特に海外で長期滞在をしたことがない方は、実際の生活がどういうことなのかというリサーチをすることをおすすめします。

SNSにある情報はキラキラとした表面的なことを発信しているので、現実とのギャップに戸惑うかたもたくさんいると思います。国によって履歴書の作成の方法がまったく違うことがあるので、現地の方が発信している情報も調べると良いです。例えば、アメリカでは履歴書に写真を入れると書類審査が通りません。その理由としては、会社が人種差別による訴訟問題をなるべく減らすためです。

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