海外就職を考えられている方にとって、すでに海外就職・海外移住された方の体験談は非常に貴重なものです。今回は、アメリカにある現地企業の現地採用で海外就職された経験のある30代女性(旅行会社法人営業)の方に、海外就職体験談を語っていただきました。
- 「エンワールド・ジャパン」(国内の外資系・グローバル案件多数)
- 「ランスタッド」(非公開求人も多数)
- 「リクルートエージェント」 (未経験OK・非公開案件多数)
海外に渡航するまでの日本においての経歴(仕事、経験、学歴など)
高校卒業後、海外という視点から日本を見てみたいという思いからカナダのトロントに語学留学しました。その中で、自分と同じ年齢の人が自国の経済や、良い点、政治などに関して自分の考えを述べていることに衝撃を受け、もっと海外から日本の良さや様々な国々の人たちとのコミュニケーションの輪を広げたいとアメリカの大学に入学しました。
アメリカの大学では、Hospotality Managementを学び、卒業後、そのまま現地の旅行会社に入社し、VISAが切れるまで働いておりました。
なぜ海外で働いてみたいと思いましたか?
ずっと海外で生活するということは考えておらず、日本へ帰国すること含め考えておりました。帰国後のことを考え英語を使ったビジネス経験が欲しかったからという点、クライアントや同僚が様々な人種であることで組織力や人材、接客方法、対応方法にどのような違いがあるのか興味がありました。
今後、グルーバルな環境が必要になった際に生かせるのではないかという点、また、日本へ旅行する海外の人たちに日本の文化や良い点を伝えられる機会を持ちたいという点から海外で働いてみたいと思いました。
海外での業務と給与面や福利厚生などの満足度について
旅行会社にて、法人営業やカウンターセールス(旅行の手配)をしておりました。海外の人たちが日本に旅行する際のプランニングや手配、駐在員の方の出張やバケーションのプランニングに主に従事しておりました。
給与面は日本の旅行会社よりも圧倒的に高かったですが(新卒で600万ほど)、福利厚生面は特に特別なものはなく、保険があったぐらいです。最近は日本でも福利厚生が充実していない会社もありますが、日本ほど福利厚生面は充実はしていないことが多いと思います。
どのようなビザで滞在していましたか?ビザ取得の経緯や難易度
大学時代はF-1ビザ、働き始めたときからH-1Bビザです。F-1ビザは特に大きな出費や難易度は高くありませんでした。H-1Bビザは弁護士費用が高く、ビザを取得するだけで50万ほどの出費がありました。
難易度は私は高くありませんでしたが、当時、東京より大阪の方がビザ取得しやすい(職員の対応や質問の難易度などから)との話から大阪で取得しました。
海外で働いたメリットは?
海外現地採用のため、駐在員と比べると待遇面では低いです。当時駐在員の給与の半分以下でした。当時の待遇面では低い状況でしたが、現地採用で就労し、帰国後の仕事では選択肢が広がりますし、元々の給与水準が高かったことで、待遇面においても海外就労経験があることで良いと思っています。
私は海外での経験から日本の良さ、日本人としてという思いが強くなり、日本が更に好きになりました。また、英語圏だったため、街中で困っている人がいると、助けることができ、そこからの輪も広げることができています。
海外で働いたデメリットは?
私は新卒から海外だったため、日本帰国後の会社選びに苦労しました。日系企業の文化とのミスマッチが転職活動中にひしひしと感じられ、例えば、年功序列や縦割り、上司には必ず呼称を間違えずにつける(部長、課長など)など気を遣う面が多い印象でした。
転職活動の軸として比較的自由な風土である会社を選びましたが、入社後に例えば、メールの書き方、電話対応の仕方、クライアント先との付き合い方などやはり日本独特の文化もあり日本でのビジネスパーソンとしての基礎を再度学びなおしました。
海外で就職を考えている方にアドバイスをお願いします
どこで働くかではなく、海外で働くことで何を得たいのか、何のために海外で働きたいのかということがないと、海外での生活、働くということは大変であるため、数ヶ月で帰国する方も見てきました。
海外での就労経験が帰国後に必ず生かせるのかということは、現状日系企業では生かせない場合もあります。そういうこともあるということを考えながら、海外で働くことで何を得たいのか、どのように成長したいのか考えてみてください。直接経験が生かせなくても、マインドなど何かしら生かせることがあると思っています。
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