海外就職を考えられている方にとって、すでに海外就職・海外移住された方の体験談は非常に貴重なものです。今回は、アメリカのワシントンDCに日系企業の現地採用として海外就職された経験のある40代女性(営業事務)の方に、海外就職体験談を語っていただきました。
- 「エンワールド・ジャパン」(国内の外資系・グローバル案件多数)
- 「ランスタッド」(非公開求人も多数)
- 「リクルートエージェント」 (未経験OK・非公開案件多数)
海外に渡航するまでの日本においての経歴(仕事、経験、学歴など)
地方の小中高を出て、東京にある外国語の専門学校へ入学しました。そこは客室乗務員コースから米国留学や英国留学コースなど、様々なコースがあるところで、当方は米国留学コース(1年間)に入学しました。
そこでは、英語、特に英会話の授業はもちろんのこと、アメリカの歴史や文化を学ぶクラス、留学先の大学の単位を得られるクラス(数学など)を受けました。専門学校が提携している米国全土の大学から自分の行きたいところを選び、専門学校で得た単位(約1年分)をそこの大学に移行し、「編入」という形で留学を開始しました。
なぜ海外で働いてみたいと思いましたか?海外で働くためにまず何をはじめましたか?
地方の高校に通っていた際、進学校だったため良い大学に入ることに注力した勉強に退屈していたこともあり、また、英語が得意で海外の映画をよく観ている中で、海外で生活したいと強く思い始めました。さてどこの大学を受けるかという時期になった時、ここで行動しなければと留学を手助けしてくれるサービスや学校などを探し、外国語専門学校の留学コースを目指すことに決めました。
海外での業務(業種・職種・仕事内容)と給与面や福利厚生などの満足度について
文系で卒業したので、特殊なスキルは持っていませんでしたが、まずは事務職から始め、途中でリサーチ業務なども手掛けるようになりました。全て日系の企業での仕事でしたが、日本の給与や福利厚生に比べると、かなり良いと思います。
特に給与は、真面目に働いて(結果が出る職種であれば)結果を出せば、どんどん上がっていきます。現在は営業事務の仕事をしていますが、おそらく日本では外資系や商社などの営業マンなどがもらうレベルの給与をもらっているはずです。
どのようなビザで滞在していましたか?ビザ取得の経緯や難易度は?
当初は留学していたので、学生ビザで滞在していました。学生ビザは、専門学校を通して申請したので、全く難しくありませんでした。大学を卒業後にOPTという1年間どこでも働けるOPTビザという実習ビザを申請しました。これも、留学生が申請すればほぼ自動的に取得できるもので、難しくありませんでした。
1年働いた後にそのまま残りたい場合は、3年間(1度延長が可能で計6年間)の労働ビザが必要になります。これは比較的審査に時間がかかり、手続きも複雑で、雇用者がスポンサーになる必要があるので、難易度が上がります。学歴(専攻)と職種が関連していなければなりません。
海外で働いたメリットは?
給与や待遇が良いことはもちろんですが、それ以上に、実際の働きぶりや能力が認められるという点が一番大きなメリットかと思います。日本で勤務したことはありませんが、年次で自動的に昇格したり異動があったり、女性が年齢で差別・偏見されたり、長時間働いた者が「頑張っている」とみなされたり、ブラックな印象を強く持っています。
アメリカでは、家族との時間を最優先し、有休もしっかり取りますし、取ることで罪悪感を感じたり上からパワハラをされたりということもありません。(もちろん、勝手にどんどん取るのではなく、チームとの調整や上司への相談は必要です)きちんとやるべきことをやれば、勤務時間や勤務場所(リモートワーク)も可能な環境が多いと思います。
海外で働いたデメリットは?
特に思いつきませんが、海外での待遇や仕事のやり方などに慣れてしまうと、永久帰国して再就職したい人には、カルチャーショックが大きいかもしれません。
海外での働き方の方が実践力が付くし効率的な経験を積めますが、日本の社会ならではのエチケットやルールは知らないままの可能性があるので、それがストレスになったり周りへの迷惑となるリスクはあります。ただ、しっかりと働いてしっかりと休む働き方は、日本の他の同僚や友人などにも良い影響を与えられるのではないでしょうか。
海外で就職を考えている方にアドバイスをお願いします
まずはどこで何をしたいのかをしっかり見極めることが大切だと思います。それが分からずに何でも良いから海外で仕事をしてみたいというのは、レストランのウェイターやウェイトレス程度の仕事しか見つからず、必要なビザも取得できないと言うような事態になります。
決して一つの職種に絞る必要はありませんが、自分が何を専門としているのか、専門がないのであれば、何が得意なのか、そこをうまく生かせる仕事を探すにはどうすべきかをリサーチすべきです。
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