海外就職で大失敗!?海外就職経験者10人が語る海外での失敗談とは?

海外就職を目指す方の中には、海外で実際に働く事になると、どのような事に気をつければよいのか気になったりするものです。仕事内容もそうですが、言葉や文化、宗教や考え方などの違いから思わぬ失敗を招くこともあります。

今回は海外で働いた経験のある海外就職経験者10名に、海外就職における失敗談を語っていただきました。



マレーシアならではの宗教の違いによる失敗談

  • 日本語教師(女性・30代)
  • 働いていた国:マレーシア
  • 現地での語学スキル:必須

語学的な問題よりも、マレーシアならではの宗教関連の失敗談です。マレーシアは多民族国家です。中華系、インド系、イスラム系が一緒に生活しています。特にイスラム教徒はご存知のように豚を食べてはいけない習慣があります。

これは宗教的なルールで、破れば体を清めたり色々と大変な後処理があるようです。また、豚肉だけでなくラード、酒類の摂取も厳禁とされています。日本語教師であった私は、一時帰国の際にみんなに配るお土産を買ったのですが、そのお土産には乳化剤が含まれていたのです。当時乳化剤が含まれていれば、ノンハラル(許されない食べ物)とされ、ムスリムは食べられません。

そんな乳化剤入りのお土産を買ってしまってから、イスラム系の学生たちだけ食べられないと知ったのです。クラス内で配ることができず、勿体無い失敗をしました。

残業についての考え方の違いによる失敗談

  • 営業(男性・30代)
  • 働いていた国:アメリカ
  • 現地での語学スキル:必須

私は5年前に米国で営業活動を行う為、米国で働いていた経験があります。この時に関しましては、米人と仕事をする事になったのです。この時に失敗してしまった経験があります。

その内容につきましては、米国の習慣が原因だったのです。私は米人と営業活動に出かけたのですが、その時に関しましては勤務時間を超えてしまう営業であり、その時に一緒に営業に出かけていた米人が勤務時間が終了していたので、帰宅しますと言ってきたのです。

契約上では必要があれば残業をさせる契約となっていたので、安心していたのですが、その米人は家族に不幸があったと言って帰宅してしまったのです。当然私は語学が苦手であったのでその日の営業は仕事が取れなくて失敗してしまったのです。

言葉の間違いによる失敗談

  • エンジニア(男性・40代)
  • 働いていた国:ドイツ
  • 現地での語学スキル:できれば尚良し

ある日、会社のパーティーがあり、同僚とテーブルを囲んでいました。私はみんなで飲んでいる写真を撮りたくなり、携帯を構えて「フラッシュ焚いてもいい?」と聞くつもりで、Can I flash?と同僚に聞きました。

そうすると、皆、笑い出し、「どうぞどうぞ」「なんでやらないんだ」などと口々に言いだしました。実はFlashという言葉には、「脱ぐ」という動詞の意味があります。パーティー中に突然「脱いでいい?」って聞かれたら、それは笑いますよね、というか笑うしかないかも。

英語がまだ未熟だったための失敗でした。いまだにパーティーや飲みにいったとき、知っている人がいると、「今日は脱がないの?」なんてからかわれます。



注文の多いお客様に嫌われてしまうと指名を外される・・・

  • セラピスト(女性・ 30代)
  • 働いていた国:オーストラリア
  • 現地での語学スキル:必須

アロマセラピストになるためにオーストラリアのメルボルンに留学していた時のことです。地元にある日本人が経営しているリメディアルマッサージ店でアルバイトをしました。そのお店でセラピストとして働いていたのは5人くらいの女性で、みんな私のように日本人で現地の学校の留学していた人たちでした。

職場の雰囲気はとても明るく、人間関係も良かったのですが、一番困惑したのは日本でのアロマセラピーとは異なってお客様の要求の多いことです。日本人のように黙ってコースの施術を受けるお客様はほぼ皆無で、みんな「ああだ、こうだ」と意見をされて気にくわないと他のセラピストを指名されてしまうほどでした。

オーストラリア人は日本人とは異なって、みんな意見をズバズバ言ってきます。「ここが痛い、もっと押してくれ」など日常茶飯事でした。おかげさまでとても疲れましたが、またそのぶん気に入ったお客様は自分をなんどもリピートして指名してくださったので、とても貴重な経験をすることができました。

言葉の未熟さによる失敗談

  • 飲食店勤務(女性・ 20代)
  • 働いていた国:台湾
  • 現地での語学スキル:必須

私は台湾に行ったばかりで言語の中国語は少しできる程度で台湾の飲食店で働いた経験があります。私は会話はできるものの料理の名前がなかなか覚えられないことに悩んでいました。

そのお店は注文を受けたあと、パソコンに打ち込みオーダーを受けるという方法でしたが、料理の注文を受けたのはいいものの、なかなかパソコンに打ち込むという作業が上手くできませんでした。

その飲食店の他のスタッフはみんな仕事が早く、なかなか早く打ち込めない私に少しいらいらした様子でした。何事も経験だとは思いますが、ほぼゼロの状態で挑戦すると精神的なストレスも貯まるし、人間関係も良くはならないのかなと思った私の失敗談でした。もっと勉強してから挑戦すればよかったです。

現地の言葉ができず、現地ワーカーから不満爆発

  • IT営業兼エンジニア(男性・ 40代)
  • 働いていた国:タイ・インドネシア・中国
  • 現地での語学スキル:できれば尚良し

現地語の会話ができなかった事です。理解出来ずに現地ワーカー達には大変お手数をお掛けしました。業務データの登録から反映まで理解してもらえなく、最初は身振り手振りで指導しましたが、結果、伝わっておりませんでした。

