北欧のリトアニアと言えば、中世のしっとりとした趣のある街並みと美味しいビールが連想されます。世界遺産に指定されている首都・ヴィリニュスの旧市街を歩くと、まるで名作映画のスクリーンの中にいるような穏やかで、優しい雰囲気に包まれます。ここでは、リトアニアで働く際にあたって、知っておくと助かる就労ビザや就職事情と求人などについてご紹介致します。
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リトアニアで働くには?リトアニアの就労ビザについて
有効な日本国籍のパスポートを擁し、リトアニアに「観光」「商用」「外交・公用」目的で入国する場合、ビザなしで、180日間で合計90日間の滞在が可能です。
また、リトアニアに就労目的で滞在するには、就労ビザと一時滞在許可を取得するように、義務付けられています。なお、2019(平成31)年4月から日本とリトアニアの二国間で、ワーキングホリデービザが発行されることになりました。
リトアニアの就労ビザの種類や期間について
リトアニアは小さな会社や個人事業主レベルのビジネスでもビザが下りやすいと言われていますが、詳細は東京都港区元麻布にある、駐日リトアニア共和国大使館に尋ねてみてください。永住権取得もそれほど難しくなさそうで、就労ビザを合わせて以下、ご説明致します。
就労許可証
リトアニアの就労ビザに該当する就労許可証の有効期限は最長2年以内で更新可能です。なお、リトアニア滞在期間をカバーする海外旅行傷害保険(海外駐在保険も可)の加入が必要で、保険証券を所持していない場合は入国を拒否されることがあります。
一時滞在許可証
90日以上リトアニアに滞在する場合、内務省イミグレーション・オフィス(移民局)にて一時滞在許可証の取得が義務付けられています。更新可能で、就労者は就労許可証の取得・更新を済ませた後に、一時滞在許可証の取得・更新手続きを行うと言った、一連の流れになります。
永住許可証
一時滞在許可証を取得後、継続して5年間滞在し、リトアニア国内にて合法的な収入源を有する場合、永住許可を申請できます。永住許可証を得ることで就労許可は不要となり、自由な就労が可能となるので、うれしいです。また、リトアニア人の配偶者がいる場合、2年以上の継続居住期間を経ると申請資格が得られるので、お見逃しなく。
リトアニアの就労ビザの申請について
リトアニアの就労ビザの申請は、社会福祉・労働省労働局で行います。
- パスポートと写真
- 海外旅行傷害保険の保険証券
- 渡航証明(犯罪経歴証明書)
の提出が求められます。また、最終学歴証明書や履歴書(職務経歴書)も申請に必要と思われますので、リトアニア語や英語などどの言語で準備した方がいいのか、詳細は転職エージェントや就業先のスタッフに尋ねてみてください。
リトアニアの就労ビザの申請の難易度
リトアニアの就労ビザの申請の難易度が高いとは聞きませんが、何よりも情報やコネなしで、現地採用の仕事を見つけるのは、容易ではありません。ワーキングホリデーで働きながら語学をブラッシュアップし、情報を集めるのも一つの方法ですが、何せそれ相応の資金が必要です。日本にいる間にリトアニアの仕事を予め目星をつけている方が、好ましいと言えます。
リトアニアの就労ビザの申請に必要な語学力
リトアニアの就労ビザの申請に必要な語学力の定めがあると、今まで耳にしたことは一度もありません。リトアニアの公用語はリトアニア語ですが、ロシア語を話すことが出来る人が8割以上、そのほか英語が24%とドイツ語話者が11.6%です。
日本から駐在員としてリトアニアの現地に赴任する場合、仕事では一般的に英語を使うことになりそうです。ただ、現地採用の場合は、リトアニア語・英語・ロシア語・ドイツ語のどの言語が求められるかは、就業先によって異なるので、事前に確認をしておいてください。
リトアニアの就職事情と求人について
外務省のホームページによると、リトアニアの在留邦人数は、82名と紹介されています。外務省は、日本の子女向けの小中学校で、アメリカン・インターナショナル・スクール・オブ・ビリニュスとエコール・フランセーズ・ドゥ・ビリニュスを紹介しています。
日系企業進出数は16社程度、日立製作所および関連子会社に住友商事関連子会社のバルテム、コニカ・ミノルタなどが進出しています。
日本におけるリトアニア系企業
リトアニアと日本のビジネスでの結び付きは、主にIT関連産業と旅行やビールをはじめとした飲食業になります。2018(平成30)年7月より、リトアニアで生産されたビールが、日本で輸入販売されるようになりました。
