年々、海外で働いている人が増えている傾向にありますが、海外就職を目指す方にとっては、海外旅行で感じた海外の魅力や、また日本にはない魅力やメリットを感じて海外で働くことを決断している人も多いのではないでしょうか?
海外での貴重な経験、語学力の向上、友人知人が増えることは、海外で働く上での大きなメリットでしょう。それ以外で、海外で働く様々なメリットや理由について海外勤務経験者10名に語っていただきました。
- 「エンワールド・ジャパン」(国内の外資系・グローバル案件多数)
- 「ランスタッド」(非公開求人も多数)
- 「リクルートエージェント」 (未経験OK・非公開案件多数)
大好きな観光業で観光ガイドとして現地を案内
- 観光業(女性・30代)
- 働いていた国:タイ
- 求められる現地での語学スキル:できれば尚良し
バンコクに何度か観光しているうちに現地の魅力のはまり住み着いてしまいました。生活するために仕事に就く必要があったことから、英語も話せるスキルがあったので現地の旅行会社に勤務し、世界からの観光客への観光案内を行っていました。
会社には日本人2名、タイ人4名、アメリカ人1名の計7名が働いていました。東南アジアの寺や仏像などが好きで、時間がある限り見て回っていました。現在は仕事を通して大好きな寺をずっと回っていられるのが幸せでした。
また、旅行から帰った観光客から手紙やメールをもらったりして、全世界に友人ができたことが本当に良かったです。それらの友人から国に招待されて逆に観光案内してもらったりしています。
日系企業でも多国籍の友人ができて色々な情報が得られた
- 日本食販売員(女性・30代)
- 働いていた国:イギリス
- 求められる現地での語学スキル:できれば尚良し
語学留学目的でイギリスに滞在していたのですが、当然着いたばかりの頃は知り合いが一人もいません。まだ英語もろくに喋れず心細い時に日本食マーケットで働き始めたことで、たくさんの友達ができました。
イギリス滞在のお得な情報をそこでたくさん教えてもらい、その後の生活にとても役に立ちました。日本人ばかりが働くバイトは英語上達に支障をきたすのでやめた方が良いと言う方もいらっしゃいますが、実際は日本の企業の会社でも外国人が働いていることはよくあります。
実際私が働いていた所でも、ヨーロッパ人やアジアの方が働いていて、彼らとは英語での会話になる為、日本語ばかりを話すということもなく、お客様も現地の方がよく来るので、英語を話す機会も私にとってはグンと増え、良かったと思っています。
英語と日本語ができることで特別な仕事ができた
- 一般事務(女性・40代)
- 働いていた国:オーストリア
- 求められる現地での語学スキル:必須
色々な国の人が働いていたので、共通語は英語でした。そのため、英語は必須でしたが、英語のレベルはベーシックレベルで仕事を始めましたが、最終的にビジネス英語をかじるくらいまで、自然にもまれて成長できました。
日本に関係のある会社だったので、日本語がパーフェクトに話せる人は重宝されました。 そのため、臨時の仕事や、特別な仕事も回ってきて、普段できない体験や、臨時収入につながりました。 また、日本では一般事務では任されることのない仕事や、要人との会食など、海外にいることで実現でき、色々な方と話す機会がもてたことは最高の経験でした。
それらの経験を通して自分の知識が増えたと実感しています。 おかげで世界中のどこの国でも働くことができる基盤と度胸がつきました。
語学力の向上以外にも投資などのメリットもあった
- 教師(女性・40代)
- 働いていた国:香港
- 求められる現地での語学スキル:必須
まずは語学力が向上したことです。香港では通常広東語が離されていますが、英語や北京語を使う機会も多く、状況によって切り替え、使い分ける能力が身に付きました。また、留学では身に付かないビジネス表現が身に付くのも利点だと思います。
それから、仕事においても生活面でも交渉力が求められるので、自分の考えや意見、要望を相手に伝えつつ、妥協点を見出すような力がつきました。 「郷に入りては郷に従え」ではないですが、自然と順応性が備わってきます。 その一方で、日本人としてのアイデンティティを意識するようになるので、日本人の長所や優位性を生かすことを考えるようになりました。