何が不満で何が欲しいのかわからないのです。コンピュータシステム導入なので現行作業より不便になる点が多々あり、改善してあげられません。さらに自分達がアバウト過ぎていた点があからさまになってしまい、やりずらかった事でしょう。

そんな際に納得頂ける説明が通じないのです。会話レベルの外国語と業務とは全然違いました。常駐3年目になり会話程度なら話が出来るようになりましたが、聞こえてくるのは私の悪口ばかりでした。タイにいたのですが微笑みの裏側には会話が通じないクレームが山積みされていました。



フランスでは英語ではなくフランス語が絶対必須

  • デザイナー(女性・ 20代)
  • 働いていた国:フランス
  • 現地での語学スキル:できれば尚良し

フランスではアルバイトというものがなく、働くのであれば正社員として働くしかありませんでした。なので、仕事内容も日本で言うようなアルバイトやパートみたいな簡単な仕事を見つけるのが難しいです。

結婚してからフランスに行き、家事と仕事の両立が上手く出来ずに失敗したなと思いました。もともとその仕組みを知っていたら、もっと違う形で主婦として生活出来ていたのかなと思います。正社員として働くにはそれなりの専門のスキルも必要となるし、もちろん語学力も必要となります。

フランスで働くのであればフランス語をしっかりと身に付けていないといけませんでした。英語は通じないので、英語が話せても有利になることはありませんでした。

タイではスケジュール通りに進まない!

  • 営業(女性・ 30代)
  • 働いていた国:タイ
  • 現地での語学スキル:できれば尚良し

タイ人は業務時間内に平気で携帯をいじるし、お菓子なども飴ではなくてスナック菓子や果物を平気で食べます。何かをしながら仕事をするというのが普通に受け入れられる文化の国です。

日本人の私としては仕事中にありえないとはじめは驚いていました。ですが、働きだしていくうちに、タイ人にとっての毎日の光景なので受け入れました。あと、タイ人は日本人のようにタイムスケジュール通りにうごいたりはしません。なので、出して欲しい資料などがあればかなり前もって予定を組まなくてはダメでした。

他には、タイは日本より圧倒的に渋滞することが多いです。客先に行くときにはなかなか時間が読むのが難しくお客さんを待たせてしまったりしたこともありました。

同僚に親切にされたら上司にアピール!?

  • ルームアテンダント(女性・ 50代)
  • 働いていた国:サイパン
  • 現地での語学スキル:必須

所属していた部署の95パーセントがフィリピンの人たちでした。彼らは上の人から見た自分の評価をとても気にする人たちで、自分が何か良いこと(他の人の手助けをしたりアドバイスをするなど)をした時は、それを上の人たちに知らせてとにかく褒めて欲しいようでした。

何か良いことをしてもらったら、上司に伝えてくださいねと言う感じです。仕事を始めた頃はよくわからないことだらけだったので色々な人に聞いてまわっていて、みんな親切に教えてくれますが、その度に「このこと○○(上司の名前)に言ってね」とか、その次の日にもちゃんと話したかどうか確認するくらいの徹底ぶりでした。

日本でも同じようなことがあると思いますが、こんなあからさまに頼んだりはしないなと思ってビックリしました。最初は意味がわからなくて上司に報告も何もしなかったのですが、仲良くなった人にさりげなく聞いてわかりました。

私はそういう習慣?があるとは知らなかったのですが一緒に仕事をした人たちにはとてもよくしてもらったので、後から考えると悪いことをしたかなと思いました。



感情を挟まず通訳したことが大失敗!?

  • 通訳(女性・ 50代)
  • 働いていた国:韓国
  • 現地での語学スキル:必須

韓国国内の農協担当者と日本の販売担当者とが、パプリカの栽培、販売において提携を結んで、その間に入って通訳をしていました。

日本ではスーパーにちらし広告を載せないといけないので、販売日と商品到着の日程に常に神経をとがらせていたのですが、韓国では思ったよりもパプリカの成長が遅く指定日に輸出できないことが重なりました。日本側は予定どおりに販売ができないとイライラをつのらせ、韓国側は自分たちに相談もしないで日本での販売日を決めて広告を出したと批判し、通訳としては双方の言ったとおりに通訳しなければいけないという基本姿勢はありましたが、相当間に入って気を使いました。

日本は予定がまず先ですが、韓国では様子を見ながら臨機応変に対応するという部分がかなりあるため、なかなかお互いに理解できない、といった具合でした。最終的には、韓国のビニールハウスが台風の被害をもろに受けて、残念ながら1年でその取引は終わってしまいました。

その後、私は引っ越ししましたが、そのあと通訳に入った方から聞いたところによると、結局取引がうまくいかなかったのは通訳のせいだったと2人で話していたそうです。一生懸命に感情をはさまず通訳したつもりでしたが、第3者として悪者にさせられたような気がして大変残念な思いをしましたが、その時はもっとお互いの国の考え方などを説明しながら調整もできればよかったのかな、と思っています。

失敗を経験しても人間的に成長する海外就職

今回は海外就職経験者10名に海外での体験談を語っていただきました。海外で就職された方なら、誰しも言葉や文化・考え方の違いから失敗した経験があるかと思います。

しかしながら、海外就職では失敗を経験することで仕事でも人間的にも成長します。これから海外で就職してみようと考えている方の中には、不安や失敗を恐れて行動に移せない方もおられると思いますが、海外就職を経験した後は、何事にも変えがたいものが得られます。

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