現在では、ネットで気軽にリトアニアのビールを買うことができるので、機会があれば、試してみてください。
リトアニアのビールメーカー
2018(平成30)年に、リトアニアで生産されたビールがはじめて日本で公開され、注目を集めました。Sakiškių alus-mikrobravorasとGenys Brewing Companyは現在国内外で注目を浴びているブリュワーであり、リトアニア国内人気トップ3を独占しています。また、リトアニア出身東京在住のリトアニア料理研究家の女性、ユルガ・ヴァルプシアンスキエネは各種イベントで、日本では珍しいリトアニア料理の魅力を来場者に伝えています。
Syno International
リトアニアにヘッドオフィスを置くSyno Internationalは、世界各国の様々なデータ収集に特化した、ITソリューションを提供している会社です。日本支社のSyno Japan株式会社は、独自のプラットフォームを開発し、スウェーデンのCint社とも業務提携を図っています。
株式会社 フィンコーポレーション
東京都港区芝にオフィスを構える株式会社 フィンコーポレーションは、北欧のツアーをメインに取り扱っています。スウェーデンやフィランドと言った日本人女性に人気の北欧ツアーに加え、現在注目を集めているリトアニアの観光ツアーも催行しているので、お見逃しなく。
リトアニアの現地採用
ワンルームで2020(令和2)年8月19日のレート換算では、日本円にして3万円前後でアパートメントを借りることが出来るのがリトアニアの一般的な住居環境です。
首都ヴィリニュスには、日本食レストランがあるもものリトアニア料理も日本人の口に合うと言われているので、安心です。ここでは、リトアニアの現地採用について、以下ご紹介致します。
日本語教師
リトアニアのヴィリニュス市やカウナス市の各国立大学で、主に第二外国語などで、日本語を習う学生が増加の傾向になります。リトアニアでの日本語教師の求人はあまり見かけないので、情報集めやマメに求人サイトをチェックしてみてください。
また、教え方が間接法になるので、基本的なリトアニア語の語学力を求められることがあります。給料もそれほど望めませんが、やり甲斐はあり、リトアニアの生活自体はしやそうです。
日本食レストラン
首都ヴィリニュスでは、日本食レストランが少なくありません。一般的にホールスタッフの仕事は、ワーキングホリデー向きと言えるかもしれませんが、詳細はオーナーとやり取りをしてみてください。和食の調理人やマネジャークラスの実務経験があれば、現地採用も可能な場合があり、待遇も優遇されることもあります。
リトアニアの駐在員求人
リトアニアで働くには、現地採用よりもワーキングホリデーの活用か、駐在員として現地に赴任するのが現実的です。現地に進出している企業は有名処が多く、ほんとの場合が住居の家賃補助があると言って良さそうです。海外駐在員として働くには、エストニアも諸外国同様、転職サイトや転職エージェントの活用が最も効果的です。
電気機器メーカー
ワイヤーハーネスでは世界首位、タコグラフにタクシーメーターと中・小型空調機器は日本首位である矢崎総業がリトアニアに生産拠点を構えています。コニカ・ミノルタは、複合機(MFP)と印刷用機器の販売を現地で、手掛けています。
光学機器・電子機器メーカー
医療用の光学機器や顕微鏡分野では世界最大手となっているオリンパスもリトアニアに進出していて、世界的にも知名度が高い会社が多いのも大きな特徴に挙げられます。リトアニアでは医療用、工業用内視鏡除く国内市場における全分野の製品の販売を行っています。
空気圧制御機器メーカー
工場の自動化設備の空圧制御機器で世界首位を誇るSMCは、世界中の81カ国に400以上の営業拠点を構えています。リトアニア現地法人のSMCリトアニアは、SMCスウェーデンの子会社として、2005(平成17)年に設立されました。製造業の機械メンテナンス用としてSMC機器を供給すると同時に、空気圧機器による装置の自動化・省力化を推奨し、セールスネットワークもリトアニア国内において、展開しています。
最後に
リトアニアに進出している日系企業は16社ほどしかなく、日本人自体もそれほど多く住んでいません。お肉料理やスイーツ、ビールが美味しいと言われ、食の面でのストレスを感じることがなさそうです。
ICT産業の成長が著しくみられ、今後は今以上に求人が見込めると予測されます。また、物価も安いので、ヴィリニュスやクライぺダのように風情のある町で、中長期滞在するのも悪くなさそうです。
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