またこれは仕事とは関係ないのですが、香港に住み、銀行口座を開くことで日本よりも高い利率で運用したり、投資したりして多少ですがお金を増やすことができました。平均給与はそれほど高いわけではありませんし、社会保障も日本ほどではありませんが、MPF(強制積立金)という厚生年金のような積立制度があり、半分会社負担で毎月給料から天引きされるようになっていました。
退職及び帰国時には払い戻すこともそのまま銀行に預けておくことも可能だったので今も香港の口座に残したままにしています。香港に限らずこのようなメリットがある国はほかにもたくさんあると思います。 海外就職を果たしたことにより、「日本以外にも生きていく選択肢がある」という自信につながったので、日本で絶望している人は一度海外に出てみるのもいいのではないかと思いました。
海外で人の繋がりの大切さに気づくことができた
- 日本語教師(女性・30代)
- 働いていた国:中国
- 求められる現地での語学スキル:必須
正社員ではなかったですが、日本のアルバイト感覚とは全く違っていて、スタートが勝手もわからず、言語、文化の違いもあって大変でした。しかしアルバイトといえどもにすべてのことに努力が必要で、いろいろ自分自身を鍛えられたと思います。
そして、どうしても現地の言葉を話す機会が増えますので、語学の面でスキルが飛躍的に伸びました。 また、交友関係が広まり、色々な人とのつながりを持てます。海外に単身で住んでいるときには本当に人のつながりが大切で、時には助けてもらったり、励ましてもらったりと、末永く続く交友関係も築くことができました。
日本に帰国した後、すべての経験が自身へとつながり、今後の人生のよいアドバンテージになっていると思います。
英語ができることで英語圏への営業を進めることができる
- メディア・音楽レーベルでの営業(男性・30代)
- 働いていた国:アメリカ
- 求められる現地での語学スキル:必須
世界観が広がることがまず第一のメリットだと思います。尚言語が英語であった為、収益や契約等はアメリカ国内のみにならず、英語圏または英語適応の各国・地域であればどことでも営業を進めることができるといった、大きな行動範囲と視野が生まれます。
いろいろな国の市場やスタイル等をビジネスを通して学べることは、どんな学校でも学べることのできない大きな経験に違いありません。 さらに、日本国内で転勤・就職活動を始めるとした場合、「海外での職務経験あり」と書き込めることはかなりのメリットだと思います。
国によってはビザの関係もあるでしょうが、3年ほど海外勤務をこなしていると言う実績は、かなり有利になるのではないでしょうか? 「時間・年月のロス」とお考えの方も多いと思いますが、「できる」「やったことがある」と言えることはかなりの自信に繋がると思います。
自国のアイデンティティについて見識が広がった
- 営業事務(男性・30代)
- 働いていた国:中国
- 求められる現地での語学スキル:できれば尚良し
中国の人材派遣会社で2年間仕事をしていました。最初はだれもが言う通り文化の違いに戸惑うことばかりでしたが、日本人以外の人とで付き合うことで相手国は勿論のこと、日本に対する考え方も大きく変わるきっかけとなりました。
一番印象深い出来事は、2012年に起きた尖閣諸島問題。同時中国で日本が尖閣諸島を国有化したというニュースをしり、中国で怒りを買ってることを知りました。中国人同僚方からもすぐに外出は控えるべきと連絡がはいり他人事ではないなと文字通り肌で感じました。周りの中国人は愛国心を振りかざし日本製品不購買運動をおこしたりと暴動を直接目でみていました。
その行為は自体は「常識範囲外」であることは明らかで、賛同はできませんでしたが、国のためを思って行動する彼らのバイタリティは日本にはないなと感じました。このように海外で働くことは母国の良い面、悪い面を再度見直すきっかけとなり見識が広げるいいチャンスだと思います。
英語を学べる環境で働けて給料ももらえること
- ベビーシッター(女性・20代)
- 働いていた国:オーストラリア
- 求められる現地での語学スキル:必須
現地の人との交流の機会が増えて友人が多くできました。言葉や文化の違いから多くの問題も発生しストレスもあったけど、いろいろな問題を通して自分の視野が広がり、広い考え方ができるようになりました。
日本に帰国してからも同じ業種で働いているので、他の人たちとは違った経験があり、仕事上でもウケはいいです。英語も日常会話には困らなかったですが、話す機会が増えたことで練習ができ、語学学校に行かないでも英語の練習相手を確保できました。
その上、給料ももらえてて英語を学びながら仕事でお金ももらえて経済的には助かりました。仕事のスケジュールも日本に比べて楽だったので自分の時間も確保でき、帰国するまでの間は、気分も体も休めながら働くことができました。
ただし、ベビーシッターの仕事は縁なのでいい家族と出会えれば楽しく仕事ができますが、給料を払わなかったり家政婦のようになんでもやらされたりとすぐに辞めた家もありました。
ドイツと日本の労働環境の違いにやりがいを感じた
- 靴屋の店員(女性・20代)
- 働いていた国:ドイツ
- 求められる現地での語学スキル:必須
とにかく日本に比べると自由な環境でした。時間通りにさえ出勤、退勤していれば何も言われないし、店の準備も開店後に始まるのでみんな5分前くらいにしか店にきていませんでした。
初日に30分前にきたら、早過ぎるよと注意されたぐらいです。またお客様は神様のような扱いがなく、お客さんと何か揉め事があったとしても店長や他の店員は私の話も必ず聞いてくれ、こちらに非がない場合は、謝罪せずにお客さんにきちんと指摘をしてくれます。それによってそのお客様が来なくても別に構わないといったスタンスです。
上司、部下、お客さん、店員といった立場に左右されずにちゃんとしてその人自信をみて評価してくれるところが、とても働きやすかったし、自信にもつながってみんなイキイキ働いてる雰囲気でやりがいを感じることができたとてといい体験でした。
日本人として生まれたことがメリットだと感じた
- 教育関係(男性・ 40代)
- 働いていた国:インド
- 求められる現地での語学スキル:できれば尚良し
やはり日本人は日本人というだけで特別な目で見られてるという事を非常に感じました。日本人は全員が金持ち、そう考えているのが外国人、つまり日本人に生まれたというだけで世界的に見ればメリットなんだという事を痛感いたしました。
海外の人は何を頼んでも嫌な顔一つせず引き受けてくださいます。テレビなどで海外の人が陽気にカメラに愛想を振りまいているのもその後にチップをもらえるだろうと期待しての事です。実際には日本人にはそんな慣習などないという事を理解していくと本当に友人となれた方、日本人だからという理由だけでお金目当てに付きまとっていた方の線引きが明確にできます。
何もわからないうちはどんな無茶ぶりにでも応えてくれるという日本人というだけでそういう目で見られている事を自覚し、恥じないような行動をしないといけない、これは帰国後も非常に常日頃の自分の行動の土台と今はなっていると感じております。
海外就職を充実させるためには?
海外就職を経験された10名の体験談はいかがでしょうか?
やはり、ビジネスレベルでの語学の上達ができたということ、そして海外で働いた経験というのは、日本の企業で働らくとしても、外資系企業や海外企業で働らくにしても、今後の大きな自信に繋がることでしょう。
また、海外で働くということは、改めて日本について考える良いきっかけにもなります。働く環境についても、経験に基づいて、今後は日本で働くべきか、海外で働くべきか、日本に拠点をおく外資系企業で働くか、日系企業の海外現地採用、また日系企業の駐在員として働くか、などより良い環境仕事を見つけるための基準を見つけることができます。
海外で働くというメリットとデメリットを理解した上で、海外就職や外資系企業で自分のキャリアに繋がる就職・転職の準備を行なって行きましょう。
海外就職に強い転職エージェントとして、求人件数が圧倒的に多いのは、国内最大手の「リクルートエージェント」 と、世界規模で展開している「ランスタッド」、この2社は必ず押さえておきましょう。
外資系企業、海外就職、グローバル企業に強い転職エージェント
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